都道府県 滋賀県
助成額 800,000円
活動開始日 2022/10/1
活動終了日 2023/9/30
助成金で行った活動の概要
ブラジル学校サンタナ学園は、子どもたちが安心して日本で育ち・学べる場であり、保護者の方々が安心して働きに行けるサポートをし、日本社会とを繋ぐワンストップの場所である。経営難ながらも20年以上も続けてこれたのは必要とされているからである。そんなサンタナ学園に対する正当な評価と各種事業を継続的に推進するための支援活動を継続的に推進するためにも、本助成を活用し支援活動に要する人件を雇用し下記支援を実施した。
1)サンタナ学園のための運営資金業務?クラウドファンディング等の募金活動を行った。また安定した資金集めのために、月額寄付制度を開始。寄付者を増やすためには、サンタナ学園を知ってもらうことが大切なため、イベント主催や参加を積極的に行なった。
2)日本語サポート業務では、日本語の読み書きができないサンタナ学園の先生方に代わり基本的な経理・事務書類業務、行政等から来る書類や電話連絡、またメディアや一般の方からの寄付や支援、問い合わせの窓口を担当。
3)子どもの社会教育業務では、日本の社会や学校で難しさを感じサンタナ学園に来た子どもたちが多い中高生を対象にしたアートプロジェクト等、他団体と協働した日本社会につながる事業を実施。また日本の小学校に進学する傾向が増えているため、サンタナ学園の保育園児及び保護者向けのプレスクール事業を開始した。また日本の小中学校への進学サポート、日本の学校でのトラブル支援等にも対応した。
4)外国人学校の健康診断が行われていない課題解決のために、「健康しが」助成金を活用し、ポルトガル語で受けれる健康診断と健康相談イベントを企画、また多々ある情報にリーチ出来ていない現状を改善するため、ポルトガル語の健康まとめサイトを作成。
5)サンタナ学園を正しく理解してもらうため、シンポジウムを主催。講演活動や交流活動、見学会等を積極的におこなった。
活動日数 244日
支援対象者実人数 300人
支援対象者延べ人数 300人
参加ボランティア実人数 70人
参加ボランティア延べ人数 100人
本助成金による活動の成果
1)運営資金業務クラウドファンディンを行い437名472万円を集める。月額寄付制度を開始し10月までに60件8万円を集める。ニュースレター、チラシを作成し活動周知。国際交流こども絵画展を6月近鉄百貨店草津店、10月びんてまりの館ギャラリーにてを開催。延べ1,000名の方々が来展。新たな人たちに周知ができた。滋賀県フリースクール等連絡協議会に加入。フリースクールとして保護者が補助金をもらえるよう活動。
2)日本語サポート業務毎月の経理、幼保無償化制度の申請業務を行う。県庁等行政からのメール約200通、日本の小学校等からの問い合わせ対応6回。これらを通じて、日本の行政や学校がどんな情報が必要か、日本で外国人が事業を行う上での困難点等を把握することができた。
3)子どもの社会教育業務サンタナ学園と美術館、アーティストの3つの協働事業として、継続的なアートプロジェクトを行なっている。この事業の目的は、普段日本社会と接点がない生徒たちと継続的な接点を作ること。自己選択・発信力の向上、2つの文化を持つアイデンティティの確立である。回を重ねるごとに生徒たちの成長が著しく表れ、積極性や可能性を引き出し、将来の夢も変化している。プレスクール事業は滋賀県のこども若者まんなか助成金を活用に保育園児20名に小学1年生レベルの日本語と習慣を学んでもらう。また小学校見学を行い保護者と子どもの不安をやわらげスムースに日本の小学校に適応できるよう準備を共に行う。(2023年11月開始)
4)外国人学校の健康診断子どもたちの健康権を守るため実施したくも人材や費用の問題があり不実施だったが、今回サンタナ学園だけでなく滋賀県に暮らす外国人(ポルトガル語話者)と対象を拡大することで県の助成金が採択され、ポルトガル語で受けれる健康診断と健康相談イベントを企画、地元医師やブラジル医師免許保有者、大学生やサンタナ学園の先生・生徒たちと共同で健康フェスを実施する。準備段階から多方面で「有意義なイベント」と高評価を得ている(実施は11月)。外国人住民と日本人住民が協働していることも意義があり、特に日本語を話す20代30代のブラジル人住民がリーダーとして活躍する場を作ることできた。また多々ある情報にブラジル住民がリーチ出来ていない現状を改善するため、ポルトガル語の健康まとめサイトを作成。
5)サンタナ学園を正しく理解してもらうため、新聞記事等取材対応22件、TV対応2回、ラジオ・ポットキャスト出演3回、シンポジウム1回、講演活動10回、交流活動6回、見学会1回を行なった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
コロナ禍でいくつものブラジル学校が閉鎖となる中、たくさんの方々に支援頂きサンタナ学園が継続できていることに感謝すると共に、物価上昇や増税の影響を受け節約しても減る一方の資金、円安や外国人労働者の法律改正等の影響で生徒数が減少、保育園の幼保無償化制度の対象問題によりサンタナ学園の運営状況はさらに厳しい状況に立たされています。現状維持と改善の二輪を同時進行で進めてきましたが、人材不足・資金不足で大きな変化を起こすことは出来ませんでしたが、教育・社会福祉、日本人住民・外国人住民、民間・行政と多種多様な人・団体と教育・健康・交流等取り組みを協働することができた。この人々とのネットワークを活かし、新たなサンタナ学園のブランディングを行い、新たなサンタナ学園のあり方とその仕組みづくりを行う。その1つとして、日本の学校への就学や転校は、子どもが今後日本で生きて行くことを考えれば、当然、子どもにとって望ましい選択肢の一つであり、今後こうしたサポート活動を強化していきたいが、月謝と寄附以外に収入のないサンタナ学園の運営を考えれば、日本の学校への就学や転校を積極的に推進することと学園の存続とは矛盾する。すなわちNPO法人コレジオ・サンタナが、日本の学校への就学・転校がスムーズに行くようにサポートすればするほど、学園の運営が立ちゆかなくなり、存続できないという矛盾が生じる。そこで解決したい課題は、この矛盾をいかに解消して、サンタナ学園が日本の学校と連携しながら存続し、外国ルーツの子どもたちに寄り添った環境が維持されるようにするか、である。具体的にはフリースクールとプレスクールの2事業を実施する。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://npocolegiosantana.localinfo.jp
https://www.facebook.com/nposantana
寄付してくれた人へのメッセージ
サンタナ学園およびNPOコレジオ・サンタナの事業をご支援頂き、心から感謝申し上げます。現在在留外国人数は322万人となり様々地域で暮らしていますが、まだまだ外国人住民への理解が十二分ではありません。NPO法人コレジオ・サンタナは、国際交流・相互理解の場の提供を図り、すべての子どもたちが健やかに育ち学べる環境を支援し、多文化共生社会を推進できるよう活動してゆきます。引き続き見守って頂けますようお願い申し上げます。
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