都道府県 岐阜県
助成額 180,000円
活動開始日 2024/2/1
活動終了日 2024/4/30
助成金で行った活動の概要
我々 神岡災害支援隊はこの度の能登半島地震を機に結成された。
主な活動方法と内容は、石川県災害対策ボランティア本部に団体登録をし、随時募集されるボランティアバス(ボラバス)に参加。県内各被災地にて災害ゴミの撤去、運搬、仮置き場での積み下ろし作業を行った。
活動日数 6日
支援対象者実人数 120人
支援対象者延べ人数 120人
参加ボランティア実人数 8人
参加ボランティア延べ人数 20人
本助成金による活動の成果
被災住宅に大小数多く残る家財一式を運び出した。
高齢者世帯や独り暮らしの住人だけでは運べないような大型家電、家具、ブロック塀等の重量物を家の奥や2階から運び出すことにより住人から喜ばれた。
また、災害ゴミ仮置き場においては休みなく搬入される被災家財の仕分け積み下ろしを行うことにより、地元自治体職員や業者だけでは手に負えない部分を補うことができた。
また、ボラバスは個人参加が多い中、我々の隊は団体で参加しているためチーム編成をした際にチームが纏まるまでの時間を要する必要が無く、活動開始とともにスムーズな作業を行うことができた。
また、回を重ねるにつれ分別の仕方など作業の流れを習得しているため他の参加者に指導できるまでになった。
短い期間内に隊員それぞれがスキルアップし災害復興に貢献できたことが大きな活動成果であると思う。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
我々が初めて現地入りしたのが発災1ヶ月後であったが、印象として全く手が付けられていないように感じた。
多くの災害ボランティアの必要性を強く感じたとともに、継続的な支援が必要であると感じた。
回を重ねると現地のボランティア本部のスタッフや装備品が充実していくのが目に取れた。
しかし、被災者とのマッチングがうまく取れない、ニーズを把握しきれないといった課題も見えてきた。
我々の活動もボラバス以外に他のNPO団体と連携を行うことにより活動の範囲を広めて行く必要があると考えている。実際に多くの実績があるNPO団体と連絡を取り今後の活動を模索している段階である。
瓦礫除去といったことは今後少なくなると思われるので、長期に渡る被災者に対する細かなケアをしていくフェーズに入りつつあると考える。
隊内でも今後の活動の方向性を話し合っていきたいと思う。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://kdst.kamioka.info
寄付してくれた人へのメッセージ
今回の能登地震を機に発足した隊であるため活動していく上での費用面が大きな課題となっていました。
瓦礫除去で使用する道具や隊員の身を守る防護具といったものを全て揃えようとすると多額の金額になります。
原資が全くない団体となりますので今回の助成を活用できたことにより、迅速に被災地へ出向き活動することができました。このことは隊員一同非常に心強く思うとともに、身の安全を確保できたことで全力で作業に当たれたことを感謝申し上げます。
皆様から頂いた貴重な寄付金を無駄にすることのないよう今後も精力的に活動していく所存ですのでどうぞ宜しくお願い致します。