能登半島地震災害における炊き出しを中心とした避難者支援活動

団体名 一般社団法人災害プラットフォームおきなわ

都道府県 沖縄県

助成額 500,000円

活動開始日 2024/1/9

活動終了日 2024/3/9

助成金で行った活動の概要
1)発災直後の1月の活動概要 ①広域支援物資供給のための拠点整備 ②避難所での環境整備(窓の修復やドアの設置修復、水の確保、井戸整備など) ③避難所で被災者が運営する「炊き出し」のお手伝い ④簡易お風呂作成設置(薪風呂) ⑤支援物資配送と自主避難所を訪問しニーズの把握など 2)2月中旬から3月中旬までの活動概要 ①水道がまだ復旧していない地域を中心に炊き出し支援 ②自主避難所への支援物資へ供給 ③自主避難所又は集会所において、コーヒーやお茶お菓子の提供 ④マッサージなどの提供                                        3)3月中旬現在の活動                                    ①上記の活動を継続しながら、地域発支援グループへの支援かと                      ②地元の皆さんと課題とこれからの「能登」を考える定期なミーティング③被災地でのニーズヒアリング支援内容の調整活動

活動日数 30日

支援対象者実人数 1,100人

支援対象者延べ人数 1,100人

参加ボランティア実人数 50人

参加ボランティア延べ人数 620人

本助成金による活動の成果
高齢化率50%を超える地域での災害を目の当たりにし、自分の住む地域を能登に重ね 「いかに災害関連死を防ぐ事ができるのか?」という事を思いながら、「水道」が未だ復旧をしていない地域を中心に伺わせて頂きました。小さな支援活動ではあったかもしれないが、それでも被災された地域の方々、被災者支援活動をされている各種団体の方々と良い関係性を今回の活動を通じて築く事ができたのが大きな成果となった。発災直後は、支援物資供給拠点とボランティアの拠点整備、各種避難所の環境整備、水の供給、被災者が運営する炊き出しを支援する活動を主に行ってきた。2回目の活動は「炊き出し」の支援活動を中心に、自主避難所や集会所においてコーヒーやお茶、お菓子の提供、マッサージの提供などをさせて頂いた。思いがけず「コーヒーやお茶、お菓子の提供」の場が、仮設住宅への入居、2次避難などで、会えなくなっていた住民の方々の近況報告や、安否確認の場となっていたのが印象に残っている。日常が戻ったような安堵した住民の皆様の笑顔を垣間見る事ができ、この笑顔が少しでも被災者の方の「心の復旧」につながってくれたらと思う。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
被災地の現状が時間と共に報道されることも減少し、復旧ボランティアが思ったよりも増えていない現状が続いている。また、災害をきっかけに急激に過疎化が進んでいるように見受けられる。災害が起きる前のコミュ二ティの状態を保っている地域をあれば、廃業、転居や避難、仮設住宅などの入居などでこれまでの地域の繋がりが保つ事ができない地域もあり、コミュニテイが壊れていくことで、高齢者の方や、障害者の方の支援が今までのように立ち行かなくなると感じている。声なきニーズをどう可視化言語化し支援を行っていくのか?また、どのような形で「能登」に寄り添った支援ができるのか?ということを今回の支援活動で繋がりを持つ事ができた住民の方々と定期的にミーテイングを重ね、課題を掘り下げるという話し合いを続けている。これまで行ってきた支援内容を引き続き継続しながら、住民の皆さんとこれからも連携をし活動を行う予定となっている。また当団体の拠点である沖縄での取り組みと課題については、能登での活動を通じて学び、感じ、目にした事をこれからの沖縄の防災にどう生かしていくのか?なかなか地域の防災へ関心を持ってもらえないなという課題解決に「能登の経験」を伝える取り組みを継続していきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/dmpokinawa



寄付してくれた人へのメッセージ
ご支援を頂きありがとうございます。 能登滞在中にも地震を体感する中での活動となりました。 被災された多くの皆さまに精神的、経済的 体力的にも未だ多くの負担が重くのしかかっている現状が未だ続いています。今後も被災地域で活動をされている地元の皆さまと寄り添いながら、寄付をして下さった方々の期待にお応えできるよう、今後とも活動してまいりたいと思っております。