都道府県 千葉県
助成額 3,000,000円
活動開始日 2024/8/1
活動終了日 2024/10/31
助成金で行った活動の概要
一般社団法人四番隊は、平日は会社員として働きながら、週末に被災地で災害支援活動に取り組む非営利の技術系ボランティア団体で、派遣職員1名を現地に常駐させ、がれきの撤去、家財の搬出、ブロック塀の解体作業などを中心に支援を提供、現地でのニーズ調査も実施しました。また、屋根の上での作業や家財の運びだし、解体作業などの技術的な支援活動だけでなく、整体師によるストレッチ整体や、規格外で市場に出回らない花や店頭で売れ残った花を使用した「ロスフラワー」のフラワーアレンジメントのイベントを開催し、被災地域でのふれあいの場を設けることで心のケアを含めた支援も提供しました。
①石川県七尾市での支援活動
七尾市では、被災ゴミの搬出や運搬作業を中心に活動しました。高齢者の多い地域では、地震直後のまま放置された家屋が多く、以下のような支援を行いました。
・被災家屋内の整理、ゴミの仕分け、軽トラックによる運搬
・ブロック塀や屋根、外壁の解体と廃棄処理
・柱の修復、外壁の応急処置(ブルーシート養生)、漏水箇所の修理
これらの作業により、被災者が安心して生活を再開できる環境づくりを進めました。
②石川県穴水町での支援活動
穴水町では、崩れた屋根瓦の補修やブルーシート展張など、屋根の養生作業を実施しました。雨漏り対策に加え、崩れた瓦がさらに落下する危険を防ぐ補修作業も行いました。また、ボランティアの育成にも力を入れ、次のような技術指導を行いました。
・高所作業における安全確保の技術(ハーネス使用法や危険性の説明)
・作業を安全に進めるための技術的アドバイス
安全性を確保しながら、地域ボランティアが自主的に活動できる環境を整えました。
心のケアとコミュニティ支援
長期化する避難生活の中で、心のケアを目的としたイベントも企画・運営しました。避難所では、整体師を招いたストレッチ整体や、廃棄される予定だった花(ロスフラワー)を活用したフラワーアレンジメントイベントを実施。これにより、被災者がリラックスできる時間を提供するとともに、コミュニティのつながりづくりを支援しました。
また、ニーズ調査では、「元の生活に戻るのは難しい」という声が多く聞かれ、震災が地域社会に与えた課題が浮き彫りになりました。これらの声を受け止めつつ、被災地の復興と生活環境の改善を目指して活動しました。
活動日数 92日
支援対象者実人数 270人
支援対象者延べ人数 500人
参加ボランティア実人数 23人
参加ボランティア延べ人数 172人
本助成金による活動の成果
石川県七尾市では、被災ゴミの搬出や家屋整理を通じて、多くの被災者が自宅に戻れる環境を整えました。特に高齢者が多い地域で、手が回らなかった家屋の片付けが進んだことで、住環境の改善が顕著に見られました。また、屋根や外壁の応急処置を行い、漏水や風雨の影響を防ぐことで、住まいの安全性を向上させました。これにより、被災地の早期復旧に向けた第一歩を支援することができました。
石川県穴水町では、崩れた屋根瓦の補修や雨漏り対策など、高所作業を中心とした技術的支援を実施しました。この取り組みにより、瓦が落下する危険性を排除し、雨漏りによるさらなる家屋の損傷を防ぐことができました。住居の安全性が高まったことで、避難生活を送っていた住民が徐々に帰宅する動きが見られました。
ボランティア育成の成果
高所作業を中心に、地元ボランティアへの技術指導を実施した結果、安全に作業を行うための知識と技術を地域に根付かせることができました。特に、ハーネスの使い方や危険回避の方法を伝えたことで、今後の災害発生時にも対応可能な自主的活動が期待されます。また、地元ボランティアのスキル向上は、災害復旧における地域の自立性強化にも寄与しました。
心のケアとコミュニティ再生の成果
長期化する避難生活の中で実施した心のケア活動では、参加者から多くの感謝の声が寄せられました。整体師を招いたストレッチ整体では、避難生活で溜まった体の疲労が緩和されたと高い評価を受けました。また、ロスフラワーを活用したフラワーアレンジメントイベントでは、「花に触れることで心が癒された」「久々に笑顔になれた」という声が多く聞かれました。これにより、被災者の精神的な安定を支援し、地域のコミュニティ形成にも貢献しました。活動を通じて実施したニーズ調査では、高齢化の進む地域特有の課題が浮き彫りになり、「若い世代の流出が加速している」「元の生活に戻るのは難しい」といった声を踏まえ、支援活動の方向性を見直す必要性を認識しました。
