令和6年能登半島地震における被災者緊急支援事業

団体名 特定非営利活動法人リエラ

都道府県 大分県

助成額 390,000円

活動開始日 2024/1/3

活動終了日 2024/3/31

助成金で行った活動の概要
炊き出しコーディネート 7回 災害ボランティアマッチング 24件 避難所訪問 25件 定期避難所訪問 7件 広域指定避難所以外の自主避難所を中心に訪問活動を行い、行政に登録させていない自主避難所を行政への報告を行ったり、衣類、防寒対策等の必要物資の提供を行った。能登町内で旧柳田村は孤立集落が多く、通信環境が悪く連絡手段が無くなることが多い地区には、スターリンクの衛星インターネット機器の設置を行い、道路が寸断したさいでも情報だけは入手できる環境を整えた。合わせて、停電地区にはポータブル電源の貸し出しを行い、照明や通信機器の電源不足を補った。 支援が少ないと感じた避難所では、定期的に訪問しながら避難者の困りごとや必要物資の定期用を継続的に行った。 炊き出しの際には提供いただいた支援物資の配布を行いながら、住民から現状の困りごとや必要物資の聞き取りを行った。 旧柳田村において被害が大きい在宅避難者が多い地区には戸別訪問を行い、支援物資や炊き出しの提供、災害ボランティアニーズの現地調査を行った。

活動日数 36日

支援対象者実人数 360人

支援対象者延べ人数 360人

参加ボランティア実人数 91人

参加ボランティア延べ人数 328人

本助成金による活動の成果
炊き出しでは、通常の開催場所に来ていただき提供する方法と、地区住民の協力により戸別配布を行う方法の2種類を行った。開催場所に来ていただく場合には、寒い時期の屋外での提供となり、高齢者やハンデをお持ちの方への提供が難しかったが、戸別配布を行うことにより通常炊き出し支援を受けられない方への提供を行うことができた。地域住民が配布をおこなうことで、地域住民同士の集落活動維持や現状確認にも役立った。災害ボランティアニーズは社協災害ボランティアセンターが対応できないニーズを中心に行った。派遣ボランティアは能登屋に宿泊しているボランティアを中心に派遣した。在宅避難者のニーズ対応を行ったことで生活再建を早めることができた。社協からのチラシの配布はあったが、頼まない方が多くおられたが、区長さんにニーズ調査に回ってもらうことで、必要な方へのボランティア派遣を行うことができた。 頻度に孤立する集落への衛生インターネット環境を整えたことで、通信の寸断や連絡が取れなくなるという状況が無くなったことで、土砂崩れ等の災害が発生した際に随時連絡が取れることで近隣住民等の災害に巻き込まれることがなかった。 避難所支援では、当初、段ボールベッドの設置されている避難所が皆無で、防寒対策や感染症対策ができていなかったところが多かった。最低限の健康管理に不安があったので、敷パッド、湯たんぽの支援を行い寒い体育館でも体調不良になることなく過ごしてもらえた。一つの避難所で体調不良者が出たときは、ゾーニングすることで感染拡大を防いだ。結果的に体調不良者はコロナウィルスに感染していたので、ゾーニングの効果が大きかったと言える。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
現地常駐スタッフが少なかったことで、支援できる避難所や被災者が限定された。炊き出し支援においても、開催場所や提供方法等が限定されてしまった。次回からは区長や公民館など地域のキーマンと連携しながら随時変化する状況に対応していきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/rearea.oita/posts/pfbid02W49XKrypT4cU9hVppiGwo65g3an2jm8DAPhESB3ewCpJvungVg6SgG85DvBLuLpxl
https://www.facebook.com/rearea.oita/posts/pfbid0M1ipZseDrPLcLK3rmiYNrmLjGbWyshXvgPN6Wkq7R1AJiT7Ah3cVpavKjc8d69CAl



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は皆様のご寄付のおかげで、発災直後から活動を開始し、被災された方々への支援を継続することができました。NPO法人という経営形態から、皆様のご支援が無くては、継続的な活動が難しいのが実情です。皆様のご寄付にはとても感謝しております。