都道府県 佐賀県
助成額 410,000円
活動開始日 2022/10/1
活動終了日 2023/9/30
助成金で行った活動の概要
学習ルームで行った学習会の回数は、50回、訪問支援は、76回、実施した。学習支援として、退職教員や教員免許取得予定の学生だちが支援員として子どもたちにマンツーマンで関わった。
支援対象者は、11人である。子どもたちのルーツは、中国、フィリピン、ネパールである。年齢は、中学生高校生であるが、途中で未就学のため、現在23歳の通信制高校性も含む。中学生高校生は、教科の学習支援が主だが、一人一人課題は違うので、それぞれニーズに合った学習支援を行った。日本語がまだ苦手な子が多いため、わかりやすく説明するだけでなく、映像や動画を用いての言語理解を図った。問題集の選定もこちらで行い、その子に合うものを選んだ。。まだ来日して間もない子どもには、絵本を読んだり、日常会話をすることによって、日本語を無理なく習得できるように工夫した。
また、お互いのコミュケーションをとるために、「遊び」の時間も設けたり、毎回何を学習したかを報告しあう時間をとっている。子どもたちにとって、単に勉強するだけでなく、仲間と触れ合える居場所としての場になるよう努めた。
相談支援は、28件あった。進路相談、不登校の相談、就職活動のサポート、宿泊のための買い物のサポートやバスに乗る付き添いなど、さまざまである。ほごしぉや学校の先生も交えて話し合うことも多くあった。
活動日数 154日
支援対象者実人数 11人
支援対象者延べ人数 550人
参加ボランティア実人数 20人
参加ボランティア延べ人数 400人
本助成金による活動の成果
学習支援と相談支援によって、受験に合格し、今年度高校生として入学できた生徒が三人いる。その中の一人は、小学校から不登校で、長年、ご両親も含めて支援してきた。中学三年から学校復帰し、受験勉強をし、見事、合格した。中学生までは訪問支援をしていたが、今は高校生として自ら学習ルームに来て学業に励んでいる。大学生と関わることで、自分も大学に行きたいという夢を語れるるまでになった。また、通信制高校生は、現時点では、まだ就職が決まっていないものの、4年間の学業を3年間で習得し卒業見込みがたっている。
そういう先輩を見ているので、今年度受験生の子もがんばっているし、他もそれぞれの課題をこなしている。
学校ではなかなか自分を出せない子も「わーるどりんぐ」では、楽しそうに笑顔でいることが、居場所として機能していることを表している。
また、どもたちだけでなく、将来教師をめざす学生たちにとっても、子どもと触れ合い、勉強を教える力がついてきていることが成果である。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題としては、このような支援を必要としている子どもが他にも多くいるだろうと思われるのにも関わらず、支援を受けられていない子どもたちが多くいるということである。その要因として二つ考えられる。
一つは、学校の教員の関心度の低さである。今、来ている子どもたちは、学校の日本語支援担当教員が保子どもにも保護者にも声をかけてくれて、わーるどりんぐの学習会につなげてくれた。しかし、日本語指導担当教員は、佐賀県では、人数も少なく、多くの学校教員は、外国にルーツのある子どもたちの困り感に気づいていない。
もう一つの要因は、学習会の場所的な問題である。佐賀市の駅近くというもっとも中心地に場所を構えているものの、中学生にとっては、自転車で30分以内で通える範囲は限られている。保護者の送り迎えができない場合が多いので、行きたくても行けない子もいる。訪問支援も学生にとっても自転車30分以内で通えるという制約は同様である。
したがって、現状では、県内で10人程度しか支援ができない。
今後は、もっと学習会の場所を増やし、退職教員による学習支援員をしていく方向性が考えられる。そうなると、もっと国際交流協会が主体になり、県の財政援助も必要となる。
そのためにも、今後は、この活動を継続させつつ、外国にルーツを持つ子どもたちの進学率等の実態調査が必要であると考える。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://worldringsaga.wixsite.com/-site-1
https://www.facebook.com/sagaworldring
寄付してくれた人へのメッセージ
皆様の寄付のおかけで、子どもたちが笑顔で学習できる場と機会が与えられています。心より感謝いたします。ありがとうございました。
受付日時