都道府県 兵庫県
助成額 1,730,000円
活動開始日 2024/1/1
活動終了日 2024/10/31
助成金で行った活動の概要
当法人職員及びボランティア約1,300名が、石川県七尾市に支援ベースを構え支援活動を実施。産業の復興が重要であるという観点から、「生活復旧」と「産業復興」を軸に、支援活動を実施。
具体的には、以下の活動を実施しました。
・民家の家屋内清掃
・能登島の民宿の家屋内清掃
・災害ゴミの運搬
・一本杉商店の清掃
・集会場、キャンプ場等の施設の清掃
・農業支援
・壊れた外壁の撤去作業
・物資支援
・復興支援イベントの企画・運営 等々
活動日数 100日
支援対象者実人数 456人
支援対象者延べ人数 798人
参加ボランティア実人数 601人
参加ボランティア延べ人数 1,337人
本助成金による活動の成果
活動人数:1337人(ボランティア含む延べ人数)
復旧支援戸数:228戸
保育園への物資支援(絵本やおもちゃなど):5か所
支援物資(衣料)配布:約1,000着 (2024年9月13日時点)
・これまでのボランティア活動の経験を活かし、石川県内、県外含む延べ1,300名以上のボランティア動員ができ、支援活動を実施することができました。
・七尾市のキーマンとなる地元住民の方、災害ボランティアセンターや行政との連携を行うことができました。
・七尾市(能登島・一本杉エリア)を中心に家屋や商店の清掃サポートにより、災害ゴミの搬出を完了。
・特に能登島エリアは、行政の手や他ボランティア団体もほとんど活動していないエリアの復旧サポートの実施ができました。
・七尾の復興イベント(復興一本杉マルシェ・能登島まあそい市)でのイベント運営のボランティア活動によるサポートによって、イベントを成功させることができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・基本的に支援計画が滞ることはなく、活動することができましたが、家屋や民宿の清掃活動やごみの搬出を行う際に、七尾市のごみの分別が非常に細かく、災害ゴミ仮置き場に搬入をするも、分別がうまくいかず持ち帰らないといけない場面が幾度も生じました。
・これまでの災害時と比べても細かい分別やルール変更が頻繁に起きていたため、行政との連携強化が今後のテーマと感じます。
・当初災害VC連携会議も実施していたが、環境課との連携が薄かったため、現場の改善案などを話せるような機会になかなか恵まれなかった。
・今後は支援が円滑に進められるように、早々に行政や他ボランティア団体との連携をより強化していけるように活動計画を進めていきます。(現在は七尾市の災害VC連携会議で密に連携ができている)
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://notoshien.united-earth.jp/
https://www.instagram.com/unitedearth.npo/
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、能登半島地震災害支援活動に多大なるご支援を賜り、誠に有難うございました。
能登半島では地震発生からわずか9か月という短期間で、再び自然災害の猛威にさらされることとなりました。
復興への希望が芽生え始めたまさにその矢先、襲来した記録的な豪雨によりもたらされたこの2重の災害は、住民の方々の心身に大きな負担を強いるとともに、地域の復興プロセスにも深刻な影響を及ぼしています。
特に輪島市や珠洲市など、地震で甚大な被害を受けた地域が再び被災したことで、復興への道のりはさらに険しいものとなっています。
ユナイテッドアースでは、1月の地震発生以来、石川県七尾市に支援拠点を設け、ボランティアの皆さまと共に、瓦礫撤去や家屋の清掃、幼稚園保育所等への物資支援、子育て世帯への応援金支援、一本杉マルシェの運営サポートなど、多岐にわたる活動を行ってまいりました。町と産業の復興に向けた取り組みを強化している最中での豪雨災害となり、現在は状況を調査しながら新たな支援計画を再考しています。
多くの方々が悲しみや不安の中にいらっしゃる今、私たちにできることを心を込めて一つひとつ取り組んでまいりたいと考えております。皆さまからのご支援は、被災地の方々の「生きる力」と「希望」となるよう活用させていただきます。
復興までは時間を要するかと思いますが、現地の各自治体・地元団体と連携し、そして何より、被災された皆様の心に寄り添いながら、一日も早い復興を目指し、皆様から頂いた支援を元に支援活動を進めていきたいと考えております。
今後とも、変わらぬご厚誼を賜りますよう、何卒宜しくお願いいたします。