都道府県 神奈川県
活動開始日 2022/10/1
活動終了日 2023/9/30
助成金で行った活動の概要
【概要】
在日アフリカ出身者・日本語講師・支援サポーター間のコーディネートによる在日アフリカ出身者への無償日本語学習支援および交流会をおこなった。
申請時点で一年弱継続していた事業について、対象をコロナ等感染症延長による影響を被っている方々へ拡大して実施した。
【背景】
パンデミック前の統計で日本に16,000人以上いるとされているアフリカ諸国出身の方々は、学生、研修生、会社員、自営業、国際結婚など、さまざまな立場で来日している。言語も文化も全く違う日本での生活や仕事に苦労している人も少なくない。
弊団体が実施した在日アフリカ出身者へのアンケートによると、10人に1人が差別を受けることが最も辛いと答え、42%の方が日本の友人をつくることに難しさを感じており、89%の方が友人をつくる機会がある交流会に参加してみたいと答えた。
コロナ禍によって、この傾向が強まったといえる。例えば、コロナが広まった2020年に来日した大学生によると、来日してすぐにリモートでの講義となり、学校に直接行くことがなくなり、本来であれば学校で友人が出来る機会も失われ、アルバイトをしようにもサービス業を中心に仕事が無いためどこにも雇ってもらえないという状況が確認された。
【目的】
仕事を得られる機会や交友関係が広がり、充実した日本生活を送ることが出来るよう、在日アフリカ出身者の日本語理解力・コミュニケーション能力を上げる。また、彼らと日本人が繋がる機会を創出することにより、日本国の多様化や国際交流の促進にも貢献する。
【期待される効果】
1.日本語学習を妨げる資金不足の解消
2.日本語を通じた交流機会の創出
3.差別・偏見について考える機会の創出
活動日数 310日
支援対象者実人数 13人
支援対象者延べ人数 13人
参加ボランティア実人数 17人
参加ボランティア延べ人数 31人
本助成金による活動の成果
・先生、アフリカ出身生徒、サポーター含む交流会参加者、提携団体の担当者一人一人に寄り添った活動・伴走をすることができた。
・個人に合わせたオーダーメイド型授業を通して、アフリカ人生徒の多様なニーズに応えることができた。
・アフリカ出身生徒の自己肯定感ならびに日本語学習の意欲が向上した。
・アフリカ出身生徒が、時間感覚や予定を守る感覚など、日本の文化を学ぶ機会にもなった。
・提携団体さんのイベントに登壇した際に弊団体の日本語授業について言及し、感謝してくださった生徒もいた。
・提携団体の年次活動報告書でも、日本語授業でのパートナーとして弊団体のロゴを使用していただいた。
・弊団体の日本語授業でお給料をお支払いできたことで、コロナ禍でお仕事が減ってしまった日本語の先生を金銭面で支えることができた。また、先生によっては本事業が、次のキャリアに生かされる良いステップとなった。
・先生や交流会参加者が、弊団体を通さずとも個人的にかつ積極的に交流を続ける様子も多く見られている。
・交流会に参加したアフリカ出身生徒同士で、お互いの日本語力やキャリア等を刺激し合っている様子が見られた。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【課題】
・先生、アフリカ出身生徒、サポーター含む交流会参加者、提携団体の担当者一人一人に寄り添ったフォローを心掛けているが故に、担当者の業務量が想像以上に多いこと。また、細かい行程等を他のメンバーに引き継ぐことが困難であること。
・成果が数値化しにくい内容であること。
・日本側およびアフリカ側の文化の違いを、お互いに認識していただけるようにコーディネートすることの意義と難しさ。
【今後の取り組み】
弊団体の2つのビジョンである「アフリカと日本をつなぐ」「Africa by Africans (アフリカ人によるアフリカ発展をサポートする)」の下、日本語向上プロジェクトのみならず、在日アフリカンに特化した事業を、引き続き実施していく。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/ayina.org/posts/pfbid02djiV2V1RNEKjbm89PF2K3F8QX4jB1dE7d3WLSS7r9wTTvT68mSYqk14pfaEBaQpJl
https://x.com/ayinajapan/status/1719294814326546678?s=46&t=G0UPNxGk00VirLDq9OkosA
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、貴重なご寄付を大変ありがとうございました。本事業では生徒となるアフリカ出身者のニーズに合わせ、完全オーダーメイドで授業・伴走をおこなってまいりました。学生、社会人、主婦など多様な立場の方々に、一人一人に寄り添って活動を進めてきたつもりです。故に、定量的な成果としては少々物足りないかもしれません。しかし、一人ひとりの生活向上、自己肯定感の向上、日本語学習へのモチベーションアップ、日本文化への適応度等、数値では表せない進歩が多くございました。生徒たちからも「この日本語授業で大きな学びを得ました。」「素晴らしい先生と勉強させていただきありがとうございます。」「日本語授業を卒業しても、同僚たちと引き続き日本語を話し続けます。」等の声をもらっております。これもひとえに、皆様の温かいご支援の賜物と、関係者一同心より感謝申し上げます。
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