WAKUWAKU×ルーツ;外国にルーツを持つ子ども・若者のための居場所事業

団体名 特定非営利活動法人 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク

都道府県 東京都

活動開始日 2023/10/2

活動終了日 2024/10/31

助成金で行った活動の概要
・オンライン交流の居場所づくり:23年10月~3月実施。交流、受験相談、悩み相談など。発足当時から続いていたがコロナ禍の終息により一定の役割を終えたと判断。直接の対面活動に完全移行することを子どもたちの了解を得て3月に決定した。
・対面活動:毎月第3日曜日午後実施。スタッフや子ども同士との交流、受験や学校生活、仕事についての相談など。来日間もない子もいれば、成人後に訪ねてくれる人もいた。各回5人~8人程度参加。
・ハイキング:3月に埼玉県飯能市にある日和田山へ。25人参加。これまでに繋がっているスタッフや子どもが初めて出かける企画となり、オンラインのみ参加だった子どももリアルで会うことができ、親睦を深める機会となった。
・先輩の話を聞こう:4月8人、7月9人参加。2回実施。外国にルーツを持つ大学生、社会人から経験やアドバイスを語ってもらい、子どもからの質疑に応じてもらった。
・多文化子ども食堂:6月44人と9月53人、2回実施。企画段階から当事者が参加し、地域の多様な人々と調理、会食、懇談を行った。・美術館訪問:地域の多文化サポート団体と連携し団体協働で美術館訪問を企画し、豊島区内のやや地理的に離れている他団体の子ども達、ボランティアと出かけた。
・ネパールダンス教室:8月に実施。ネパールルーツの先輩(WAKUWAKU勉強会で学び、現在大学生)が講師となり、地域住民や子どもたちにネパールダンス一日教室を行った。
・その他、就学援助申込書や高校入学書類の記入サポート、区役所や高校説明会同行、他機関へのマッチングなどを行った。

活動日数 36日

支援対象者実人数 52人

支援対象者延べ人数 283人

参加ボランティア実人数 19人

参加ボランティア延べ人数 81人

本助成金による活動の成果
・対面活動をようやく定期開催することができた。月に一度の頻度だが、この定期開催があることで繋がるきっかけになり他の活動を案内し、日常的に繋がることができるようになった子もいる。移民問題に関心が高い、あるいはルーツを同じくする先輩がいることで、安心して母語や英語で話せる、あるいは居ることが歓待される場として機能した。またしばらく離れている間に成人年齢になった人も気軽に来られる場があることで、話を聞いてもらい、一緒に考える時間を持つことができた。
・ハイキングでは、学校行事以外で自然体験が少ない子も多い中、体験格差解消の役割も担えた。
・先輩の話を聞こうでは、日本語習得方、ビザと奨学金関連についてなど、一般的な高校での進路相談では対応が難しい事柄について聞くことができた。また、ロールモデルとなる外国ルーツの先輩と出会い、直に質疑応答できたことで将来を具体的に考えるきっかけとなった。
・美術館訪問では、できるだけいろいろな子どもたちの夏休み体験格差解消になればと思い、地域の外国ルーツの子どもを対象にした多文化共生活動団体にも呼びかけ、初めての協働イベントを行うことができた。子ども同士、スタッフ、ボランティア同士も知り合うきっかけにもなり、行き帰りではそれぞれの場のことを伝え合うなどもできた。
・多文化子ども食堂では、当事者が自国の料理作りを通じて自己のアイデンティティに向き合い、積極的に多様な人々と交流づくりを担った。参加者も料理作りを通じて気軽な交流を楽しみ、地域に住む外国ルーツの子どもや家庭に関心を持つきっかけとなった。
・ダンス教室では、外国にルーツがあれど、早い年齢の来日であまりダンスができない子もいて、自国の文化を学びアイデンティティをみつめるきっかけになった。地域の人も気軽に参加でき、ネパール文化を親しみ子どもたちと交流する機会となった。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
・オンラインも並行して行っていく予定で計画を立てていたが、対面活動開始とともにオンライン参加者は減り、参加者ゼロの日もあった。コロナ禍で外出が制限されている時は有効であったが、リアルに会えるに勝るものはないとわかり、オンライン活動は休止した。しかし、この間のノウハウの蓄積を活かし災害時などの緊急事態にも対応するなど今後応用した活用を検討したい。
・対面活動により、大人側と参加者との距離の縮まりや信頼関係の構築を実感した。月に一度なので他の活動への入口的な役割もある。運営に余力があれば、もう少し頻度を高められると、より居場所としての機能を果たせると思う。
・先輩の話を聞こうの会では、ネパールルーツの方が登壇する機会が多かった一方、参加者が2番目に多い中国ルーツの先輩を見つけることができなかった。ボランティアを兼ねた先輩世代の掘り起こしをはかりたい。
・多文化子ども食堂では、自国の料理を楽しんでもらいたいあまり、多めの料理を用意しがちになってしまい、調理しながら和気あいあいとおしゃべりするという雰囲気を作ることが難しかった。当事者の気持ちをくみながらも、運営にこちらがもう少し気を配るべきであった。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://note.com/cross_routes/n/n2f76481a673d
https://note.com/cross_routes/n/n659386aad1e8



寄付してくれた人へのメッセージ
皆さまの善意のご寄付のおかげをもちまして、外国ルーツの子どもたちが豊かな経験やよい出会いに繋がり、孤立を防止し自己肯定感や社会参加意識を高めることができました。心より感謝申し上げます。

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