都道府県 福井県
助成額 2,940,000円
活動開始日 2024/1/2
活動終了日 2024/4/2
助成金で行った活動の概要
・当団体では、里山を中心とした環境配慮型の自伐型林業を展開しており、日頃から防災、減災、災害時の取り組みも行っていた
・現地に長期滞在も可能にするための拠点場所確保、資機材・食材の準備、また、現地への重機を搬入する準備を震災翌日から行った
・事前の準備を行えたことで、被災地への到着当日には、概ねのインフラ整備を含む拠点の整備が完了した
・重機の活用で倒木や除雪を行い、第二拠点の整備を行い、地下水をくみ上げるポンプなどの簡易修理で水の確保も可能にした
・当団体独自の安全やルールを設定し、安全に地域への負荷にならないボランティア受け入れを行い、ニーズ対応を実施し、全国各地からのボランティアを受け入れを可能にした
活動日数 82日
支援対象者実人数 300人
支援対象者延べ人数 900人
参加ボランティア実人数 66人
参加ボランティア延べ人数 498人
本助成金による活動の成果
事前に資機材の準備が出来たことで、早期に活動拠点の整備ができた。また概ね通常のインフラ整備もすぐに整った。
現地での復興を進めるため、現地住民による新規団体「のと復耕ラボ」の立ち上げもできた。当団体の活動継承と共に、本補助金での設備・資機材を新規団体に継承する形ができた。当団体は、この新規団体の後方支援をする動きに変えて、今後もサポートしていく。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の能登半島地震では、特に当団体が拠点とする奥能登方面は半数以上の家屋が半壊以上の被害を受けており、行政も2次避難を呼びかけ、住民の多くが地域を離れなくてはいけなくなった。また、道路状況もひどかったこともあり、ボランティアを入れない方向に舵を切ったことで、2万人以上がボランティアを希望登録したが、早い段階で現地に入れたボランティアは非常に少ない数となった。輪島市は、1週間に80名程度しか受け入れなかった。当団体としては遅くても3月には、数千人単位、全国から大型バスで多くのボランティアが入ってくれると想定した準備を行っていたが、3月末時点でも当団体が受け入れたボランティアや他団体でコツコツとやっていく方々が現地で活動する感じだった。3月は、例年より寒く、雪も降るなど天候も悪く現地は静まりかえる日も多かった。輪島市では、当団体が延べ人数で一番多くボランティアを受け入れ活動したと思っている。
能登半島へのボランティア気運が、かなり低下したので、1/1の震災当時のままの現場を助けてほしいと、全国に訴えかける活動を強化していく。来ないでくださいと大きな声を上げた行政はそれを大きな声で撤回しない現状。それを地域の若者や全国のボランティアメンバーの協力で支援の輪を広げていく。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/fukui.kitokitoki
https://www.facebook.com/Koji.Miyata
寄付してくれた人へのメッセージ
能登半島地震へのご支援感謝申し上げます。全国からの寄付をいただいたことで、被害を受けた方へ支援をさせていただけました。微力ではありますが、当団体も心を寄せ続けていきたいと思っています。
能登半島の報道が少なくなっている現状ですが、助けてあげたい方が沢山います。仮設住宅に入れず未だガレージや雨漏りのひどい中で暮らす方も多くいます。少しでもいいです。どんな支援でも構いません能登の方々を救って上げて下さい。能登の復興には10年以上かかると思われます。10年で元通りにはならないかもです。ようやく寒さから解放されたばかりです。次の冬が来るまでに少しでもお力になって上げて下さい。感謝と共にお願い申し上げます。