緊急的な支援を必要とする外国人への総合的サポート事業

団体名 特定非営利活動法人 NGO神戸外国人救援ネット

都道府県 兵庫県

助成額 1,000,000円

活動開始日 2022/10/1

活動終了日 2023/9/30

助成金で行った活動の概要
日本には様々な立場の外国人が在留しています。その中には安定した在留資格が得られないまま、本国にも帰ることができず、その日の食事にも事欠き、住居さえなく、何の生活の糧もない状態の方もおられる。それらの方は難民申請者、仮放免になった方、DV被害者、長引くコロナ禍により仕事を失った方、何らかの事情で安定的な在留資格が無い状態になった方などで、公的な支援は何も受けられず、善意のボランタリーな支援に頼るか、ホームレス生活に近い生活を余儀なくされ、命の危機に瀕しているというのが実態です。人道的にも看過できない状況が存在し、支援団体にはそのような相談が多く寄せられるようになっています。これからの生存の危機にある外国人に対して緊急的な支援を行うことにより、生命と生活を守るとともに、安心して暮らせる生活基盤確立のための支援を行いました。
具体的には、(2022年10月1日~2023年9月30日までの年末年始・祝日を除く)月曜日と水曜日10時~18時に相談受付・対応時間を設け、寄せられた緊急性のあるケースに対してはシェルターを提供し、当面の宿泊場所を確保しました。月に1回フードバンクよりいただく食料を配布したり、必要に応じて足りない食料を購入し提供。その他衣類(古着)や日用品をカトリック教会から提供して頂き、相談者に配布しました。必要に応じて関連機関への通訳同行支援も実施。安心して過ごせる場所を提供し、滞在中に今後の生活について一緒に考えていけるよう支援しました。

活動日数 365日

支援対象者実人数 31人

支援対象者延べ人数 1588人

参加ボランティア実人数 25人

参加ボランティア延べ人数 2382人

本助成金による活動の成果
様々な事情により生活が困窮した外国にルーツがある人々へシェルターの提供、食料、衣類、日用品の提供を行いました。

日本で生活をしていたものの、コロナ等の影響により安定した生活が出来なくなってしまった。しかし在留資格の種類の関係で生活保護やその他の公的支援を受けることが出来ない。そのような方々を支援しました。

一時滞在場所での滞在を経て、帰国することを選択した人、生活保護等の社会保障に繋がることができた人、住み込み仕事が見つかり自立した人、民間支援団体や同じコミュニティの人から支援を受けて生活している人など結果は様々でしたが、明日をどのように生きるか分からなかった人々を支援することができました。

以下ケース概要:
①②イラン出身難民申請書の男性
③解雇により住まいを失ったベトナム人女性
④解雇により住まいを失ったフィリピン人女性
⑤配偶者からのDVにより住居を失ったフィリピン人女性
⑥配偶者からのDVにより住居を失ったシリア人女性と子
⑦うつ病になり、家賃滞納のため住まいを失ったネパール人女性
⑧うつ病になり、家賃滞納のため住まいを失ったベトナム人男性
⑨うつ病になり、家賃滞納のため住まいを失った日系ペルー人女性
⑩恋人からのDVでうつ病になり、ホームレス状態になっていた外国人女性
⑪性自認を家族に認めてもらえず家を追い出され、ホームレス状態になっていた外国籍の女性
⑫国に一時帰国中にコロナ禍になり、日本の住まいを失ってしまった外国籍の母と、日本国籍の子
⑬交通事故に遭いアルバイトが出来なくなり、生活が困窮してしまった留学生
⑭就労の在留資格にも関わらず難病になり仕事ができなくなったしまった男性とその家族
⑮生活困窮で窃盗をし逮捕され住まいを失ったベトナム人男性
・・・支援件数:15件、支援人数:21人(実数)

同行通訳支援:
39件(のべ56回)
・食料配布19回
・役所、法律事務所、不動産会社をはじめとする関連機関への通訳同行支援37回

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
DV被害者等で生活保護が受けられるようになった方もいましたが、今後の展望がなく、母国へ帰国することを選択された方が数名、他にも言葉や学歴の関係もありなかなか就職先が見つからず長期間シェルターで滞在する方もおられました。
仮放免や特定活動、留学の在留資格を持つ方々は、生活保護などの公的な支援を受けることが出来ず、民間の支援団体や、ボランティアグループ、または自国コミュニティなど、インフォーマルな支援に頼らざるを得ません。
困窮する生活の中でメンタルが不安定になってしまった人もいます。
住み込みの仕事はメリットもありまずが、仕事を解雇されてしまうと同時に住まいも失ってしまうというデメリットもあります。

今後も救援ネットでは、公的な支援を受けることが出来ない外国人・外国にルーツがある人々に向け、シェルター提供などの緊急支援を実施すると共に、他機関・他団体とより連携を図り活動場所や就職先探しに力を入れ、相談者が自立できるように取り組んでまいります。同時に、不安定な在留資格を持つ相談者が抱えている現状を伝えながら、制度の改善にも取り組んでまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://gqnet.jp/
https://www.facebook.com/gqnet.kobe



寄付してくれた人へのメッセージ
ご支援頂きありがとうございます。
頂きました寄付金は感謝をもって在住外国人支援の活動に充てさせていただきました。
具体的には、不安定な生活環境にあるにもかかわらず、公的な支援を受けることができない外国人・外国にルーツのある方々へシェルターや食料の提供を行い、その後、公的な支援に繋いだり、次のステップに進めるように支援を行いました。
今後も、私共は日本で暮らす外国人、外国にルーツを持つ方の支援活動に励んでまいりたいと思います。
誰もが安心して、自分らしく生きられる多文化共生社会の実現を目指してまいります。
引き続きお力添えくださいますようよろしくお願い申し上げます。  

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