都道府県 滋賀県
助成額 2,960,000円
活動開始日 2024/1/3
活動終了日 2025/9/30
助成金で行った活動の概要
令和6年能登半島地震では、発災後からミーティングを重ね、2月4日~8日、3月13日~15日に先遣活動や、調査活動を経て、4月5日より支援活動を開始しました。輪島市門前町では、鍼灸マッサージ団体のHART関東と協働し、月6日のペースで七浦地区の公民館での被災住民のストレスや疼痛の緩和、門前総合支所の職員に対するストレスケア、サロン活動への参加をいたしました。珠洲市飯田町では、珠洲市生涯学習センター避難所にて避難者に対するケア、珠洲市役所職員に対するストレスケアを行いました。珠洲市では現地の鍼灸師に活動調整と継続した支援活動の依頼し、被災者や支援者に対するケアができました。9月末の活動間際に奥能登豪雨が発生し、新たに被災された方もおられ、市職員等、支援に携わる方々も疲労が蓄積さることになりました。
活動日数 78日
支援対象者実人数 165人
支援対象者延べ人数 490人
参加ボランティア実人数 11人
参加ボランティア延べ人数 121人
本助成金による活動の成果
輪島市門前町と珠洲市にて、国家資格を有する鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師による被災者に対する支援活動を行いました、私たちの施術を受療いただいた方々の殆どが70歳以上であり、地震の影響で高齢化、過疎化が加速してしまったことが伺え、車による移動に頼らざるを得ない環境で、住民の方々が互いを見守る中で、「痛みや疲れを癒す」活動を行ってきました。何度も、現地に足を運びながら、再受療を呼びかけてまいりました。受療カルテを作成し、記録簿とすることで、前回に受療してからの身体の変化などを確認、健康管理の一つとなるための活動としました。継続した活動によって、術者が気がかりに思える「受療者の不安感や愁訴」を抽出し、必要であれば、医療機関への受診を勧めたり、巡回保健師に連絡を取ったりと、鍼灸・マッサージ活動を行いながら、住民の方々の健康被害が大きくならないように配慮いたしました。
また、市役所や外郭団体の職員など、当人も被災しながら支援活動に従事する方に対しても鍼灸・マッサージによるケアを行いました。地震の影響で残業や休日出勤といった庁が業務を余儀なくされる職員が多いので、平日の勤務時間中に鍼灸やマッサージを受療していただけるように職場と交渉しました。やはり、職員の多くは、8月末であっても家の中片付かず、地震によって増大した職務を、身を削りながらの遂行している状態でした。また、県外からの応援で派遣されている臨時職員の方々も、慣れない環境での単身赴任の中、ストレスを抱えている姿も目の当たりにしました。
輪島市、珠洲市とも現地に居住する鍼灸師・マッサージ師と一緒に活動を行い、気がかりな住民に対しては、当地の鍼灸院や接骨院の受療を勧め、当活動によって現地の施術所に圧迫がないように心がけました。
当活動によって、輪島市・珠洲市の被災地住民や行政職員の疲労緩和やストレスケアを行いながら、その受療時間や待合時間を利用した傾聴活動を行うことが出来ました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
当活動を行ってきたことで見えた課題として、
・奥能登地域は集落が点在してるため、住民に対する継続した支援活動を行うにあたっては、局地的な活動にならざるを得なかった。加えて現地までの移動に時間がかかるため、比較的居住者の多い地域での支援活動になってしまった。
・中能登町に宿泊拠点を設置したことで、幾分移動の時間は短縮されたが、それでも門前町まで1時間半、珠洲市まで2時間近くを移動に要したことで、被災地活動に不慣れな参加者の疲労を大きくさせてしまった。
・奥能登地方では、以前より過疎化・高齢化が深刻であったが、地震によって状況はさらに進んでしまった。地震が発生する前は、盆と正月には都会に努める我が子の帰省する場所、帰る家を守ることを自らの務めとしていた住民にとって、倒壊してしまった我が家は家族を迎え入れることもできず、自身の人生の意味を無くしたとの声を聴くことが多かった。
・頻繁に各地で災害が発生しているため、まだ倒壊した建物も多く、奥能登の状況について、忘れ去られ、捨てられる不安を感じている住民が多い。
・9月21日より発災した奥能登豪雨によって、新たに被災者が発生し、支援活動が必要になった。
※ これらの課題を解決するために、現地で活動している支援団体や社協との連携を強め、計画的に各地を巡回する支援を展開したい。また、施術者に対する傾聴やスピリチュアルケアの研修を重ね、被災者の苦しみを聴くことができる活動にしたい。活動における移動を少なくするため、現地での拠点をつくり、参加者の負担を軽減する。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://harinet.org/
https://www.facebook.com/npoharinet/
寄付してくれた人へのメッセージ
私たちの活動を応援していただきました有難うございました。ボランティアの高速道路無料を利用し、何度も現地に足を運ぶことが出来ました。
また、現地の鍼灸師やマッサージ師と一緒に支援活動を行い、被災された方の健康被害が大きくならないように努めることが出来ました。やはり、地震の傷は住民の皆さまにとってはとても大きく、金沢から車で2時間以上かかる輪島市や珠洲市では、過疎化が一気に進んでしまいました。このような中で被災された方が元気になっていただけるよう、これからも活動を継続していきたいと思います。今後とも、ご支援お願いいたします。