都道府県 愛媛県
活動開始日 2021/10/1
活動終了日 2022/9/30
助成金で行った活動の概要
愛媛県内で暮らす外国人の相談。特に相談領域を決めずに、出来ること・サポートできることを考えて支援していった。中には行政書士、弁護士等の士業の相談が必要になり、問題解決のために繋いでいった。事前にインタビューをして質問事項を纏めて相談に付き添った。法的なことになると専門家の意見はかなり参考になり、また相談者本人にも安心感を与え、次のステップに進むことができた。2021年12月において、愛媛県の在留外国人は11900人、松山市は3376人。関東・関西に比べると少なく、外国人支援サービスはとしては活発ではない印象があり、まずはニーズを引き出すために継続的な広報活動を行った。SNSでの広告、松山国際交流協会、愛媛県国際交流協会のメーリングリスト、大学、地域のスーパー、外国人がたくさん住んでいるアパートへのポスティング、各行政窓口(生活福祉課、障がい福祉課、ハローワーク、子ども総合相談、保健所など)へチラシを配布して働きかけていった。チラシもやさしい日本語を使い、またデザインを変えるなど工夫していった。相談方法は、電話、直接面談、メール、メッセンジャーやLINEなどで実施。やはりSNSからの問い合わせが多かった。相談内容としては5つに分類できる。①簡易な情報提供や調整で終わるもの:日本語教室の紹介、行政の情報など②1-2回の同行支援が必要なもの:病院や行政窓口への同行③長期的なサポートをしていくもの:転職活動、家族問題など④専門的な助言が不可欠なもの:在留資格の変更、労働条件の問題、交通事故対応など⑤今は特に問題ではないが今後サポートが必要となると思われる問い合わせ:労働関係や生活費の心配など。ソーシャルワークの主な手法の、相談者中心、アウトリーチを心掛けて支援していった。夏休みには2学期から市内小学校に入学する外国の兄妹の学習をサポートする機会があり、ひらがな・カタカナ等の教材を作成して教えていった。その他、スペイン語、カンボジア語、タガログ語、ベトナム語別にオンライン相談会を実施。SNSで広告・拡散して認知を広めていった。9月には活動の報告会を行った。
活動日数 99日
支援対象者実人数 36人
支援対象者延べ人数 99人
参加ボランティア実人数 4人
参加ボランティア延べ人数 4人
本助成金による活動の成果
本助成の活動で問題解決ができた人が多くいたことが一番の成果だと思う。特に士業との相談では、相談者自身も課題や法的な是非もしっかりと理解でき、問題解決に向けて前向きに進むことができた。またSNS等を通じて藁をもすがる思いで連絡してくれた人もいた。どんな相談にも出来ることを考えて色々調べて実践をしていく中でノウハウを蓄積しながら愛媛県での外国人の生活を知ることができた。特に外国人労働者(技能実習生)の状況、農村部や諸島部での様子など、実際に話して知ることが多かった。職場や生活での悩み事を相談できる場所が殆どない。あっても遠いか、利用時間が平日の昼間(彼らが働いている時間帯)など使い勝手が悪い。彼らにとってもSNSでつながれる支援サービスは今後は有効になってくることが分かった。そして外国の子どもの教育支援に携われたことは大きかった。試行錯誤しながら教材を準備し、ボランティアなどの協力を得ながら学習支援を進めた。本助成を通じて、国際団体だけでなく、福祉・教育の面での繋がりができたことも大きな成果であると考える。外国人支援の幅が広がり、少しずつ外国人の中での認知度は上がってきている。友達から聞いたといって連絡してくれる方もいる。そして在県外国人のグループとも繋がり、ネットワーク作りが少しずつ進んだ。いろいろな団体と協働できる関係性になってきたことは今後の活動の発展につながっていくと思う。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
愛媛県で暮らす外国人の約半数は技能実習生や留学生である。その多くが日本語を話したり読んだりすることに不自由している。コロナ禍が落ち着き今後たくさんの日本語が話せない外国人が増えてくると予想される。留学生やその配偶者等にとって仕事(アルバイト)探しは難しい。殆どの会社が最低限の日本語理解を求めているので、仕事探しははじめから壁にぶつかる。技能実習生の問題は主に労使間の問題である。監理団体以外の支援者にとって多言語に対応していくことは難しい。また外国人の子どもが今後増えてくる。彼らの対する教育は市内での前例が少ないだけに試行錯誤である。そして家族問題、貧困問題もより複雑化・個別化してくる。外国人と話していくと様々な悩みあり、一気に解決できることは少ない。当法人の強みとして、障がい児のデイサービス運営を通じた福祉機関、教育機関との繋がり、子ども食堂を通じた繋がり、本事業を通じてできた国際団体との繋がり、加えて当法人のFBを見て協力したいと申し出てくれる外国人も数名おり、いろいろな場所・人と協働できることである。強みを生かしながらこれまで通り一つずつ丁寧に関わり解決に向かっていくしかない。またもう一つ課題と感じることは、外国人への情報発信である。多くの外国人は日本語で検索できない。外国人に情報を発信できるような仕組みや機関紙を作っている団体もあり、外国人支援のネットワーク化を構築していくことも今後の大切な取り組みであると考える。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid07dEhwTd8rfcDfgh8mpsmJaqPzzA1FjJZhgRpT1YXAMzwHQH9LZb2vUHuiogeM3JQl&id=381519235783115
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02emnkpmYrWoSFRAJGewzETsjCFMYDEEqbabgXFn6mNeNRPBEFmGTTocisHRCqNQ5xl&id=381519235783115
寄付してくれた人へのメッセージ
大切なご寄付をありがとうございます。外国人支援は、多文化共生社会に向けて大切な活動です。一つずつ手探りで行い、実践の経験や他団体との繋がりができました。皆様のご好意で、外国人支援の幅が広がり、大変感謝しております。今後ともよろしくお願いします。