都道府県 長野県
助成額 3,000,000円
活動開始日 45323
活動終了日 45473
助成金で行った活動の概要
この度の能登半島地震では、当会が社会福祉法人佛子園(以下「佛子園」)と共同で事業を行う福祉施設「輪島KABULET」が被災したこともあり、発生直後から、青年海外協力隊OBOGのネットワークを活用した被災地支援を直ちに開始しました。
発生直後から募ったボランティア登録者は、1月中旬には300名を超え、この中から被災地のニーズに応じた経験スキルを有する登録者に対して、原則1週間以上の中長期での参加を依頼。活動場所である輪島市及び能登町の避難所の状況に応じ、医療系福祉系のボランティア、配線工事に対応できる技術職、子育て支援のための教員免許等保持者等を派遣することで、中長期での活動であるからこそ可能となる顔の見える支援を行うことができました。
当会職員と合わせ、両避難所で1日あたり30名程の人員を配置し、環境整備、傾聴活動、運動プログラムの実施、炊き出し支援等、各避難所のニーズに応じた活動を展開しました。
活動日数 151日
支援対象者実人数 880人
支援対象者延べ人数 880人
参加ボランティア実人数 170人
参加ボランティア延べ人数 144人
本助成金による活動の成果
①2024年2月から6月までの間、延べ170名の中長期(1週間以上)ボランティアを派遣。
②同期間、当会スタッフを除き、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師等50名の医療関係者を派遣。医療系資格を所持した当会職員と共同して、常時健康管理を行いました。
③当会及び佛子園が運営する輪島KABULETにおける共同浴場を仕掛けとする「ごちゃまぜ」の交流をモデルに、新しい形の仮設住宅づくりが進むこととなり、復興のモデルづくりに貢献することができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
時間の経過とともに新規ボランティア登録者が減少し、どのように広報や声掛けを行い、必要なボランティアの数を確保するかが課題となりました。この点、リピーターの増加のほか、青年海外協力隊OBOG以外のボランティア参加者の広がりにより、現在も、多くのボランティアの皆様に支えられ、避難所から仮設住宅に活動場所を移し、支援活動を続けております。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.joca.or.jp/
https://www.instagram.com/joca_notodisastersupport/
寄付してくれた人へのメッセージ
能登震災支援のためのご寄付をくださったみなさまに感謝申し上げます。おかげさまで、震災直後から支援物資の輸送、そして、この度の活動期間中、170名程のボランティアを被災地支援に送り出すことができました。ご支援のおかげで、被災地における当会の支援活動は、場所を仮設住宅に移し、2024年8月現在でも継続しております。