都道府県 愛媛県
助成額 1,051,804円
活動開始日 2023/10/1
活動終了日 2024/9/30
助成金で行った活動の概要
前年度に引き続き、領域を決めずに外国ルーツの方の相談を受けて支援してきた。仕事関連、教育関連、行政関連と多岐に渡り、分からない部分は調べたり専門家に話を聞いたりしながら最善の支援を目指して活動してきた。コロナ禍が明けて、たくさんの外国人が来て暮し、子どもたちを祖国から呼び寄せ、地域の小学校・中学校に転校してくるケースが増えて来ている。現在は6名の子どもと関わり、その内の1人は今年度中学校に上がった。勉強も難しくなり、どのように学習を進めて行くか、学校担任と父親と一緒に話し合いをもった。また一人の小学生には発達支援が必要であり、支援の方法を福祉相談員や学校の教員らで会議をした。東南アジアの小学校1年生がCommunity Lifeの事務所に勉強に来るようになり、こくご・さんすうを教えている。日本語が分からず、そのまま地域の小学校や中学校に入り、まだ1・2年生の小さな時期であれば適応しやすいが、高学年・中学生で転入した場合の難しさを実感している。そして子ども支援関連の行政課とも話し合いをする機会を持つことができ、連携実績を増やしていきながら外国ルーツの子どもへのサポートに繋げている。個別トラブルのケースとして交通事故の相談があった。被害者・加害者のの間に入り解決することができた。その他、お金の貸し借りや、会社への不満、妊娠中でのアルバイト探しなど、個々に話し合いをしながら進めて行くケースが目立った。運転免許の切り替え、税金の支払い方、行政書類の手続きなど、これらはそれぞれの外国人コミュニティや、個人的に日本の友人などにお願いできることで、それよりも個人的で複雑な相談が増え、その分手間暇はかかるが、フォローしていく必要性を感じた。広報活動として、相談を待つのではなく、最近増えて来ている外国人のレストランなどにチラシを持っていき、積極的にアプローチした。
活動日数 127日
支援対象者実人数 36人
支援対象者延べ人数 162人
参加ボランティア実人数 3人
参加ボランティア延べ人数 3人
本助成金による活動の成果
一つの成果として、行政機関等と協働できたことである。上記の障がいのある1年生のサポートには子ども相談室、学校と一緒にミーティングなどを行い、必要に応じて通訳として加わりながら子どもや母親のサポートなどができた。また中学1年生の学習に関して、中学校担任と父親との面談に加わった。対人支援は行政に近いサービスであり、行政と民間が協働することでより大きな効果をもたらすと思っている。外国ルーツの子どもたちが増えてはきてるが、全体と比べればまだまだほんの一部で、それぞれ担当部課は問題意識を持ちながらも、それぞれで対応している印象がある。行政機関が連携するためには、その間に入って調整できる団体・人が必要であり、その一端を私たちが担うことが出来たことは大きな自信であり、今後の活動の大きな方向性となったことも成果と言える。また個々の難しいケース(交通事故やお金の貸し借りなど)も専門家を挟みながら解決できたことで新たにノウハウが蓄積された。これらは行政の相談窓口では受け付けにくい事柄で、私たちのサポートの意義を再確認できた。子どもの学習サポートに関して、これまで試行錯誤しながら進め、独特の理解の仕方や日本の小学校の教え方の違いなどを体感しながら進め、私たちのスキルは上がっていった。そして以前支援した数人の外国の方とは繋がっており、支援後どのような生活を送っているのかも知ることができ、支援後の実例も増えていった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
外国ルーツの子どもの教育支援は、ずっと気になっている部分であった。地域の小学校中学校に入学すると、日本語通訳の支援員さんが週20時間程度フォローしてくれ、最大3年間学校生活をサポートしていくれる。しかし英語だけでなく、中国語・ベトナム語などあまり馴染みのない言語を話す支援員さんを求めることはあるが、なかなか見つからない。入学する学校も街の中心部ばかりでなく、各地域に点在しサポートが受けづらい環境である。どのように彼らの教育にサポートしていくのか今後の課題である。また学校学習のサポートは日本語のコミュニケーションよりも、むしろ読み・書き・そろばんがより重要だと感じている。小学生の場合、友だちはすぐにできて日本語の会話を覚えてくるが、日本語を話すことと、読み・書きは別物である。それでも小学生の間は、周りの寛容さと楽しい小学校生活に重きが置かれ、勿論それも大事なことではあるが、そのまま中学に進学すると、すぐに定期試験で現実を見てしまう。高校受験は待ってくれず、他の日本の学生と同じ条件の試験なのである。算数の計算も日本の子どもに比べて少し苦手な印象がる。日本の場合、計算ができるだけではなく、早くできる必要がある。小さい間はそれらも練習してくことは大切だと思っている。外国ルーツの子どもが無理なく日本の学習を積み上げていられるサポートをどのように広げていくのかにも課題感を感じている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0CiQW9E5rqXaH22dCabns1TddbJuRJJ7hYHNDohZPbVD8DngtLAUeJ4yvEhwzSs7El&id=100080739520704
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02r6Dk88zqTvHuG9yCkkhFaAXHBo1EsWdM3UTiKsG3dx2As5Wb5Jf63wguj6NKoPqSl&id=100080739520704
寄付してくれた人へのメッセージ
温かいご寄付をありがとうございます。大切に使わせていただき、外国ルーツの方々のサポートをさせていただきました。皆様のご協力で、たくさんの笑顔と有難とうに出会い、私たちの活動が彼らの生活向上に貢献できているものだと実感しています。これも皆様のご好意の賜物だと、スタッフ一同感謝しております。
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