被災地ボランティア活動

団体名 一般社団法人日本消防救援

都道府県 神奈川県

助成額 2,780,000円

活動開始日 2024/2/2

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
令和6年1月1日に発生した能登半島地震でのボランティア活動は、令和6年2月から12月までの11か月間行いました。  石川県七尾市に現地調整員を常駐させて被災地支援と情報収集を毎日行いながら、全体活動としては七尾市及び輪島市での活動を約50日間、延べ350名以上の会員による活動を行いました。当初は雪が降る時期で防寒対策が必須の活動となりましたが、夏の時期は逆に暑さとの戦いながらの活動となりました。  約1年間続いた活動ですが、一般ボランティアでは難しいと思われる活動をできることが、私たちの専門分野でもあるため、活動の内容は多岐に亘りましたが真摯に取り組み、被災された方から喜んでいただけたことで、「活動して良かった」と思うことができました。能登半島ではまだまだ復旧復興の道半ばと感じており、今後も活動を続けていく所存です。

活動日数 50日

支援対象者実人数 90人

支援対象者延べ人数 90人

参加ボランティア実人数 343人

参加ボランティア延べ人数 343人

本助成金による活動の成果
当法人は、技術系ボランティアとして活動しており、一般ボランティアの方では困難と思われる作業を中心に活動しています。能登半島地震やその後に発災した大雨による水災での活動は、高所からの重量物搬出や倒壊した塀の解体、トラックの運転、床板はがしと流出した土砂清掃などになりました。こうした活動には大型の発電機や破壊工具など、ボランティアセンターでは調達できない資器材が数多くあり、本助成を利用することでその部分を補填し活動をスムーズに行うことができました。また活動に参加するメンバーは生業の傍ら、余暇や有給休暇を利用し、自費にて能登半島に赴いていましたが、交通費や宿泊費を助成することができました。本助成制度のおかげで被災者のお役に立てたことはもちろん、余暇を活用してボランティア活動にあたるメンバーの方々に経済的負担を軽減させていただくことで11ケ月に亘り、継続的な被災地支援ボランティア活動ができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【課題】  被災地で必要な資器材や物資が様々であるため、常に現有している資器材で十分で満足のいく活動ができるとは限らないこと。 【今後の取組み】  活動メンバーの活動報告により、必要な資器材を補充していくことで活動内容の精度を上げていく。  また、消防職員、消防団員、防災士がメンバーの7割以上であるため、今以上に信用される団体を目指し、助成金が有効に活用されていると自他共に認められる団体となれるよう人間性も高めていく。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/NFDR119
https://nfdr.jimdofree.com/



寄付してくれた人へのメッセージ
当法人は、消防職員、消防団員、防災士等が中心となり、東日本大震災を契機として発足いたしました。国内の被災地に赴き、様々な活動を続けており、今後も続けて行きます。法人役員の活動含めてすべてボランティアで運営しているため自費による活動となっており、活動の継続性が課題となっていました。本助成を利用できたことで資器材の購入、交通費、宿泊費などの負担が軽減、継続的な活動をすることができ、寄付をしていただいた皆様に感謝申し上げます。  能登半島では「復旧復興道半ば」であります。私たちも今後も継続的な活動を続けて参ります。