コミュニティへの初動サポート支援

団体名 一般社団法人とおがったプロジェクト

都道府県 宮城県

助成額 440,000円

活動開始日 2024/1/2

活動終了日 2024/2/1

助成金で行った活動の概要
●初動支援(1/2~1/5、1/29~2/1) 物的支援の実施 珠洲市に赴き、女性用生理用品やモバイルバッテリー、簡易トイレ等 直近で必要となる物資を車にて直接現地へ届けた。 モバイルバッテリー×50個 簡易トイレ×2000個 生理用品×200袋 LEDライト×10個 初動では訪問先での需要を聞きながら、帰郷後、発注を行い、1月末頃に再度赴き 現地避難所での配布等の支援を実施した。

活動日数 9日

支援対象者実人数 800人

支援対象者延べ人数 7,200人

参加ボランティア実人数 2人

参加ボランティア延べ人数 18人

本助成金による活動の成果
<3 被災者のための物資の運搬、仕分け、提供> 初動(1/2~1/5)では、奥能登までのルート確認及び状況把握が出来た為、 1月末の再訪問までに確実に必要とされる物資のニーズ把握が出来た。 震災から1ヵ月弱が経った段階でもなお、断水は続いており(2月時点)、 以降の炊き出しや、今後必要とされることについての事前リサーチも行うことが出来た。 この為、3月に再度訪問し炊き出しを行った際には、水の確保や作業場の確保等、 全て自分たちでクローズする仕組みが構築出来、スムーズに炊き出し作業を 実施することが出来た。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
(本報告書は4月時点で書いています) 1~2月期の初動、3月期の炊き出しを経て得た気付きは、 小さなコミュニティや、メディアに取り上げられない地域の支援が非常に薄いこと。 交通網が回復するに従い、奥能登から離れることを検討する人(特に若~中年層)が 増えていることが分かった。 ここから推定される課題は、保健福祉的な支援から事業再生へ向けた支援への移行を 如何にスムーズに出来るか?が大きな課題である。 その為には、今後は炊き出しをしつつも、建物再建や修繕等へ移行しつつ、 国・県・自治体で行っている支援策等を、地域のコミュニティの方々とも共有しつつ どの様な再建方法があるか?を共に検討しながら、事業再建を見据えた多様な支援を 今後は行っていきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/togattaresidence044/



寄付してくれた人へのメッセージ
本助成金のお陰で、未だ断水が続く多くの奥能登の方々の困りごとの解決に 役立てることが出来ました。 東日本大震災や台風19号を経験した私たちでも、能登の惨状は震災を 思い起こさせるものでした。 私たちは、支援の手が届きづらい小さなコミュニティを中心に支援をして参りました。 能登は輪島のみならず、珠洲や能登町、穴水なども甚大な被害に見舞われており、 4月時点でも、まだ断水は続いています。 そうしたメディアに取り上げられない所への支援はこれからも継続していきたいと思います。 改めまして、私たちの活動を支援下さり、本当にありがとうございました。