被災地域の「今」を支援する活動と災害ボラセン運営サポート

団体名 特定非営利活動法人バルビー

都道府県 熊本県

助成額 2,440,000円

活動開始日 2024/1/4

活動終了日 2024/1/31

助成金で行った活動の概要
発災直後の先遣にて把握したニーズに対応。主に、避難所外避難含む避難場所および物資配布場所への飲食料や生活用品の調達、運搬、提供。災害ボランティアセンターへの資機材貸出。毎回JVOADを訪問し、活動状況の報告を行った。 1/11-1/16 ・輪島市:避難所から追加要請のあった物資を搬入。 前回の訪問で把握した門前町のビニールハウスは、電気・水がない状況が続いており、ポータブル電源、ソーラーパネル、毛布、飲料などを搬入。 ・志賀町:小学校避難所にて手が足りず物資が山積みのままだったため物資仕分け作業や整理を行いつつ、希望された物資を搬入。中学校避難所でも物資を搬入。役場管理の物資配布所にて希望された飲料やスキンケア用品を搬入。 ・内灘町:物資配布所にて希望された飲料や衛生用品を搬入。 ・金沢市:1.5避難所にて希望された飲料や物資を搬入。 1/17-18 ・輪島市の避難所2ヵ所より追加物資の要請あり。特に食料の希望。調理パンは届かなくなり、弁当配布は相変わらずない状況。調理できる状況かどうかは避難所次第であるため届ける食料に配慮が必要。 1/19-23 ・輪島市:輪島市の避難所2ヵ所に要請のあった物資(飲食料、生活用品)を搬入。高齢者がおかゆやカップラーメンはもう食べられないと訴えているとのことで、主に野菜、漬物、味噌汁を届けた。 ・輪島市:輪島市社協門前町支所より要請のあったブルーシート等を搬入。行政からの支給はあるが、家財が傷まないように使用されており不足しているとのこと。 1/24-27 ・内灘町社協より、災害ボランティアセンター稼働開始にあたり資機材貸出等の相談あり、搬出の準備。 1/28-1/31 ・内灘町:内灘町災害ボランティアセンターへ地震用の資機材等を搬入。運営にあたり必要なノウハウや効率化を共有。 ・志賀町:JVOADから協力依頼のあった北側6ヵ所の避難所を訪問(4ヵ所は再訪問)。すでに集約が開始されており、集約先になっている避難所の人数が膨れ上がっている。食事に関しての課題がほとんどの避難所で聞かれた。炊き出しの要望が具体的にあった避難所もある。 ≪活動分類≫ 1.被災者への炊き出し・物資支援 3.被災者のための物資の運搬、仕分け、提供 4.ボランティアのための資機材、物資の運搬、提供

活動日数 21日

支援対象者実人数 400人

支援対象者延べ人数 1,000人

参加ボランティア実人数 10人

参加ボランティア延べ人数 40人

本助成金による活動の成果
・外浦に属する輪島市、志賀町、内灘町等の物資配布場所や避難所外を含む避難場所を巡回し、今必要なニーズを把握したうえで飲食料や生活用品などの必要物資を迅速に届けることができた。 ・災害ボランティアセンターにおいては、これまでの災害での災害ボランティアセンター運営の経験及び熊本資機材ネットワークを活かし、必要な資機材の貸出や運営ノウハウなど市町社協のサポートを実施できた。 ・関係性ができたことから、社協からは相談や資機材の追加要請等の連絡が入るようになった。すでに訪問した避難所等とは連絡を取りながら不足物資等を把握し、ニーズに応じて活動を行っている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・避難所での食事の課題が継続している。市町により状況は異なるため、現状を把握しながら対応していく必要がある。炊き出しが来ておらず切望された避難所への炊き出しを2月初旬から実施している ・災害ボランティアセンターへの資機材貸出については、全国的な調整連絡がなかったため、個別に要請のあった社協への貸出を開始した。追加の資機材や飲料の要望への対応継続や稼働し始める災害ボランティアセンターへの資機材貸出を行っている。活動内容の変化に伴い必要資機材が変化することもあり、貸出中の資機材のメンテナンス等も含めてフォローアップを継続する。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://bulby.net/category/noto2024earthquake/
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrnX3kbB8oEpN_gvz1cV31K1-AuqaelqQ



寄付してくれた人へのメッセージ
みなさまの暖かいご支援のおかげで、避難生活を続けている住民や、住民さんを支える地元の支援者の声にこたえることができます。本当にありがとうございます。熊本地震の経験を少しでも活かせるよう活動いたします。