能登半島地震緊急復旧サポート

団体名 災害復旧サポート

都道府県 埼玉県

助成額 2,990,000円

活動開始日 2024/5/1

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
【マイクロバスによる生活介助、地域の移動、コミュニティづくり】①七尾市御禊コミュニティーセンターのお茶会の際に仮設住宅の避難者様の送迎を毎月行いました。②御禊コミュニティーセンターを利用する子供達を、穴水、珠洲市の他地域への視察見学ツアーを実施しました。被災地でない場所で心を癒したり、自分の地域以上の被害があった地域で色々と感じ取って頂きました。③金沢に二次避難している方の送迎を行いました。④珠洲市の被災家屋からの家財の片付け移動を行いました。⑤珠洲市の移動した家財を雨から守るために他の場所への移動を支援しました。⑥11月には七尾市の小学生が珠洲市のみさき仮設住宅に支援物資を配布するお手伝いをして頂き貴重な経験をしてもらうことができました。⑦埼玉からボランティアバスを運行し支援初参加者を導きました。⑧12月には地震と水害両方の被災者様を仮設・在宅の方混合で和倉温泉や七尾市での買い物のためのツアーも実施しました。⑨関東圏からの支援物資の搬送を行いました。⑩関東圏のボランティア未経験者を珠洲市にお連れしました。【マッサージチェア設置】特に甚大な被害と半島の外浦という立地である珠洲市大谷小中避難所、馬緤休養村避難所、利用者が多く集まる七尾市御禊コミュニティーセンターの3か所に高性能なマッサージチェアを設置させて頂きました。予想どおり長期の避難と今後も仮設住宅での生活が長引くので大変喜ばれています。珠洲市2か所は12月で避難所として閉鎖されましたが仮設住宅で引き続き継続利用されます。 【珠洲市外浦海岸清掃】 地震により隆起しゴミが露呈した海岸を30回清掃し綺麗にしました。その海岸で砂取節祭りを開催することができました。 【屋根補修・家財かたづけ】 狼煙地区の岡崎様のアトリエのサポート活動をいたしました。

活動日数 100日

支援対象者実人数 200人

支援対象者延べ人数 2,000人

参加ボランティア実人数 30人

参加ボランティア延べ人数 300人

本助成金による活動の成果
【マイクロバスによる生活介助、地域の移動、コミュニティづくり】①七尾市の小学生を自分の地域より甚大な被害の地域をみて感じて支援のお手伝いをして頂いたことで支援の勉強をしてもらえました。また珠洲市の仮設住宅の方達も子供が少ない地域なので大変喜んで頂けました。②珠洲市の地震・水害被害の二重被災した方達を七尾市和倉温泉や買い物をしてもらう視察兼コミュニケーションツアーを実施しました。仮設・在宅被災者様が交流・意見交換・そして友達になって頂け非常に大きな成果がございました。③埼玉からボランティア未経験者をお連れしボランティアのノウハウや対応、現地の状況を見て頂きました。その後も継続して参加して頂いたり募金や物資を継続支援していただき大変な成果がございました。④七尾市御禊コミュニティーセンターで定期開催されたお茶会の際に当チームが送迎役を担いました。仮設住宅を順巡回して移動困難者をコミセンに送迎しコミュニティーが出来たと喜んで頂けました。⑤七尾市や珠洲市の被災地域の子供達の力を借りたり、現地の個人事業主様や個人の方々にも当チームの支援活動のお手伝いをして頂いております。結果沢山のコミュニティーや新しい繋がりが広がって行き非常に成果がありました。私たちが全面にでるのではなく被災地域の方々の主体性がでるように導きフォローさせていただく事で心折れかけた方達も少しずつ前向きになってきていると感じる機会が多々ございました。⑥チームふじさん珠洲市災害ボラセンと連携し芸術家さんのアトリエの屋根修理、家財の片付け移動を支援しました。傾いたアトリエは岐阜の業者様が修復しそこからまた支援と再建の連携が生まれ寺家の象徴である翠雲寺地蔵堂の解体も免れ芸術家様やお寺関係者様から感謝のお言葉と復旧・復興へ希望が湧いたというお言葉をいただきました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
東日本大震災から全国各地の激甚災害を経験してきましたが能登半島地震はスピード感や特有の閉塞感があり今までの経験値では計れないことが多々ありました。マイクロバスで巡回や移動に関しても1年たった今頃からニーズが増えてきています。仮設の設営やリーダーとなる方の選考が非常に遅れ結果仮設間や移動に関しての調整が非常に困難でした。9月には水害もあり今までの被災地域以上に寄り添い、継続して支援をしなければ復旧復興が遅れてしまいます。物理的な支援もさることながら精神面のフォローも今までの被災地域以上に力を入れて行わなければならないと感じています。また支援者やボランティアだけでなく被災地の老若男女問わない方々が自ら助け合い、寄り添いながら復旧復興を進めていく必要性を感じております。当チームはそんなきっかけづくりや少しだけ背中を押して被災者様自身が強い意志と力で能登半島を前以上に発展させるお手伝いができればと考えております。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/motoji.ohishi



寄付してくれた人へのメッセージ
前例のない地震と水害被害を受けてしまった能登半島です。地理的にも支援者が少ないように感じています。現状のままですと東日本大震災並みもしくはそれ以上に時間がかかりそうですから支援も深く幅広く続けていく必要性があります。寄付者の方々も周りの知人の和を広げ引き続き温かいご支援を頂けたら幸いです。当チームもボランティア未経験者をお連れしたり能登半島の被災の少ない方々の力と和をひろげながら継続支援をさせて頂きます。また今までの活動により多くの被災者様が笑顔になったのは心優しい寄付者の皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。