食にお困りの方のためのフードバンク充実事業

団体名 社会福祉法人 石垣市社会福祉協議会

都道府県 沖縄県

助成額 720,000円

活動開始日 2021/6/1

活動終了日 2021/12/28

助成金で行った活動の概要
(1)食料の購入と保管に係る資機材整備 ・食品在庫として、長期保存がきき、食べやすい5種の食品を購入。 ・食品運搬用に、台車2台の購入(大小)。 ・保管場所と他共有スペースの、区画整理のためのパーテーションを購入。 ・保管食品の整理のために、テプラを購入。(2)購入食料での配布会及び個別配布の実施 ・コロナウイルスにより減収した世帯向けの食料配布の実施(100世帯へ2回)。 ・常時相談のある世帯へ、個別に食料配布。(3)フードボックスの設置 ・市内2ヶ所にボックスを設置するため、ボックスの購入と、その装飾。 ・事業周知のための案内カードを作成し、ボックス横に設置した。(4)周知強化のための周知物の作成 ・のぼり作成。配布会や各種事業実施時、ボックス設置場所にて、周知のために使用。 ・PRチラシを作成し、企業等に事業紹介をする際に活用。・マジックボードの作成。寄贈式等時にバックに配置し、事業を周知するため。・より多くの市民に広く事業を周知するため、車両に貼り付けるマグネットシートを作成し、公用車へ貼り付けしてPRした。

活動日数 211

支援対象者実人数 484

支援対象者延べ人数 517

参加ボランティア実人数 20

参加ボランティア延べ人数 20

本助成金による活動の成果
まずは、食品の購入で在庫が確保でき、安定して事業を実施できた。また、提供しやすい食品を用意できたことで、よりニーズに沿った支援が可能となった。さらに、資機材購入による保管場所の環境整備で、スムーズな事業運営と職員負担の軽減につながった。次に、大量に食品を確保できたことから、コロナウイルスにより減収した世帯へ、食料品セットの配布会を行った。「本当に大変な時期に助かっています」と声をいただいている。“有事に柔軟に対応できる”本会の強みを活かした支援の後押しとなった。3つ目に、フードボックスの設置では、より身近な場所でボランティアに参加できる仕組みづくりができている。設置により「気軽に提供しやすくなった」と、個人からの提供が増え、在庫確保にもつながっている。また、乳幼児品等、食料品のレパートリーが増え、ニーズに合わせた対応が可能となっている。また、予算確保が後回しになりがちであった各種周知物の作成が進み、広報の強化につながった。特に、不特定多数の場所で周知ができる車両用のマグネットシートを作成できたことは大きい。各種団体からのご提供が増える等、効果が着実に表れてきている。これらの取組みで、事業全体が格段に向上している。その結果は、昨年度1年間の支援世帯数を、今年度上半期で既に上回っている等、数値でも見て取れ、中心事業の1つとなりつつある。食支援の需要は、今後益々高まることが予想されるため、継続的な事業推進ができるよう努めたい。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の助成で資機材の整備はかなり進んだが、大量寄贈が重なると、保管場所に苦慮することは課題である。レイアウトを工夫し、限られたスペースの有効な活用と、期限が近い食品から提供するなどの在庫の循環が必要になっている。また、寄贈の増加に比例し、管理・配布作業も増加するため、他業務とのバランスも課題の1つである。業務を細分化し職員の負担を軽減したり、ボランティアの活用をしたりするなど、工夫していく必要がある。さらに、事業対象者への周知は常に課題であり、対象を限定し配布会を行う際などに、特に重要となっている。引き続き関係機関と連携をとり、必要とされている方に情報が行き渡るよう周知していきたい。また、フードボックスの設置を通し事業の認知度を高め、より気軽に提供できる雰囲気(“できる人が、できる時に、できる範囲で”の)作りを心がけたい。現在は、提供のみのボックス設置であるが、今後は受取りもできるよう検討し『フードステーション化』を図りたい。“必要な人が、必要なときに、必要な物を受け取れる仕組み”を構築し、本当に必要とされている方々に支援が届くような事業にしていきたい。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.ishishakyo.com/entry.php?eid=125968



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、ご寄付いただきありがとうございました!おかげさまで、多くの人にあたたかい食事を届けることができました!