令和6年能登半島地震、豪雨災害支援

団体名 災害NGO海

都道府県 福井県

助成額 1,770,000円

活動開始日 2024/10/12

活動終了日 2025/3/31

助成金で行った活動の概要
本事業期間(2024年10月?2025年3月)での支援 地震と水害による被害が積み重なっている現地で、弊団体の強みである、技術系ニーズをメインに活動を行いました。9月の大雨被害が発生したのは、地震被害によるニーズも少しずつ少なくなってきた頃でした。住民さんも支援者側も2024年1月から動き続けて疲れ切っているところに。やっとの思いで救出した貴重品や、地震では被害が少なかった家、地震後にリフォーム中の家など、様々な物が水害の影響を受けました。壁床剥がし、泥出し、生活改善、建具類や壁の修復、地域コミュニティのためのサロンなど、幅広い支援を行いました。また、地震の被害を受けていたが対応が間に合っていなかった現場にも支援に入りました。 地元の方は高齢者が多く、これほどの大規模な災害も初めてです。そのため、社会福祉協議会では対応が難しい現場や、住民自身では復旧ができない現場において、他団体と連携しながら弊団体のスキルを活かして活動をしてきました。 ・具体的な活動内容 メインエリア:南志見地区・町野地区・門前地区 ◯技術系ニーズ対応 先遣隊で入っている団体や社会福祉協議会とも連携し被害状況やニーズ件数を把握。 社会福祉協議会や連携団体が集めたボランティアを現場にアテンドする。 例:床下の見えない土砂をだすために、点検口を空けたり、和室の床を剥がしたりして土砂状況の確認を行う。 社会福祉協議会のボランティアや一般ボランティアとともに、現場入りし、床壁剥がしや土砂だしをする。 解体するか再建するか迷ってるお家も住民の方と相談し綺麗にすることで、再建や町に戻って来れるような前向きな気持ちの後押しをする。 その他の具体的な活動内容は以下の通りである。 ・家財だし ・壁床剥がし ・土砂出し・泥出し ・壁床貼り・貼り直し ・建具類や壁の修復 ◯ボランティアのアテンドと育成 社会福祉協議会や一般のボランティアとともに現場入りをするため、ボランティアのアテンドも行う。 災害現場に初めて訪れるボランティアや、まだまだ現場数が少ないボランティアに対して、活動の指針、実施内容、注意事項などを丁寧に伝える。 にを行うかももちろん大事ではあるが、被災者の方々への寄り添いや、他ボランティアへの接し方など、被災地でのマインド面でのケア・コーディネートも行う。

活動日数 52日

支援対象者実人数 70人

支援対象者延べ人数 110人

参加ボランティア実人数 70人

参加ボランティア延べ人数 150人

本助成金による活動の成果
52日間の活動で、以下の成果があった。 ・壁床はがし…成果件数 土砂だしを行う準備や、浸水して使えなくなった場所のカビ発生防止の為に壁床剥がしを行った。他団体が途中までしか床を剥がしていなかった現場なども対応。専門的な技術を活かして、効率よくニーズを解決していった。 ・家財だし…成果件数 地震で半壊・全壊の一般ボランティアが入れない現場の家財だしを行った。解体日が近づいて住人さんだけでは時間が足りない現場や、危険で一般の人が入りづらい現場も、これまでの経験を活かして安全に活動を行い、ニーズに応えることができた。 ・土砂だし…成果件数 水害被害にあった箇所の土砂だしを行った。連携団体や社協、一般ボランティアと共に土砂だしを実施。必要なところは重機を用い、逆に重機が入れない現場は人手を集めて人力での土砂出しをした。 ・ブロック塀撤去…成果件数 倒れてくる危険があるブロック塀を撤去した。専用の工具などを使い、安全にブロック塀の解体を行った。 ・居住の生活改善…成果件数 地震や水害で、隙間が空いたり壁がなくなったりした箇所や避難した納屋の寒さ対策を行った。寒い時期に間に合わせるために、優先度を高く実施。 ・炊き出し、サロン…成果件数 地元の人と鍋を作ったりコーヒーを入れたりと、食を通じて地域住民の繋がりやコミュニティづくりを行った。地元の人が集まる機会を増やすことができた。 地震に加えて水害と、積み重なった被害に対しての技術系ニーズを中心に活動を行った。 2024年12月頃には技術系ニーズも落ち着きを見せたため、炊き出し・サロンなどで住民と交流を増やし、新たなニーズを見つけることができた。 2025年1?3月頃には、新たなニーズに対しての活動をしたり、元は支援不要だった住民の心が変わり改めて現場に入ったりなど、長期的な関わりから新たな支援につなげることができた。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
【課題①】人材と資金不足 本災害を受け、2024年9月に団体を立ち上げました。設立初期のため、まだまだ団体の人手と資金が不足しています。そのため、こなせる現場の数も限られており、自治体や社会福祉協議体をはじめとした他団体と連携しないと能登全体をカバーできませんでした。特に、2024年1月の発災直後はどうしても連携団体ありきの活動になってしまいました。現地拠点の準備や地元住民との関係性の構築など、現地入りのための基盤を連携団体「災害NGO結」が整えてくれ、私達も現場入りへのハードルが低く、活動に取りかかることができました。 →今後の取組 これまでの活動をSNS等で発信し、協力してくれる人材や資金を募集。自分たちで人手や支援を集められるような体制を整えます。 【課題②】住民の防災意識の差 今回、被災地の現場に足を運ぶことで、現地の方々の防災意識の差を実感しました。防災を想定していたとしても、実際に体験すると、想定外のことも多く起こってしまいます。例えば、緊急時に混乱してどう動いたら良いかわからなくなってしまう、被災後の復興に向けて何から始めたらいいかわからない、など。発災初期から復興までのあらゆるフェーズにおいて、備えていたとしても初めての経験のため、混乱がつきものです。これは今回被災した能登に限った話ではなく、日本全国の防災意識や経験値はまだまだ高められると考えます。 災害はどうしても起こってしまうため、被害を最小限にし生活をしていくための、知識を事前に身につけ経験する必要があります。 →今後の取組 普段から、防災を意識をしながら体験できる活動を実施。防災意識を高めることは、くらしを見直し生活する力をつけることでもあります。そこで、災害のリアルと DIY技術を一緒に伝える講座を開催。ただDIY技術教えるのではなく、災害現場や状況を同時に伝えることで、自身で技術習得が防災につながることを広く伝えます。 【課題③】技術力不足 本災害では、地震と水害が重なるという大きな災害でした。そのため、家屋の状態が悪くなってしまったり、高度な技術が必要な現場も多いです。本格的な大工職人の方々に比べると、まだ弊団体の技術力は低く、どうしても他団体に協力を依頼するときもありました。 →今後の取組 技術力の高い大工職人のもと、あらゆる建築現場でのスキル習得を実施。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/saigaingoumi/



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、活動に対してご支援いただき本当にありがとうございました。 能登半島では、2024年1月の地震で被害を受け、少しずつ復旧活動をしているところに水害が発生しました。 地震の影響は少なく住むことができていたお家。修繕中のお家。家財や貴重品などを取り出して置いておいたお家など様々な物が水害の影響でダメになってしました。 大雨や雪が降ると通行できなくなる道がたくさんある。そんな中でも歩いて家に戻り片付けをする人たちもたくさんいます。 しかし、災害発生から1年以上経過する現在でも、完全復興までの道のりは遠いです。 それでも希望を持ち続けている住民の方々に寄り添って、今後も活動を続けていきたいです。 それぞれの形で、一緒に被災地への支援を続けていきましょう。