都道府県 長野県
助成額 2,290,000円
活動開始日 2024/1/2
活動終了日 2024/1/31
助成金で行った活動の概要
この度の能登半島地震では、当会が社会福祉法人佛子園(以下「佛子園」)と共同で事業を行う福祉施設、石川県輪島市河合町内「輪島KABULET」も被災。発生翌日、1月2日、災害対策本部を設置し、石川県内の事業連携先である佛子園と共に支援活動を行うこと、先遣隊職員2名を直ちに輪島市に送ることを決定しました。
同年1月4日、主に青年海外協力隊OBOG(発信対象者1万名以上)を対象に「『令和6年能登半島地震』被災地支援に関するご協力のお願い」を配信し、ボランティア参加及び緊急物資の支援の提供を依頼しました。全国の協力隊OBOG等から多くの支援物資が送られたほか、当会が活動を行う各自治体からの支援物資を送り届けることができました。
発生直後から募ったボランティア登録者は、2024年1月6日時点で60名、8日には150名、17日には300名を超え、1月8日に第一陣として6名を派遣。以後、被災により疲弊された方々の心身の健康を保持する必要から、医療系、福祉系の資格経験スキルを有する方を中心に参加を依頼。輪島市及び能登町の避難所を対象に、同年1月中、原則1週間以上の中長期参加可能なボランティア延べ39名を派遣することができました。当会職員と合わせ、両避難所で1日あたり30名程の人員を配置し、環境整備、傾聴活動、運動プログラムの実施、炊き出し支援等、各避難所のニーズに応じた活動を展開しました。
2024年7月24日現在、当会は、ボランティアスタッフとともに、仮設住宅での見守りを中心とした支援活動を継続しております。
活動日数 30日
支援対象者実人数 880人
支援対象者延べ人数 880人
参加ボランティア実人数 39人
参加ボランティア延べ人数 39人
本助成金による活動の成果
輪島市内4か所の避難所(約700名が生活)及び能登町内の避難所4箇所(約180名が生活)を中心に支援活動を展開しました。本助成金を活用させていただき、事務局長をはじめ、被災地支援経験豊富な職員、マネジメント能力に優れた職員を被災地支援に派遣。青年海外協力隊OBOGを中心に構成されたボランティアの配置調整業務にあたりました。生活インフラが被害を受けるなか、水タンク、ガソリン携行缶等の活動を支える備品消耗品を、避難所支援活動中の感染症予防を図る必要からマスクや消毒液、携帯トイレ等の衛生用品を、そのほか、多くの被災された方や支援グループが混在する避難所内で、活動中の当会スタッフを把握する必要から、ユニフォームとしてのビブスを購入させていただきました。様々な資格経験スキルを有する、発展途上国での国づくり活動を経験した青年海外協力隊のOBOGを中心に、原則1週間以上の活動が可能なボランティアを派遣、中長期の活動を通じて、被災された方との信頼関係の構築しつつ、各種ニーズに応じた活動を展開することができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
震災発生直後、ボランティア登録者数は一か月足らずで300名を超えるまでに増加しましたが、時間の経過とともに勢いは鈍化し、どのように広報や声掛けを行い、必要なボランティアの数を確保するかが課題となりました。この点、リピーターの増加のほか、青年海外協力隊以外のボランティア参加者の広がりにより、現在も、多くのボランティアの皆様に支えられ、避難所から仮設住宅に活動場所を移し、支援活動を続けております。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.joca.or.jp/
https://www.instagram.com/joca_notodisastersupport/
寄付してくれた人へのメッセージ
能登震災支援のためのご寄付をくださったみなさまに感謝申し上げます。おかげさまで、震災直後から支援物資の輸送を行い、そして、この度の活動期間中、40名を超える職員・ボンランティアを被災地支援に送り出すことができました。ご支援のおかげで、被災地における当会の活動は、2024年7月24日現在でも継続しております。