以上の成果を通じ、被災地における物理的復旧だけでなく、精神的な安定や地域コミュニティの再生を支援することができました。また、地元ボランティアの育成を通じて、地域社会が災害に対する回復力を高める基盤を構築しました。被災地の復旧だけでなく、地域社会全体の強化にもつながったと評価しています。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題①
高齢化による復旧作業の停滞と行政との連携不足活動を通じ、特に高齢者が多い地域では、家屋の片付けや修復作業が進まない現状が浮き彫りとなりました。地震発生から数ヶ月経過した現在も、被災当時のままの家屋が多く存在し、住環境が整備されないことで避難所生活が長期化する被災者が少なくありません。また、ニーズ調査では「若い世代が転居し、地域に戻らない」という声が多く聞かれ、高齢化の加速が地域の持続可能性をさらに脅かす状況が確認されました。復興が遅れている要因として、行政との連携の問題が浮き彫りになっています。当初、公費解体の対象となる建物については家財の持ち出しが不要とされていましたが、現地の解体業者が「それでは作業ができない」と主張したため、急遽家財の運び出しが必要となる事態が発生しました。この混乱の間に災害ごみの集積所が閉鎖され、被災者が遠方まで廃棄物を運ばざるを得なくなるなど、行政の段取りの悪さが復興を著しく遅らせているとの批判が寄せられています。9月に入っても依然として家財の運び出しが進まず、支援団体からは「まだこの状況なのか」「遅すぎる」との怒りの声も上がっています。こうした行政の対応の遅れは、被災者の復興意欲を削ぎ、市民の生活再建を阻害しているとの指摘があります。
課題②
心のケアと支援体制の持続性避難生活が長引く中、被災者の精神的負担が顕著になっています。特に孤独感や将来への不安を抱える声が多く聞かれ、心のケアの重要性が再確認されました。一方で、支援活動を持続的に行うための人材や資金の確保も課題となっています。心のケアにおいては、専門家を招いた被災者交流を促進するイベントを引き続き実施、コミュニティの再構築を目指し、被災者同士が交流できるイベントを継続的に開催します。特に、今回の活動で非常に好評だったフラワーアレンジメントは、多くの被災者から「癒しの時間になった」「心が穏やかになった」という声が寄せられました。今後もこのような心のケアを兼ねたプログラムを拡充し、精神的な支援を強化していきます。今後の取り組みボランティアの育成と派遣を推進し、復旧作業の支援を進めます。行政と他支援団体との連携を強化し、被災者への支援を円滑化します。地元住民の精神的な負担を軽減するためのケアを行い、コミュニティの再生を目指します。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/profile.php?id=100084936543536
https://yonbantai.com/
寄付してくれた人へのメッセージ
このたびはご支援を賜り、誠にありがとうございます。皆様からの温かい寄付により、多くの被災者や支援を必要としている方々に手を差し伸べることができました。心より御礼申し上げます。
私たちの活動の現場では、災害や困難な状況に直面しながらも、日々希望を持って前に進もうとする方々の姿があります。しかし、生活再建や地域復興に向けた道のりは平坦ではなく、時に立ち止まりそうになることもあります。そうした中で、皆様のご寄付、ご支援があることで、家屋の修復や生活再建の一歩を踏み出す力となり、また、精神的な支えとして被災者の方々に勇気を与えています。
本助成金は、被災地の高齢者の方々をはじめ、復興に携わる多くの方々の手助けに活用されています。例えば、片付けや修復作業が進まず長引く避難所生活を余儀なくされている方々にとって、ボランティア派遣や支援制度の充実は欠かせません。また、地域全体が高齢化し、復興が思うように進まない中、皆様からいただいたご寄付は、復興の速度を少しでも上げるための貴重な財源となっています。
被災地では、物理的な復旧だけでなく、地域コミュニティの再生や住民の心のケアも必要です。このような包括的な支援を実現するためには、多くの方々の善意と協力が欠かせません。皆様のご支援は、私たちの活動を支える大きな力であると同時に、被災地の方々へのメッセージでもあります。
今後も私たちは、寄付者の皆様の思いを大切にしながら、一人でも多くの方の生活再建と地域復興に尽力してまいります。
最後になりますが、皆様の温かいご支援に心から感謝申し上げます。これからも、共に歩んでいただけますと幸いです。被災地が完全に復興し、笑顔が戻るその日まで、私たちは皆様とともに支え合い、歩み続けます。
改めて、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。どうぞ引き続き、温かいご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。