都道府県 石川県
助成額 1,010,000円
活動開始日 2024/1/2
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
■2024年1月~
・1月2日志賀町避難所から支援物資の要請を受け、水・簡易トイレ・食料を準備
・1月3日現地のスタッフと同行し2?ペットボトル水600本・簡易トイレ500セット・生理用品、インスタント食料・笹寿司を志賀町の避難所2ケ所へ支援
・1月3日七尾市能登島町の避難所より支援物資の要請を受け、2?ペットボトル水300本・生活水、床敷き段ボール等を避難所3カ所へ支援
・1月8日輪島市の輪島中学校へ炊出し支援、豚汁1000食・焼きそば500食を提供
毛布・食料・菓子・乳児おむつ・モバイルバッテリーを支援
・1月16日珠洲市避難所から支援物資の要請を受け、4tトラックで毛布・下着・防寒着、 タオルを 避難所10カ所と珠洲消防署に支援
・1月18日珠洲市避難所から支援物資の要請を受け、手洗い用給水タンク・下着・歯ブラシ・くし、ヒゲ剃り・タオル・スリッパ・ヨーグルト・お餅・菓子を避難所8カ所と珠洲消防署に支援
・1月24日志賀町避難所から支援物資の要請を受け、バスタオル・みかん・卵を避難所5カ所に運搬
・1月24日から能美市内ホテル避難者へのお茶会「じんのびカフェ」を毎週4ヶ所で開催
・1月25日珠洲市避難所から支援物資の要請を受け、バスタオル・みかん・卵・米・野菜・菓子を避難所10カ所に運搬
■1月下旬~3月
・珠洲市・志賀町・能美市(2次避難者)の避難所からニーズの聞き取りを行い
1月26日、1月31日、2月8日、2月12日、2月19日、2月26日、2月28日、3月7日、3月17日に避難所8ヶ所から10ヶ所を回り物資支援を行った。
・珠洲市・志賀町・能美市(2次避難者)の避難所での炊出し活動を
2月12日、2月28日、3月5日、3月6日、3月20日、3月24日、3月26日、3月31日に行った。
■1月~3月の期間中
避難所物資支援を15回、避難所炊出しを9回、2次避難者お茶会を32回行った。
活動日数 56日
支援対象者実人数 380人
支援対象者延べ人数 5,965人
参加ボランティア実人数 32人
参加ボランティア延べ人数 273人
本助成金による活動の成果
今回の能登半島地震は、交通が遮断され奥能登の被災地に簡単に入る事が出来ず
志賀町から七尾~輪島~珠洲市と期間を置きながら支援の足を運びました。
初動で1月3日に避難所へ物資を運搬した志賀町富来地区では私たちの水・食料と簡易トイレの支援が公的支援の先となり大変喜ばれました。
1月中旬に災害に対応する珠洲消防から連絡要請が入り消防隊員の下着・靴下・手洗い用の水や衛生用品が不足していると情報が入り、1月16日に初めて珠洲市入りをしました。道路はいたるところ割れ崩落し、とても危険な状態で到着までに6時間を要しましたが、災害現場で消防隊員の賢明な活動を目の当たりにし、後方支援が出来ればと、避難所10ヶ所とともに毎週物資を運びました。現地では物資が不足しており、当初は必要であろう物を考え、集めた物資を持っていきましたが、現地で求める物が多様であり、避難所ごとに不足している物も大きく違いました。1月の末からは、避難所のニーズを聞き取り必要な物資を持っていくようになりました。しかし、このころになると物資を簡単に集める事が難しくなり、購入しなければならない物が多くなりました。そんな時、共同募金会の助成金募集が始まり応募をさせて頂きました。避難所で求める物資を購入することが出来るようになり、公的な物資には無い野菜や冷蔵品なども避難所に届ける事が出来ました。
炊出しを行う際も、食べたいものを聞き取りしたところ、牛丼や焼肉が食べたいとの事で急遽メニューを変更し牛丼と豚肉生姜焼き丼を作り提供し大変喜んで頂きました。
この災害で災害現場から被災地の課題やニーズなど多くの事を学ばせて頂きました。
まだまだ、現地には避難所や自宅避難者も多く、珠洲市では水道もほとんどの家で通っていない状況です。これからも被災者に寄り添いながら支援を続けて行きたいと思います。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
報道で見るより被災地の状況が広域で甚大な被害であることが現場に行って知る事となりました。同じく被災地の方の求める物は被災地に赴き被災者と話し合わなければ見えてこないことも多くありました。
地震から4ヶ月が経ち、被災者は自立を求められてきていますが、自分達で歩みだすのは、もう少しかかるような気がします。今後もあわてることなく、被災者それぞれのタイミングに合わせながら長い支援を続けていこうと考えています。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/sandouyama
寄付してくれた人へのメッセージ
全国の皆様から多くのご寄付とご支援を頂き感謝申し上げます。石川県に住む私たちも元気づけられ支援を続けています。近くに住む私たちだから出来る事を考え、皆様の思いを能登に届けられるような活動をこれからも続けてまいります。