①あつまらんけ~のと(集いの場、支援物資無料配布) ②のらんけ~のと(被災者の移動支援)

団体名 社会福祉法人金沢市社会福祉協議会

都道府県 石川県

助成額 500,000円

活動開始日 2024/1/27

活動終了日 2024/2/29

助成金で行った活動の概要
①あつまらんけ~のと  能登半島地震で被災され、故郷を離れ金沢市内の避難所で避難生活を送っている方々の孤立防止・メンタルケアを図るためカフェを開催するとともに、当面の生活を支えるため支援物資を配布した。 【場 所】金沢福祉用具情報プラザ・福祉喫茶つづみ門 【内 容】 (1)カフェの開催(居場所づくり)  ・開催実績:合計日数27日  ・イベント:コンサートやマッサージなど計3回開催 (2)相談窓口の開設 ・石川県社会福祉士会をはじめ、各専門職による相談窓口を開設 (3)支援物資の配布  ・配布実績:合計日数29日  ・配布物 :食料品、飲料水、衛生用品など  ・物資受付:全国51企業・団体から82件の提供 ②のらんけ~のと   能登半島地震で被災され、金沢市内で避難生活を送っている方々に対し、ボランティアが運転する車両でショッピングセンター等へ送迎することにより、外出支援を図った。

活動日数 29日

支援対象者実人数 867人

支援対象者延べ人数 867人

参加ボランティア実人数 393人

参加ボランティア延べ人数 393人

本助成金による活動の成果
①あつまらんけ~のと ・つどいの場(カフェ)の開催  飲み物を飲みながら同郷の方々が集い、励まし合う場としても活用され、傾聴ボランティアの協力のもと、人に話すことでストレスや孤独感の軽減につながった。    ・相談支援について   専門家が被災者にしっかりと寄り添い、被災者と一緒に支援制度を探していくという   形をとることで、被災者本人も気付いていない不安や悩みなどの相談にのることが   できた。 ・支援物資の配布   金沢市内で2次避難生活を送る人の中には、何も持たずに避難されてきた方や義援金等   もまだ支給されていないことから、金銭面で不安を抱えている方も多い。   全国からいただいた食料品や生活必需品などの支援物資を配布することで、避難生活の安   心・安定に寄与することができた。 ②のらんけ~のと   能登半島地震で被害を受け、金沢市内で避難生活を送っている方が移動手段が無く外出する機会も無い時に、ボランティアが運転する車両でショッピングセンターや銀行などニーズに沿って運行をすることが出来た。特に100円均一店への運行は大変喜ばれ、外出して店内を巡ることも楽しみにしていただいた。一度、参加希望者が多く定員オーバーとなりお断りをしたこともあり、次の福祉バスの運行に繋がった。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
①あつまらんけ~のと 【課題】  ・つどいの場(カフェ)の運営   「支援物資の受け取り」と「つどいの場(カフェ)への参加」はイコールであるため、   支援物資の配布がない日は、つどいの場を利用する方が少ない。   不慣れな2次避難先での孤立防止を目的とした「つどいの場」はとても大切だが、   ただ利用を促しても参加者が少なく、いかに足を運んでもらえるかが課題。  ・支援物資の確保    安定的に支援物資を配布するために、各関係機関や団体からの協力が不可欠であり    「ほしい物資」と「届けたい物資」とのギャップ、支援物資の保管・管理に苦慮した。  ・拠点の確保    支援物資の配布場所となった金沢福祉用具情報プラザには、専用駐車場がなく、   駅前という立地上、十分な駐車場を確保することができなかった。   支援物資を持ち帰るためには、自家用車が必要であり、十分な広さの駐車場は必要だと   感じた。   【今後の取り組み】  時間の経過に伴い、みなし仮設住宅(賃貸型応急)住宅に移る方も多くなってきた。  孤立防止、生活の不安軽減のためにも「つどいの場」の充実を図っていきたい。  ②のらんけ~のと 【課題】 乗車希望の方が気を使い、行先希望などニーズの吸い上げが大変であった。 事前に行先を固定することが困難であった。 【今後の取組】 参加者が気軽に申込み出来るよう、色々な企画を提示する仕組みづくり。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://www.kz-yogu-plaza.net
atumarannkenoto



寄付してくれた人へのメッセージ
能登半島地震発生後、金沢市社会福祉協議会は、本助成金を活用し、「あつまらんけ~のと(集いの場)」「のらんけ~のと(移動支援)」を実施いたしました。  金沢市や関係機関・団体と連携し、支援活動に取り組む中で「あつまらんけ~のと(集いの場)」では、「今まで会ったこともなかった方々と気軽に話しができ、不安な日々の中でのささやなか安らぎの時間となっています」という声もいただきました。  また、「のらんけ~のと(移動支援)」では、「春物の服や野菜が買えて良かった」という声をいただきました。  今後も2次避難されている皆様が安心できる日常生活に戻れるよう、しっかりと寄り添い ながら支援を続けていきたいと思います。  ご支援ご協力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。  引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。