都道府県 石川県
助成額 3,000,000円
活動開始日 2024/3/1
活動終了日 2024/5/31
助成金で行った活動の概要
「あつまらんけ~のと」
能登半島地震で被災され、故郷を離れ金沢市内の避難所で避難生活を送っている方々の孤立防止・メンタルケアを図るためカフェを開催するとともに、当面の生活を支えるため支援物資を配布した。
【場 所】金沢福祉用具情報プラザ・福祉喫茶つづみ門
【内 容】
(1)カフェの開催(居場所づくり)
・開催実績:合計日数50日
・イベント:コンサートやマッサージなど計25回開催
(2)相談窓口の開設
・石川県社会福祉士会をはじめ、各専門職による相談窓口を開設
(3)支援物資の配布
・配布実績:合計日数50日
・配布物 :食料品、飲料水、衛生用品など
・物資受付:全国70の企業・団体、個人44人から計364件の提供
活動日数 50日
支援対象者実人数 9,386人
支援対象者延べ人数 9,386人
参加ボランティア実人数 837人
参加ボランティア延べ人数 837人
本助成金による活動の成果
・つどいの場(カフェ)の開催
飲み物を飲みながら同郷の方々が集い、励まし合う場としても活用され、傾聴ボランティ
アの協力のもと、人に話すことでストレスや孤独感の軽減につながった。
・相談支援について
専門家が被災者にしっかりと寄り添い、被災者と一緒に支援制度を探していくという形
をとることで、被災者本人も気付いていない不安や悩みなどの相談にのることができた。
・支援物資の配布
金沢市内で2次避難生活を送る人の中には、何も持たずに避難されてきた方や金銭面で
不安を抱えている方も多い。そうした中、全国からいただいた食料品や生活必需品などの
支援物資を配布することで、避難生活の安心・安定に寄与することができた。
また、支援物資の配布を通じて被災者と顔なじみとなり、何気ない会話の中から抱える
悩みなどを聞き取り、専門家への相談支援へとつなげることができた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【課題】
・つどいの場(カフェ)の運営
身近な場所に気軽に行くことができる「集いの場」が必要である。
金沢市中心部の1か所だけでの開催では、金銭面で行きたくても行けない方も出て
きてしまう課題がある。金沢市内に複数の「集いの場」があれば良いと感じた。
・支援物資の確保
安定的に支援物資を配布するために、各関係機関や団体からの協力が不可欠であり
「ほしい物資」と「届けたい物資」とのギャップ、支援物資の保管・管理に苦慮した。
・相談支援について
時間の経過や生活の場の変化に伴い、相談内容も変化してきた。
最近では、心身についての相談も多くなってきていることから、様々な専門家と連携し
相談対応にあたる必要性を感じている。
【今後の取り組み】
時間の経過に伴い、みなし仮設住宅(賃貸型応急)住宅に移る方も多くなってきた。
孤立防止、生活の不安軽減のためにも「つどいの場」の充実を図り、一人ひとりの悩みや
心配事に寄り添っていきたい。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.kz-yogu-plaza.net
atumarannkenoto
寄付してくれた人へのメッセージ
能登半島地震発生後、金沢市社会福祉協議会は、本助成金を活用し、「あつまらんけ~のと(集いの場)」を実施いたしました。
金沢市や関係機関・団体と連携し、支援活動に取り組む中で「ここ(あつまらんけ~のと)に来ることが生きがいになっとる。」、「なかなか知り合いに会えんけど、ここに来れば誰かに会える。ここはホッとする場所や。」という声もいただきました。
また、「あつまらんけ~のと」で見たチラシをきっかけに就職先を見つけ、新生活を
スタートした方、関係期間と連携しながら能登での生活に戻られた方もいらっしゃいます。
今後も2次避難されている皆様が安心できる日常生活に戻れるよう、丁寧に寄り添いながら
支援を続けていきたいと思います。
ご支援ご協力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。