都道府県 千葉県
助成額 23,331円
活動開始日 2024/4/5
活動終了日 2024/9/30
助成金で行った活動の概要
当会は、千葉市立小中学校に在籍する日本語が不自由な外国につながる児童生徒を対象に、千葉市教育委員会を通じて要請があった小中学校に会員を派遣している。会員は派遣された学校内で、取り出し授業の形態で、1対1の対面にて、直接法での日本語学習支援を行っている。実際は長期休暇を除いて通年にわたり支援を行っているが、助成対象の期間は今年度4月より9月(87日間)である。
活動日数:92日
支援件数:563回支援(対象児童生徒数):63人
支援先校:37校
千葉市に在住する支援を要する対象児童生徒は多国籍化し、増加し、高校進学を目前にして来日する中学生も増え、その文化的背景や家庭環境、来日履歴など一人として同じ環境の子どもはいない。これら一人一人に適切な日本語指導を行うために、会員は毎支援ごとに教案を作り報告書を書いて、学校と会のコーデ
ィネーターに提出、コーディネーターからは細かいアドバイスをもらって次の支援につなげるという活動を行っている。
この日々の実際の支援とは別に、定例会ごとの内部研修会、年2,3回の外部講師を招いての研修会開催を通じてその日本語指導スキルを磨いている。
また、これらの活動を支え、外部団体との連携を継続するために毎月の役員会、隔月の定例会を開催している。
活動日数 92日
支援対象者実人数 63人
支援対象者延べ人数 563人
参加ボランティア実人数 20人
参加ボランティア延べ人数 563人
本助成金による活動の成果
千葉市の小中学校には今年度600名を超える日本語指導が必要な子どもが在
籍し、それを加配の教諭、母語支援員、そして我々千葉市JSL児童・生徒支援の会で支援している。
ゼロベースで来日した子どもが学校の授業についていけるようになるには最低でも5.6年はかかるといわれている。しかし千葉市ではまだそこまでのカリキュラムと人員の配置は追いついていない状況だ。その中で私たちは、特に支援の必要性の高い初期指導の子どもたちを、優先的に担当している。
日本に来たばかりで日本語も日本の学校システムもまったくわからない子どもたちが、学校でどんなに不安か想像を絶するものがある。この子どもたちが日本語を学びつつ学校や地域に少しづつ慣れて笑顔がみられるようになっていく姿が、私たちの喜びである。私たちには日本語習得の支援だけでなく、そういう子どもたちの心のケアも含めての支援が求められている。
教室で黙って座っているだけから、友だちや先生とのコミュニケーションがとれるようになるための初期指導だが、さらに続く教科学習につながる日本語指導をこころがけている。
実際担任の先生から、顔が明るくなった、最初は一言も話さなかった子どもがたどたどしいながらも、クラスメートとコミュニケーションをとれるようになった、などの言葉をいただいている。
今年度はこの助成金をいただくことにより、活動環境を改善することができ支援活動を活性化できた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
成果のところでも述べたように、本来、子どもたちには自分の力で教科学習ができるまでの5、6年に渡る日本語指導が必要であることは当然である。しかし、年少者を対象とする日本語指導ができる人材の不足、各児童生徒の日本語力の評価基準が明確でないこと、そのため継続した日本語支援ができていないこと、等々課題は山積みである。ただしこれは千葉市教育委員会だけの問題ではなく、むしろ日本語教育界の問題であり、市教委とは共に話し合いを重ね、私たちは継続した支援の必要性を強く訴えている。
会員の熱心な指導と学校からの高評価を元に、千葉市教育委員会からは当会の日本語指導に対して一定の信頼を得て、過去10年以上にわたり月一回程度の面談を行っている。
そして近年では千葉市小中学校での日本語指導には欠かせない存在となっており、我々の責任は増している。
人材に関しては近年日本語教師を目指す方が増加しているし、その中でも子どもの日本語指導に興味を示される方も多い。しかし年少者のための日本語指導法を学ぶ機会がまだまだ少なく、入会後の手厚いサポートが不可欠であり会としては負担が大きい。年少者の日本語指導ができる人材を増やすための、幅広い環境整備が求められている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://chibashijsl.jimdofree.com
寄付してくれた人へのメッセージ
当会では、千葉市に在住する外国にルーツをもつ児童生徒の日本語支援を行っています。現在来日し定住する外国人も増えており、。少子高齢化、働く人々の人材不足を考えるうえでこのような外国人材はの活用は今後の日本では欠かせないものになってきています。 今学校で日本人の子どもたちと一緒に学んでいる外国ルーツの子どもたちも、将来の日本の大事な担い手です。私たちの活動は貴団体からの寄付などによってささえられており、それは将来の日本を明るくするものだと信じています。ありがとうございました。
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