外国人支援ネットワーク構築と支援団体の育成事業

団体名 特定非営利活動法人Community Life

都道府県 愛媛県

助成額 1,635,001円

活動開始日 2023/10/1

活動終了日 2024/9/30

助成金で行った活動の概要
(公財)松山国際交流協会(以下、MIC)と、松山市内で活動する民間団体の、Community Life(以下、CL)えひめグローバルネットワーク(現在、四国グローバルネットワークに改称、以下SGN)、にほんご町内会(以下、NC)とYUI(外国人自身の支援グループ)の計5団体でネットワークを構築していくための活動を行ってきた。各外国人支援の活動を話し合いながら、多文化共生を目的としたネットワーク作りを推進してきた。CLは外国人の相談会、SGNは従来からMICと協働で進めていたESDコーディネーター派遣事業の整理と拡充、NCは外国ルーツの方が日本語を学ぶ「みんなの自習室」の開設と運営、YUIは、松山市の生活に関する紹介動画作成を進めた。毎月1回のミーティングで活動の進捗状況を確認し、各団体等に依頼がある場合はその都度話し合ってきた。CLは、1月・3月にベトナム人対象の相談会(オンライン可)を行う。思うように相談者が来ないため、5月にはセミナー的にして相談を引き出していくことを試みた。フィリピン人対象として、愛知県でフィリピンコミュニティのために長年にわたって活動している方を講師に迎え「フィリピンコミュニティから学ぼう」というセミナーを実施。フィリピンの方は4名が参加してくれ、相談事もありみんなで話し合ったりした。その他、多文化共生の理解促進を目的としてネットワークとして「多文化共生セミナー」を4月に実施。8月には外国の子どもを対象とした「夏休みの宿題をしとう」を企画した。SGNは「ESDコーディネーター派遣事業」を整理し直し、ミーティングで全体と話し合いながら8月にMIC-ESDコーディネーター研修をMIC主催で実施。関心のある方がコーディネーターとして登録し、研修を得て学校等に派遣できる仕組みを作る方向で進めている。NCは3月から「みんなの自習室」を始める。月2回実施。小学校高学年から受け入れ、平均3-4名程度の生徒さんが参加して一緒の学び教え合う教室になった。9月までに計13回実施。YUIは松山市の生活紹介動画で、ゴミの捨て方・自転車ルール・バスの乗り方の動画を作成。市の担当課や警察署、伊予鉄道と相談しながら、YUIのメンバーと検討して分かりやすい動画を作成した。

活動日数 160日

支援対象者実人数 3人

支援対象者延べ人数 3人

参加ボランティア実人数 2人

参加ボランティア延べ人数 2人

本助成金による活動の成果
これまで、外国人支援団体はそれぞれで活動を行っていたが、本事業によって各団体同士のコミュニケーションが活発になり、松山市で暮す外国ルーツの方に関する情報交換したり、今後の活動を話し合ったり、民間NPOと行政機関の協働が近くなった。それぞれの活動に関しては、CLの相談会や多文化セミナーを通じて、多文化共生に関する理解促進の一助となり、またこれを継続していくことで少しずつ意識の変化を促すきっかけとなると思う。SGNのESDコーディネーター派遣事業は、これまでコーディネーターはSGNだけであったが、他の人たちが参加できる枠組みができ、裾野の広がりを見出すことができる。NCの「みんなの自習室」は、NCの新しい活動として始め、日本語を勉強する外国ルーツの方と一緒に学ぶ機会ができ、今後は自主運営していく方向になり、NCの新しい活動として定着しつつある。YUIの生活紹介動画はMICのホームページにリンクを張ってもらい、松山市の外国ルーツの方が暮らしていくための情報が得やすくなった。YUIはまだ新しい団体で、本事業を通してYUIの体制づくりやメンバー間の活性化に貢献できた。一つ一つの団体は小さいが、仲間と力を合わせて協力し合う関係性は構築できた。そしてMICと活動していくことで官民の活動が広がっていく契機になったと感じている。また中間支援の部分とし、設立間もないYUIの活動サポートや、NCの新規活動となる「みんなの自習室」の支援を通じて、それぞれの団体が活発になり、外国ルーツの方へのサービスに貢献できたことは大きな成果である。まだ始まったばかりではあるが、多文化共生を全体で支えるネットワーク作りに向けて動き出したことは大きいと思う。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
外国ルーツの方は増えてきているものの、まだまだサービスの量が少ないように思える。それは外国ルーツの方が少ないのではなく、ニーズが見えにくいことも要因なのかもしれない。どのようにニーズを掘り起こしていくか大きな課題である。特に松山市の外国ルーツの方は、点在して暮らし、情報は届きにくく、そして言語的な壁もある情報弱者なのかもしれない。少しでも情報が届き、彼らの声が聞ける機会を作り出すことは大切である。その為のネットワーク作りではあるが、一つ一つの外国人支援団体の規模は小さく、ボランティア的な側面が強い。その支援団体を育成していける中間支援は不可欠になってくる。今後、ネットワーク活動を推進し、それぞれの活動をサポートしていきながら、仲間を増やしてネットワークの輪を広げたい。一方では外国ルーツの方は、全体のパーセンテージとしては1%程度であり、多文化共生に対する関心は他の領域の社会課題と比べてまだまだ低いのが実情である。しかしその数は確実に増え、一緒に暮らして地域を支えていく大切な隣人となる。都市部など、外国ルーツの方がたくさん暮らす地域での割合が10%近くにもなることもあり、やがて松山市においてもこの比率に近づいていくものと予想される。先進的な取り組み事例の検証や多文化セミナーなどを継続して発信し、外国人支援のすそ野を広げていける活動を民間・行政関係者と一緒に進めて行きたいと思う。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0RBAKb8Q3fXkHudy4dkyEKPgPVYYiVLBrkhWdMCMo4G9TLh6sLhCqYBbTwS2uhVFal&id=100080739520704
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0kbt7z3zsermATsjxStcHTXwPZZKB6kDi8G18adHPuPAXtf39MrJMHASSdxMZP1col&id=100080739520704



寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付ありがとうございました。大切に使わせていただきました。これから急速に進む多文化共生社会を迎えるため、どのように外国ルーツの方と関わっていければいいのか、みんなと話し合って活動できる機会を頂けたとこをとても感謝しております。みなさまのご好意を有意義に、今後のサポートに生かし、多様な人たちと理解し合い自然に暮らせる近未来に貢献したいと思います。

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