生活困窮世帯の命をつなぐための食糧宅配事業

団体名 秋田たすけあいネットあゆむ

都道府県 秋田県

助成額 1,000,000

活動開始日 2020/5/1

活動終了日 2020/8/31

助成金で行った活動の概要
 秋田県は貧困率が高い県です。特にひとり親世帯の貧困率は高く、コロナウイルスで更に悪化しています。労働時間の短縮や、食費、光熱費の増加が家計を圧迫しています。減ってしまった収入と増加した支出の穴埋めはにはさらに長い時間がかかります。全国的コロナウイルスの影響によりさまざま企業、業種に渡って最悪の事態が起こっています。働く場所を失い、生きる希望さえ失いかけています。秋田県は自殺率が毎年全国1位の県です。ニュースでは報じられない自殺者増えています。 フードバンクによる「食糧支援」は命をつなぐ支援になっていることは間違いありません。「生きることは食べること」お腹いっぱいになれば、今日の最悪な事態からは救われます。食糧支援のために多くの物資が必要となります。企業の経営悪化、長雨と猛暑による農家の生産量の低下、寄付者もまた苦しい状況に陥る人もいますので、食品を集めることにも苦慮します。8月時点での食糧支援数は昨年のトン数を超えました。困窮者が増えることで、活動を加速することが求められます。緊急要請にもできるだけ応じながら、伴走型の支援を続けてきました。先の見えない不安から、ますます支援者が増えています。取り残される世帯が無いよう、アンテナを高くし、新聞、テレビ、ラジオ等で呼びかけていきます。 

活動日数 120

支援対象者実人数 211

支援対象者延べ人数 744

参加ボランティア実人数 12

参加ボランティア延べ人数 46

本助成金による活動の成果
仕分けのためのコンテナや冷蔵庫購入は食糧支援の効率や作業が格段に良くなりました。また、冷蔵庫購入により、パントリーの際、提供できる食品が増え、多くのひとり親世帯のお母さんに喜んでいただけました。フードバンク活動は、食品の受け入れ、管理、データ管理、出庫、配送と三段階の手順を経て支援物資として宅配で送っています。多く集まる食品の保管場所と作業場広くなり、作業の効率化が図れました。賃金を支払えることで、人手不足も少し解消して、要請に応えるスピードアップにつながりました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
企業様より「冷凍食品」の寄付の申し出がありますが、冷凍庫が小さく、物資として提供する際も「チルド」発送になるため、宅配代が捻出できません。食品ロスの有効活用も簡単にできる施設や備品の有る無しで活動の幅に問題が生じます。取り扱うことができる食品が少なくなることが懸念材料です。 

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://blog.goo.ne.jp/akitatasukeai/e/854db1cbc4c1ab4858e4610e7f666e61