都道府県 神奈川県
助成額 480,000円
活動開始日 2024/1/5
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
石川県珠洲市、七尾市、志賀町において、週末を中心に災害ボランティア活動を実施している。
具体的な活動内容として、発災直後は珠洲市飯田地区への支援物資を購入し配送、炊き出しを行っている災害ボランティア愛・知・人のサポートを行った。また、富山県射水市、高岡市への支援物資の配送も行った。
1月中旬からは七尾市常駐で支援を行っているsein sien westと協業する形で、被災した家屋からの災害廃棄物の搬出、地震で傾いて倒壊の危険のあるブロック塀の解体・仮置き場への運搬作業を実施した。
同様の活動を志賀町災害ボランティアセンターとの連携で定期的に行った。
現地での活動と並行して、被災地の復旧が進んだ際に、被災した屋根の応急処置に必要とされるであろうアシスト瓦(段ボール、防水シート、防水テープで作る簡易的な瓦)のストックを作成すべく、東京都中野区にてアシスト瓦作成会を実施、現地での支援が難しいがサポートをしたいという多くの方にご参加いただいた。
活動日数 32日
支援対象者実人数 1,151人
支援対象者延べ人数 2,559人
参加ボランティア実人数 32人
参加ボランティア延べ人数 111人
本助成金による活動の成果
発災直後には、石川県珠洲市にて炊き出しのお手伝いを1週間実施し、延べ1800名分(総対象者数520名)の食事を提供した。また、石川県珠洲市・七尾市、富山県射水市・高岡市に衛生ガウンを計460着提供した。その後一月中旬以降、災害ボランティア活動に従事し、七尾市で約47件、石川県志賀町にて10件のニーズに対応。
また並行して、都内ではアシスト瓦作成会を3回実施し、今後被災地で必要となるのアシスト瓦を計111枚作成した。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
ボランティア活動で現地のニーズに着実に対応はしているものの、発災直後から状況が変わっていない場所も多く、今後も継続した支援が必要であると考えられる。
ただ、ニーズの掘り起こし、災害ボランティアの周知など、現状の支援施策は十分とは言えず、ボランティアの数も十分でない印象を受けている。加えて、世の中の被災地への興味も発災直後と比べると薄れてきているように感じられるので、今後も支援を必要としている被災地での活動を継続しながら、それと並行して、少しでも多くの方々に被災地への関心を継続して持って頂けるよう、SNS等を通じた活動報告や情報発信を継続する必要があると痛切に感じている。
そして、比較的参加へのハードルの低いアシスト瓦作成会は、誰でもできるリモートでの支援となるとともに、被災地に興味を持って頂ける機会となることから、現地への支援に繋がる活動として継続していこうと考えている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://uni-con.or.jp/
https://www.instagram.com/team.unicon?igsh=cWR0MG80anVsd2Uw
寄付してくれた人へのメッセージ
私たちの活動への暖かいご支援をいただき、まことにありがとうございます。我々の活動を通じて、少しでも皆様からのご支援を通じて受け取った暖かいお気持ちを被災地に伝えることができていればと思います。
被災地に関する報道は現地が徐々に復旧に向かっていることを伝えてはいるものの、多くの倒壊した家屋など、実際には被災直後から景色が変わっていない場所も多く、他の災害に比べて復旧はむしろ遅いと感じています。また、災害ボランティアの数も、他の災害に比べて少ないように感じています。そのため、現地でやるべきことは未だ多く、これからも年単位での息の長い支援が必要となると考えています。
私たちを含めた災害ボランティアが被災地で活動できているのは、皆様の暖かいご支援のおかげです。今後も息長く被災地で活動でき、少しでも被災地が復旧、そして復興に近づくよう、今後も息の長いご支援を頂けますと幸いです。私たちも、皆様のお気持ちを被災地に届けるお手伝いを、微力ながら引き続き実施していきたいと考えています。活動の内容は、適宜ホームページおよびSNSにて共有しているので是非ご覧ください。