都道府県 秋田県
助成額 43,000円
活動開始日 2023/10/1
活動終了日 2024/3/31
助成金で行った活動の概要
秋田県内在住の、外国にルーツがあるかたを含む、妊娠中や乳幼児を子育て中の家族を対象に、主に秋田市中央市民サービスセンターを会場に、多言語通訳および託児付きの子育て支援講座を開催した。
講座では、妊娠中や乳幼児の子育てに必要な離乳食などについての知識や情報を提供するとともに、子育て中の悩みや孤立を防ぎ、秋田市での子育てを楽しんでもらえるよう、同じく妊娠・子育て中の母親・父親同士の交流を促進した。また、日本人家族と外国出身の家族との交流により、海外での子育てのし方を学ぶこともでき、異文化理解や多文化共生の意識醸成、「やさしい日本語」の概念の普及を促進した。
テキストはやさしい日本語(ふりがな付き)と参加者の母語を見開きで見られるよう作成した。
令和5年10月~令和6年3月の間に下記5講座を開催した。
①やさしい日本語と外国語で学ぶ仕事&入園準備クラス(10月28日)
②やさしい日本語と外国語で学ぶ母乳育児Q&A(11月25日)
③やさしい日本語と外国語で学ぶ離乳食教室(12月17日)
④やさしい日本語と外国語で学ぶパパママクラス(1月27日)
⑤やさしい日本語と外国語で学ぶ産前産後クラス(3月2日)
活動日数 5日
支援対象者実人数 47人
支援対象者延べ人数 51人
参加ボランティア実人数 10人
参加ボランティア延べ人数 17人
本助成金による活動の成果
妊娠中や乳幼児を持つ、外国出身者を含む秋田市民の悩みや孤立を解消する一助となった。参加者は日頃の悩みや疑問を、専門知識や資格を持つ講師や団体メンバーと話すことにより、「不安が解消され、考え方が変わって楽になった」などの感想も聞かれた。
母語での通訳や、講座で使用しているテキストもやさしい日本語と参加者の母語の見開きで作成しているため、理解に大変役立ったと好評だった。これまで市職員が言葉の面で十分に周知できなかった市の子育て施策やサービスを、本事業の講座や講座時の通訳者を通して伝えることができた。
また、日本人住民にとっても、同じく子育てをする外国出身者との交流により、多文化共生の意識を醸成できた。特に少人数に分かれてのグループ交流の中で、出産時の入院期間や離乳食の作り方、保育園の選び方など、国によって違うことなどが話題となり、国際理解も促進できた。
土日に開催することで多数の父親が参加でき、現役パパが講師になる講座を開催することで、チーム育児、家事・育児シェアの意識を向上できた。
令和5年12月5日、内閣府こども家庭庁の「こどもまんなかアクション」のホームページで、「こども・子育て応援」の優良事例として、当団体が掲載された。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
市内に住む外国出身者の多国籍化が進み、英語では対応できない国の出身者も増加してきた。それに伴い、特にペルシャ語などの希少言語の通訳や翻訳ができる人材が県内で見つからず、参加者の第二言語(英語、フランス語など)で対応していることから、オンラインでの遠隔通訳などの導入を検討していく。同時にテキストの翻訳言語もより多くの言語で対応できるように整備を進めていく。また、父親の参加者数が増えてきており、講座中積極的に発言する様子からも、父親が主体となって育児に取り組めるような支援が必要であり、次年度は父親が実際に離乳食や幼児食の調理のしかたを学べる講座の開催を検討していく。外国出身者と一緒に講座を受けることに抵抗がある方も少なからずいることから、講座中は団体メンバーが参加者一人一人の様子に気を配っていくとともに、海外の子育て事情や、やさしい日本語を使ったコミュニケーションの有用性を知る機会となるように、講座の精度を高めていく。
今年度はFacebookなどSNSでの広告を利用したが、インプレッション数やクリック数の結果から、あまり効果的ではなかったことがわかった。講座を知ったきっかけとして「友達や家族からの紹介」が多いことが事後アンケートでわかったことから、口コミを広げるためにも引き続き質の高い講座を目指していく。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/pour.bebe.akita
https://www.instagram.com/pour.bebe.akita
寄付してくれた人へのメッセージ
このたびは当団体が行っている、外国にルーツがある方を含む、妊娠中や乳幼児を子育て中の家族のための、やさしい日本語と外国語による子育て支援事業にご支援いただき、心より御礼申し上げます。今後も外国にルーツがある方も含め、誰一人取り残されない育児を推進するための事業を行ってまいりますので、引き続き皆様のご支援を賜ることができれば幸いです。今後も応援よろしくお願いいたします。
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