都道府県 愛知県
助成額 470,000円
活動開始日 2024/2/17
活動終了日 2024/2/18
助成金で行った活動の概要
石川県七尾市能登島野崎町内(200人)において、野崎町自治会および野崎町住民と連携を取りながら町内会総会などの機会を通してボランティアによる家屋・土地・宅内の片づけ作業などの声かけをし、依頼のあった方々に対し復旧・復興活動の協力を行った。
この度申請させていただいたのは2月17日~18日に実施した第3回目の活動です。
活動に際しては多くのボランティアが参加しやすいよう、週末を中心にの大型バス1台による0泊2日のボランティアバスを名古屋から運行。
現地では上下水道が復旧していない時期だったことから、簡易テントによる仮設トイレを持ち込み、自己完結を徹底し活動した。
限られた時間の中での活動を円滑に、また安全に進めるために、経験、年齢、特技等のバランスを取りながら4班に分け活動をおこなった。
地元町内会の役員の皆さんと連携し、それぞれのお宅での困りごとを事前に把握、必要な資機材はすべて持ち込んだ。
参加者は、東日本大震災以降の活動で繋がりのある方達だけでなく、中高生から70代までの幅広い層の新たな参加者が大半を占めている。
県外からの参加者もあり、活動の仲間が増えることや被災地での経験を通した防災意識の向上にもつながっている。
さらに、拠点となる愛知県内には、活動の事前準備や調整等の協力をしていただけるボランティアが10名程度おり、現地に足を運ぶことが難しくても、自分たちが少しでもできることをという想いで参加をしていただいた。
活動日数 2日
支援対象者実人数 200人
支援対象者延べ人数 200人
参加ボランティア実人数 45人
参加ボランティア延べ人数 90人
本助成金による活動の成果
大きなお宅、また高齢者が多く、「災害ゴミ」の運び出や集積所に出す前の細かい分別など、ご自身では片づけらず、発災後からそのままになってしまっていたものを、大人数のボランティアで取り掛かることで一気に片づけることが出来た。目の前の景色が変わることで、「明日からも頑張れる」と言っていただくことが出来た。
また、活動当初、ボランティアによるお手伝いを遠慮されるお宅も見受けられたのですが、活動するお宅へ向かう間も、地域の方にご挨拶をしたりとコミュニケーションを多くとることで、最初は遠慮されていた方々も、「うちも手伝って」「これは頼めるかな」と声を上げてくださるように変化していった。
ボランティアには「何か力になれたら」という中高生の姿も多く見受けられ、週末になると名古屋からのボランティアの元気な声が野崎中に響き、「災害ゴミ」の撤去とともに、ボランティアの皆さんの姿が野崎の皆さんを元気づけることが出来た。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
「自分よりも大変な人がいる」と、被災地ではなかなか声があげられない方がいらっしゃいます。関係を深めていくことで、助けを必要とされている方からのSOSをキャッチして行きたいと思っております。また今後は、私たちに何が出来るのかを考え、これまでのご縁から能登島仮設を中心とした能登島での活動をおこなうことになりました。能登島仮設住宅には、おおよそ8割の方々の引っ越しが終わっています。能登島東部の方が多いとはいえ、島外の方もいらっしゃるため、被災したことにより突然新しい生活を余儀なくされた住民の皆さん同士が、関係を深められるようなのコミュニケーションづくりのお手伝いを始めます。子どもたちとは、思い切り発散できるようなアクティビティをおこない、高齢の方とは健康体操をおこないます。そしてみんなで昼食を一緒にとることで、お互いの顔を覚え、会話が広がります。食事は、名古屋の韓国料理店「ソウル家」さんにご協力いただく予定です。突然の生活の変化、多くの不安の中過ごされている住民の皆さんが、1日でも早く新しい生活になじむことが出来るよう取り組んでまいります。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://blog.goo.ne.jp/aichiborasen/e/e690fae39d30318cc609d82d14859b61
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、ご寄付をお寄せいただきありがとうございます。
全国の皆さまがお寄せいただいた寄付は、被災地そして被災者の応援活動に活用させていただくのはもちろんですが、皆さまの想いを一緒にお届けするのだという想いで活動をおこなっております。
想いがあっても、人が足りなかったり、資金が足りなかったりと問題は山積みです。しかしながら、ボラサポの助成金のサポートにより、多くの団体がそれぞれの地区で活動を続けられております。本当にありがとうございます。
「被災地」といっても場所によって被害は様々で、広域となります。全ての地区に伺うことが出来ないもどかしさもありますが、ボラサポの助成金を通じ、ご寄付いただいた皆様と一緒にチームで被災地全体の応援活動をおこなっている気持でおります。
応援してくださる皆さまの想いをしっかりと被災地に届けるべく、また、一日も早い復旧復興を願い、引き続き精一杯の活動をおこなってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。