都道府県 奈良県
助成額 3,000,000円
活動開始日 2024/1/2
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
令和6年能登半島沖地震において、石川県珠洲市外浦地区を中心に支援活動を行ないました。
令和5年の地震で支援に入った日置地区にむけて1月2日に出発し、支援物資の配布・避難所運営のサポート・家屋保全活動を中心に活動を行ないました。土砂崩れによる孤立や断水などのライフラインの停止など、避難生活にも大きな支障がありましたが、当初の日置地区から徐々に活動地域を広げ外浦地区全般での活動となりました。災害関連死ゼロを目標に掲げ、被災者の方のストレスを少しでも取り除けるように努力しました。
活動日数 90日
支援対象者実人数 431人
支援対象者延べ人数 726人
参加ボランティア実人数 18人
参加ボランティア延べ人数 358人
本助成金による活動の成果
甚大な被害をもたらした令和6年能登半島で被災した方々に、様々な支援を行ないました。
・避難所運営サポート及び各避難所区長との定期的な会議による情報共有
・支援物資の購入や配布及び生活用水確保のための水汲み支援、お風呂サポート
・介護施設等の見回りおよびサポート
・重機による道路啓開、倒壊ブロック塀の撤去、風雨や野生動物から家を守るための住宅保全活動
・仮設トイレの洋式化
・貴重品の取り出し
・ペットレスキュー
・整体支援
など被災者が抱える様々なストレスを軽減することにより、災害関連死を防ぐことができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
1月から3月までの活動は主に被災者の方々のストレスを取り除くことを中心に活動を行ないました。被災住宅についても冬場の雪や強風などの危険もあり、屋根のブルーシートによる応急処置は緊急応急処置制度を利用していただきました。結果、屋根以外の活動に多くの時間を使うことができ、より細かな対応ができたと考えられます。4月以降は実際に二次避難から戻る方なども増える見込みで、新たなニーズが発生していくと思われます。今後も災害関連死を防ぐこと、避難所のサポートをすることは大切な活動となります。一方で屋根や壁の保全や公費の対象にならない寺社などの対応も増えていくと考えます。支援の形は技術的な活動へと変化していくと考えられます。梅雨の時期までに屋根のブルーシート張りなどの対応が中心となっていくと考えます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www/facebook.com/rescueassist
寄付してくれた人へのメッセージ
いつも災害支援にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
この度の災害は昨年の地震をはるかに上回る、広範囲で大きな被害となりました。また、お正月という新たな一年の始まりの日に発生したことも大きな衝撃を与えました。
私達は1月2日から活動を開始し、石川県珠洲市の中でも外浦地区と呼ばれる能登半島の先端で活動を開始しました。支援に関わる団体全てで災害関連死ゼロを目指し、様々な活動を被災者に寄り添いながら長期滞在で行うことができたのも、ご支援を下さった皆様のおかげです。今後も長い支援が続きますが、どうぞ被災地に心を寄せていただきますよう改めてお願い申し上げます。