避難者応援家電バンク・フードバンク

団体名 社会福祉法人野々市市社会福祉協議会

都道府県 石川県

助成額 610,000円

活動開始日 2024/2/1

活動終了日 2024/3/29

助成金で行った活動の概要
■1月19日よりフードドライブ募集開始:食糧品の寄付を募る ■1月25日より避難者応援家電バンク募集開始  ・募集の流れ内容を調整計画、市内関係団体・市民・企業等へ家電の協力・寄附を募る、展示場所の確保(無償提供)農協より了解を得、環境を整えた。また、会場でのボランティア(受付、清掃、配送等)の募集調整を行った。 ■2月1日より家電バンク・フードパントリー開始  寄付いただいた家電を展示し希望家電(寄附物品)を無料で提供し食糧品も合わせて提供する。 ボランティアの活動                                                                 ⇒ 清掃・チェックボランティア2名 清掃、動作チェック 展示へ ⇒ 受付ボランティア2名  避難者の受付、配送の内容確認 ⇒ 配送等ボランティア 家電(特に冷蔵庫、洗濯機)を自宅まで配送、必要に応じて設置                  ?家電を提供くださる野々市市民のお宅への家電受取、避難者の方々は地震の影響で車も破損し車がない方や持っていたとしても洗濯機や冷蔵庫を配送できる車がない為、この事業で軽トラックをレンタカーで借用し、家電配送希望やこの事業の場所までくることができない方へ送迎であったり、家電配送をボランティア等で行う。                             地元ののいち農協より提供いただいた建物は当協議会より離れた地域であり、職員が通常業務と掛持ちしながら避難者への対応は難しく、避難者の方々が継続的に立ち寄れるよう常時開放するため、常駐スタッフが必要である。

活動日数 39日

支援対象者実人数 230人

支援対象者延べ人数 636人

参加ボランティア実人数 45人

参加ボランティア延べ人数 255人

本助成金による活動の成果
常駐スタッフがいることで、避難者ともコミュニケーションがとれ、「分からないことがあれば、この場所で聞くことができる」ということが認識された。なお、野々市市においては地震の影響がなく、まだ被災地ではボランティア活動ができない中で、市内で何かできないかと市民から声が上がり、この事業を展開させた。また、「避難者応援家電バンク・フードパントリー」では、野々市市民への家電や食品の提供を呼びかけに応じて家電提供いただくお宅への受取、家電を希望する被災者のお宅への配送や車がなく会場に来れない方に対し送迎等をする為に軽トラをレンタカー会社より借用し対応した。また、ボランティアの皆さんと毎朝、ミーテイングを行うことでボランティアの皆さんとも意思疎通ができ、避難者の方へよりよい「拠り所の場所」を提供できている。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
地震の影響が大きく、みなし仮設入居するも三者契約が進まない状態であった。2月時点では、みなし仮設手続きが進んでいない方が多く、避難者の皆さんは「避難者応援家電バンク・フードパントリー」事業で家電等を揃え、野々市市での生活をスタートさせた。「需要と供給」のバランスが難しく、その他、地域社協への呼びかけや市民活動で同じ様な活動をされてる方へ提供を心がけた。SNS等の配信で県内外の企業や市民団体に協力いただき助かるが、それ以上に希望する避難者の方がおり、都度満足できる提供が難しい。いつまでも寄付やボランティアは続かない。いつまでも提供するのではなく、被災された方々が再建に向けて自力で生活をおくれるように事業を展開しなければならない。今後は被災者の皆さんが集う場やサロン、グラウンドゴルフの情報や老人クラブの情報、生活する際の情報を求められており、この場所へ来ると情報を知ることができるといった仕組みづくりが必要。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://nonoichi-shakyo-news.blogspot.com/
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02os9hcRzPfzNuWsBb8PgUvNibBkNCKoaxeHURujZ4CZAHUhH2Xg2fZfCc9BUfi862l&id=100070239380420



寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付をいただきました皆様、この度は、1月1日に発生いたしました令和6年能登半島地震において野々市市へ避難された方への仕組としまして「避難者応援家電バンク・フードパントリー」事業を立ち上げ、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」活用させていただき、常駐職員の配置や軽トラをレンタカー会社で借用することで、ボランティア活動が広がり一緒に事業運営ができるようになり、予測しない地震であり、予算のないところでの事業展開でしたので本当に助かりました。感謝申し上げます。ありがとうございました。