都道府県 愛知県
助成額 1,000,000円
活動開始日 2024/10/1
活動終了日 2024/9/30
助成金で行った活動の概要
「赤い羽根共同募金会」の助成を受けた結果、バスを利用した1日単位の研修プログラムを中心とする多様なプログラムを提供することができました。事業は、"Explore Japan"と"Walk & Talk"いう二つの大きなテーマの下で実施しました。
"Explore Japan"では、10件の企画を実施しました。「日本の伝統文化を体験する 茶道と香道Part I」(2023/10/21 古川為三郎記念館とタイアップ)、「浄水提供の努力 企業努力の現場を見る」(11/17 岐阜県本巣市の森松工業の協力)、「年末餅つき行事」(12/30)、「関鍛冶伝承館での研修とひるがの高原で雪と戯れる」(2024/02/03)、「日本のエネルギー施設Part I:東邦ガス本社訪問」「戦後日本の経済発展と大気汚染」(07/06「四日市公害と環境未来館」の協力)、「志段味古墳群のある歴史的地域を訪れます」09/14)などです。"Walk & Talk"では、「トヨタ産業技術記念館」(2023 12/09)、「徳川美術館」(2024 07/13 貝合わせと刀剣の手入れ)を実施しました。
アンケート結果を見ると、これらの機会を通して、参加した大学院留学生は、日本の地域社会と交流し、研修訪問受け入れ先でさまざまな専門家と意見交換し、大学外にある多様な日本社会の在り方と人々の生活に触れることができたようです。参加者にとっては、英語、日本語によるコミュニケーションを関係者の間で楽しむ機会となりました。関係機関のご理解と温かいご支援を得て、大学院留学生対象に特化した企画を提供することができて、単なる研修以上の日本体験になったと思われます。
活動日数 12日
支援対象者実人数 178人
支援対象者延べ人数 178人
参加ボランティア実人数 72人
参加ボランティア延べ人数 72人
本助成金による活動の成果
大学院留学生は、専門的な研究に従事するため、広く日本社会を知り、人々と交流して日本をより深く知る機会が想像以上に限られています。研究の背景にある企業活動、社会の構造、人々の意識と発想、地域のつながりなどを体験的に経験することがそれぞれの留学生の留学経験を豊かにし、大学院留学生が研究成果を将来の社会に還元するきっかけとなることが期待できると思われます。今回の事業活動では、さまざまな専門領域の大学院留学生が国籍を越えて交流する機会を提供しました。その中で、地域の人たちと交流した「年末餅つき行事」は非常に好評でした。餅をつき、餅を丸める作業に地域の方々と一緒に参加する中で、大学では体験できない日常会話を楽しむ機会になりました。留学生代表からの日本語のご挨拶もあり、いい一日になりました。
企業施設を訪問した際には、留学生が自分の専門の観点からさまざまな質問をし、企業側も熱心に回答されました。企業現場の見えない努力を知る貴重な企画となりました。戦後の大気汚染に関する研修では、四日市市側から公害克服のための自治体・企業努力の詳しい説明があり、コンビナート見学も体験的学習の機会でした。地域による浄水提供の仕組みを知る機会も土木工学の専攻者だけでなく、多くの参加者が日本の水管理の現場を学ぶことができたと思われます。伝統的な刀剣鍛造を見る企画は、大変好評であり、アニメで日本刀を知っている多くの留学生が「日本刀」を見て、本物に触り、刀匠から話を聞くことができ、大満足の参加者が多数でした。Walk & Talkの企画を含めて、参加者アンケートから高い評価を得ることができました。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
キャンパス外で大学院留学生が日本社会の歴史、文化、習慣、企業活動などに触れる機会は、彼らの留学体験を豊かにし、研究の将来についてのさまざまなヒントにもなっています。大学院生の研究生活は、研究室単位であり、同じ専門以外の大学院生と交流する機会は限られています。そのため、外国で孤独感を抱えて研究生活をする留学生も少なくありません。当NPOの提供する各種のプログラムは、キャンパス外にある日本社会を体験的に学び、交流するだけでなく、研究のプレッシャーからの快適な息抜きの機会にもなっています。バスを利用することで、車内での「友達作り」も広がっています。その限りでは、当NPOの活動は成果を挙げていると思われます。
しかし、その一方で、大学院留学生の人たちが日本人学生・社会人との間で継続的・長期的な交流関係を作ることは、依然として容易ではありません。当NPOの提供する相談サービスでも、日本社会とのより安定した交流を求める留学生が少なくないという印象を受けています。今後は、古川為三郎記念館や四日市公害と環境未来館など、大学院留学生との交流に積極的な団体との連携を強化して、魅力的な企画を用意し、日本人学生やキャンパス外の日本人の方々の参加を一層促進する方向の努力を続けていきたいと考えています。日本人学生のボランティア登録を増やす努力のほか、当NPOの賛助会員の各種企画への参加要請を強める努力を続けます。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://nagoyaryunet.org/wp-content/uploads/2024/02/newsletter-no.5-JP.pdf
https://nagoyaryunet.org/wp-content/uploads/2024/08/newsletter-6-JP.pdf
寄付してくれた人へのメッセージ
新型コロナウィルスが5類に分類されてからは、キャンパスでも研究環境が改善しています。しかし、大学院留学生がキャンパス外の日本社会・人々と直接交流するのは、依然として敷居が高い状態にあります。留学は、研究だけでなく、留学先の国の人々と対面し、社会を見聞することで貴重な体験を生み出します。「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成」により、当NPOは、さまざまな国から名古屋地区に留学してきた大学院生とその家族に広がりのある留学体験をする機会を提供することができました。参加した大学院留学生からのアンケート結果を見ますと、自分の専門を越えた友人ができた、思いもかけない日本の一面を発見した、日本の努力を実感したというコメントが届いております。皆様が提供くださったご篤志が将来、国際的に活躍する若い人たちに得難い日本体験の機会を与えております。助成を受けて、事業を実施したNPOとして、ご支援に厚く御礼申し上げます。
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