外国にルーツがある方々への支援応援助成

団体名 ユッカの会

都道府県 神奈川県

助成額 73,082円

活動開始日 2021/10/1

活動終了日 2022/9/30

助成金で行った活動の概要
2019年のコロナ感染拡大による対面活動の休止以来、当会ではzoom練習会を開催し、タブレットやモバイルルーターを貸し出すなど、学習支援活動・交流活動のオンライン化を進めてきた。
毎月1,2回開催のオンライン交流会、月2回開催の週末勉強会がzoomに慣れる機会にもなっており、会員の間にオンライン活用が広がってきている。
長期休みの集中教室や週末勉強会は、対面とオンラインを併用して開催している。個別の学習支援においても、対面学習、オンライン学習、両者を併用するなど、個々の状況に応じた活動を行っている。現在は感染者数が一時期より減少し、個別の学習支援においても対面での活動が増加してきている。
[1]外国にルーツがある人々のためのオンラインを活用した学習支援・生活支援事業
・週末勉強会を19回 (面接練習会を含む) 学校の長期休暇に合わせた集中教室を冬、春、夏に実施した。
・通年で通信環境が整わない家庭へタブレットやルーターを貸し出した。
[2]外国にルーツがある人々のためのパソコン教室事業
・ボランティア対象のパソコン講座を開催(2022年9月4回連続講座)
オンラインを活用して学習支援をするためのスキルを学んだ。
Zoomのホストになりミーティングを開催する、教材を作成する、教材を共有する、既存のオンライン教材を活用するなど

活動日数 393日

支援対象者実人数 154人

支援対象者延べ人数 244人

参加ボランティア実人数 228人

参加ボランティア延べ人数 351人

本助成金による活動の成果
[1] ]外国にルーツがある人々のためのオンラインを活用した学習支援・生活支援事業
タブレット端末7台を購入。ルーターは年間を通じて4台レンタルし2台を貸し出し、2台を事務局で利用した。
週末勉強会・長期休暇中の集中教室を開催している公共施設には、インターネット環境が整備されていない。モバイルルーターを利用して事務局がホストとなりzoomミーティングを開催、ボランティア・学習者のペアがブレイクアウトルームで学習する形で個別学習を実現できている。同時に教室では対面で学習を行うペアもいるため、時にはそれぞれの様子を見学する機会にもなった。またタブレット及びルーターの貸し出しによって通信環境が整わない家庭の子どもや家族とつながりを保ち、学習の機会を維持するとともに情報提供をしたり、生活の相談に応じたりすることができた。中には、コロナ禍の長期化や保護者の体調の悪化などで収入が無くなり、電話が使えなくなった家庭もあった。ルーターを貸し出し、SNSでのやりとりを維持できたことで、学校との連絡を保護者にかわって行ったり、生活支援情報を提供したりすることができた。
[2]外国にルーツがある人々のためのパソコン教室事業
9月にボランティア対象の4回連続のパソコン教室を実施した。講座ではボランティアが自らホストとなり、zoomを活用して学習者とオンライン学習をするためのスキルを学んだ。また、ワードやパワーポイントなどを利用して教材を作成する方法、グーグルドライブ、グーグルスライドなどを利用して教材を共有しながら学習をすすめる方法、既存のオンライン教材の活用方法などを学んだ。自作の教材やオンライン教材を使った実践を紹介してくれる参加者もあり、お互いの質問が学び合いにつながった。講座中は 学んだことを参加者が実際に操作してみて、疑問点があればその場で解決するように努めた。参加者からは、オンライン利用について自信をもって行えるようになったとの感想が寄せられた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
オンラインで学習をサポートできるボランティアの増加により、会場利用の対面学習では行えない時間帯に活動したり、遠方に住む学習者やボランティアも活動が可能になり、新たに学習を開始した人が増加した。
一方、オンラインを利用するボランティアには、参加者としてのみオンラインを利用している人も依然として多く、その場合はユッカの会などがホストとなり得る時間に活動が限られる。今回行ったパソコン教室のようにzoomを自ら立ち上げ、教材を学習者と共有するスキルを学ぶ機会を今後も作ってゆく必要がある。
コロナ禍が収束したとは言えない現状では 学習活動や生活相談を継続するためにも、通信環境が整っていない外国につながる家族が学習を続け社会とつながりを保つためにもインターネット利用が不可欠であるが、公共の場でインターネットが利用できる施設や空間はまだまだ限られている。
ボランタリーな活動に開かれた公共空間でインターネットを使える場が増えていってほしい。活動に利用している施設等にボランティア活動におけるインターネット環境の必要性を訴えていく一方で、モバイルルーターに対して助成を得られる機会を探して活動を続けてゆきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
http://yukkanokai2014.web.fc2.com/2022houkoku/2209PC.html
http://yukkanokai2014.web.fc2.com/2021houkoku/2202syumatu.html



寄付してくれた人へのメッセージ
ユッカの会は、外国につながりがある人々の学習や生活のお手伝いを活動の柱にしています。コロナ禍の中オンラインを活用しながら場所を選ばず活動するにはモバイルルーターが不可欠です。みなさまの寄付による中央共同募金会の助成のおかげで、年間を通じてモバイルルーターを複数台借り続けることができ、この1年も外国につながりがある人々のための学習支援・生活支援を継続することができました。また、今回開催したパソコン教室を一つのモデルとして、オンラインを活用できるボランティアを増やし、少しずつではありますが会としてのサポート力を高めていくことができそうだと感じています。ご支援、ありがとうございました。これからも応援してください。どうぞよろしくお願いいたします。