一般財団法人日本笑顔プロジェクト

団体名 一般財団法人日本笑顔プロジェクト

都道府県 長野県

助成額 2,990,000円

活動開始日 2024/1/3

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
令和6年に発生した能登半島地震に対し、日本笑顔プロジェクトは、珠洲市を中心に積極的な災害支援活動を展開しました。地震発生直後から、重機を活用した道路啓開や貴重品の搬出、家屋保全、入浴支援など、多岐にわたる活動を実施し、延べ500名以上のメンバーが参加しました。 1. 道路啓開作業 崩落した道路の瓦礫を重機で撤去し、交通の確保と救援物資の輸送を可能にするため、迅速な再整備が行われました。 2. 貴重品や車両の搬出支援 倒壊した家屋や土砂に埋もれた貴重品や車両を、被災者の要望を聞きながら慎重に重機を操作して無事に搬出しました。 3. 家屋保全作業 余震によるさらなる崩壊を防ぐため、被災家屋に対する一時的な補強や屋根の補修、防水シートの設置などが行われました。 4. 入浴支援 地震による断水が続く地域にドラム缶風呂を設置し、湧水を薪で沸かし、避難所となった施設の浴槽にお湯を張り被災者に提供することで、安心して衛生を保てる環境を整えました。 これらの活動には、重機のレンタル費や燃料費、資材費、防水シートや木材などの材料費、ボランティアの交通費・宿泊費が必要であり、これらを適切に活用して支援が進められました。これにより、被災地の生活基盤の回復と安全確保が迅速に進展し、地域復興に大きく貢献しました。"

活動日数 268日

支援対象者実人数 289人

支援対象者延べ人数 1,000人

参加ボランティア実人数 151人

参加ボランティア延べ人数 601人

本助成金による活動の成果
? 重機のレンタル費および燃料費 ? 搬送・保全活動に使用する資材費(防水シート、木材等) ? ボランティアの交通費・宿泊費 瓦礫の撤去作業や、倒壊した建物の解体作業に重機を使用しました。特に、倒壊した家屋の下敷きになった物資の救出や、二次災害の防止のための緊急対応において大いに役立ちました。 被災した建物、家財の保護に、防水シートや木材などの資材を使用しました。これにより、雨漏りや強風によるさらなる被害を防ぐことが出来ました。 ボランティアの交通費や宿泊費を支援することにより、より多くの人材が現地での復興作業に参加することが可能となりました。彼らは、瓦礫撤去、物資配布、住居の応急補修など、さまざまな活動を行いました。 重機のレンタルおよび燃料費、資材費、ボランティアの交通費・宿泊費を適切に活用することにより、被災地および被災者の復興活動が大きく進展したと思います。これにより、被災者の生活基盤の回復と安全確保が実現され、地域の復興に大きく寄与する結果となりました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
本助成金を活用した活動を通じて、いくつかの課題が明確になりました。まず、重機のレンタルおよび燃料費に関しては、被災地の状況に応じた迅速な調達と稼働時間の最適化が課題として浮上しました。特に、災害発生直後における重機の確保や、長期的な燃料供給の安定化が重要であると認識しました。また、瓦礫撤去や建物解体に必要な資材、防水シートや木材などの調達については、被災規模に応じた需要の変動への対応が難しく、供給不足を回避するための事前準備や効率的な流通経路の構築が今後の課題といえます。 さらに、ボランティアの交通費や宿泊費の支援を通じて、多くの人材が現地で活動を行えたものの、長期的な支援を維持するための体制整備が必要です。特に、交通手段や宿泊施設の不足がボランティア活動の制約となる場合があり、地元自治体や宿泊施設との連携強化が求められます。また、ボランティアの技術や経験のばらつきを解消するための事前研修やスキルマッチングの仕組みも課題となりました。 今後は、災害時に迅速かつ持続可能な支援を行うために、資材・重機の備蓄や調達計画を平時から整備するとともに、地域との連携を深めた物流ネットワークの構築を進めます。また、ボランティア活動を効果的に支援するために、宿泊施設の確保や移動手段の整備、専門性を持つ人材の育成を推進し、支援の質を向上させることを目指します。これにより、被災地の復興活動をより迅速かつ効率的に進め、被災者の生活基盤の回復と安全確保に大きく貢献していきたいと考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://egaonowa.net/



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、私たちの活動を支えてくださる温かいご寄付を賜り、心より感謝申し上げます。皆さまからのご支援は、被災地における瓦礫の撤去や建物の解体、雨漏りや風害を防ぐための資材提供、さらにはボランティアの交通費や宿泊費の支援など、復興活動のあらゆる場面で大きな力となりました。 特に、倒壊した家屋の下から大切な物資を救出したり、二次災害を防ぐ緊急対応を行うための重機や資材の調達が可能になったのは、皆さまのご厚意のおかげです。また、交通費や宿泊費の支援により、より多くのボランティアが現地で活動でき、多様な復興支援に取り組むことができました。これらの活動が、被災地で生活基盤を取り戻し、地域の再建を加速させる原動力となりました。 皆さまの温かな思いが、被災者の方々にとって大きな希望と励ましとなっています。今後もいただいたご支援を大切に活用し、被災地の復興に向けて全力を尽くしてまいります。そして、活動の進捗や成果を皆さまにご報告し、感謝の気持ちを共有させていただきたいと存じます。 本当にありがとうございました。引き続き、被災地の方々の生活再建と安全確保のため、力を合わせて取り組んでまいります。これからも温かいご支援とご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。