能登半島全域の緊急支援から復旧支援活動

団体名 特定非営利活動法人MAKE HAPPY

都道府県 宮城県

助成額 3,000,000円

活動開始日 2024/1/2

活動終了日 2024/6/30

助成金で行った活動の概要
1月2日金沢に入り、3日より珠洲市を中心に活動をスタート。連携団体と協力して活動にあたる。 翌日には羽咋市に拠点を構え、羽咋市・七尾市・志賀町・中能登町・穴水町・能登町・輪島市・珠洲市と能登半島全域に活動を広がる。 (1)救援物資として、水や食べ物の配布(1月3日?2月末ぐらい、) 最初は水とすぐに食べれるものを中心に4?5台の車に別れ15名ほどで活動。救援物資の内容はその時その時で変わるものの、全国よりボランティアを受け入れ、多くの方々の支援を実施。  変わらず水と簡易トイレの需要は続き、4月ぐらいまでは水の配送とともに、細かいニーズに合わせた支援を実施。  最初は指定避難所のニーズを聞いて周り、物資を配布しました。しだいに指定外避難所(特に福祉系施設では、自主避難者が集まり、職員が避難所の運営に携わり、2ヶ月過ぎた頃に限界を迎えていた。)公民館や地域に任意の避難所への救援物資をお渡しする。 3月に入ると物資もフリーマーケット方式での配布りに移行していきました。5月以降はピンポイントな物資のお渡しになり、水に関しては6月でも必要としている地域もありました。 (2)炊き出し・焼き芋など、温かいものの提供(1月2週間目ぐらい?4月末)  2週間過ぎた頃から、温かいものを食べたいというニーズに合わせて、炊き出しのアテンドや、焼き芋の提供などを始めました。 3週間過ぎた頃から避難所で自主的に調理して食事をしているところの運営側の疲れが見えはじめ、炊き出しのサポートやリラクゼーションなどのその時のニーズの高まりに合わせて、新たな活動をおこなった。 現在も活動を実施。 (3)被害家屋などガテン活動(発災から1ヶ月半?)   羽咋市や縁のあった七尾市をスタートに、家屋系の支援を行っている。羽咋市は主に家財の搬出やブロックの運搬を社協さんと連携して実施。能登半島全域の市町で家屋系の支援を実施している。ニーズは尽きることがないのと同時に終息が見えていない。

活動日数 181日

支援対象者実人数 3,000人

支援対象者延べ人数 10,000人

参加ボランティア実人数 389人

参加ボランティア延べ人数 2,369人

本助成金による活動の成果
助成のおかげで、多くの活動を実施できるとともに多くの被災者の笑顔や感動の涙を見ることができました。 大きな成果は人材です。年内は活動するという長期のメンバーが、結果的に5名名乗りをあげ、下記の活動を継続しております。それぞれが活動のリーダーを務め、下記の活動を実施しております。 1:緊急物資の配布 延べ件数・・・ 227箇所 2:炊き出し、炊き出しのサポート・・・14,773食   3:リラクゼーションなどのアテンド・・・延べ1096人 4:家屋系の活動 ・・・85件完了、延べ230件 5:地域復活サポート(イベントサポート)・・・18件 緊急物資をお渡しする活動から、初期の段階から常時30名が活動をしており、レンタカー(トラックやワゴン車)を配備出来たことで多くのボランティアが多方面にわたり活動ができました。 6月末時点で、のべ2,369人がボランティアとして活動できました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
長期的な課題として。  人材の確保が1番に挙げられます。 今回、初動で1年の長期で活動する!と決めた5名の方がスタッフとして決意しボランティアを受け入れ活動をしております。そのおかげて活動はできるものの、災害支援のベテランが他に本業がありつつ週末に参加してくれました。 これまでの課題が本当に発災した際に、問題として浮き彫りのなりました。ベテラン組が支えてくれるものの、平常時から技術を持っている人の確保が出来ていないことが、最大の課題であります。 ニーズに合わせて、活動の幅が広がってきました。 行政や社協さんでは行き届かなくなる事態は、災害の規模によって大きくなります。 活躍の場が大きくなるのはありがたいのですが、社会全体としてマニュアル化し次の災害に備えることが大事であると思います。当団体の課題としては自助努力として持続的に活動できる手段を模索していくことが必須と思われます。 細かい課題を挙げるとキリがなく上記が根本的に解決に向かうと思います。 また、これからは子どもたちが活躍する支援のカタチをさらに発展し、20年後の『動く人』を育てていきます。 今後は、家屋系の支援を中心に、仮設住宅の支援や地域コミュニティサポートを行ってまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/stories/makehappy_story/
https://www.facebook.com/makehappystory/



寄付してくれた人へのメッセージ
みなさまのご寄付のおかげで、長期スタッフとして複数人が常駐ができて、多くの活動が実施することができました。さらに多くの被災された方々の笑顔に出会うことができました。本当にありがとうございました。 私たちボランティア団体は、多くの方々のご寄付とともに、ボラサポさんの助成金のおかげで活動を継続できております。おかげさまで、皆さんの代わりに活動をさせていただけて感謝でいっぱいです。   現地に来れない方から、よく『現地で活動してくれてありがとう』と言っていただけます。 しかし、本当は逆なんです。 私たちがありがとうを言いたい! 助成金をいただき、それで活動をさせていただけるだけではないのです。 被災されている方々から、多くの涙まじりの『ありがとう!』『ありがとうございます』をいただきます。人生で何度、涙しながらのありがとうをいただく経験ができるでしょう!? 皆さんの支援金という『愛』を預かり、私たちは、皆さんから預かった『愛』を被災された方に渡してるだけなんです。すると感動の『愛』をいただける。 一番おいしいところを経験させていただいております。 本当に心からありがとうございます。 皆様から預かった寄付のおかげで、充実した活動をこれからも継続できます。 当団体は、少なくても12月まで活動を継続することを決定しております。 引き続き、応援いただけると嬉しいです。 皆様の『愛』に代わりに、被災された方々にお渡ししていきます。