団体名 特定非営利活動法人くまもと相談所

都道府県 熊本県

助成額 1,737,249円

活動開始日 2021/12/1

活動終了日 2022/12/31

助成金で行った活動の概要
赤い羽根共同募金「居場所を失った人への緊急活動応援助成第4回」の助成金を使わせていただき、老朽化したシェルターから、現在のシェルータ―へ転居することができました。また、日用品についても持ち合わせを使用していたものも多く、今回の助成金で布団等も購入させていただきました。困難を抱える女性等が新たな生活をスタートさせるために必要な、安心安全な環境を整備することができました。

活動日数 320

支援対象者実人数 9

支援対象者延べ人数 134

参加ボランティア実人数 3

参加ボランティア延べ人数 36

本助成金による活動の成果
新しいシェルター確保後も、これまでに6世帯(9名)の困難を抱える女性等が利用し、新たな生活をスタートすることができました。部屋を提供するだけでなく、この度、補助金を使って雇用することができたスタッフと一緒に、相談者の方々が新たな生活ををスタートさせるために必要な行政手続き、裁判所、弁護士事務所等へ同行し一緒に話を聞くことで、相談者の方の不安を取り除き、難しい説明などについては、その場で当所スタッフが介入することでクリアできることもありました。また、シェルターを退所後も連絡を取り合うことで、相談者の方の日常生活の不安解消に向けて対応させていただいております。今後も、貴団体様の補助金により確保することができたシェルターの運営管理を継続し、困難を抱える方々の新たな人生のスタートのきっかけとなれるようスタッフ一同取り組んでまいります。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回は、貴団体様の補助金を使わせていただき当事業に関心のあるスタッフを雇用することができましたが、今後、スタッフの雇用継続を考えたときに福祉団体が苦手とすることが多い「収益事業」を展開していく必要があると考えさせられました。相談者の方の9割は「行政(主に熊本市)」からの依頼ですが、業務委託を受けているわけでもなく、補助金についてもスタッフを雇用できるような金額ではなく(そもそも対象経費に人件費を含むことができない)年間100万円の事業に対し半分の50万円が支払われるといった内容のため、家賃だけで全て消化するといった状況です。相談件数は、増える一方ですので、昨年に引き続き今年も行政へ「実態と当事業の必要性について」説明を行ってまいります。2024年度には、当事業の根拠法だった「売春防止法」から「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が施行されるため、これまで以上に積極的に活動を行ってまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://kuma2soudan.main.jp



寄付してくれた人へのメッセージ
当事業へのご理解ご協力、心より感謝申し上げます。皆様のご協力があって、これまでも、そして、これからも困難を抱えた女性たちが新たな人生へのスタートを切ることができます。私たち、スタッフ一同、支援継続のチャンスをいただけたことを忘れずに活動を続けていきます。この度は、誠にありがとうございます。