都道府県 愛知県
助成額 800,000円
活動開始日 2021/10/1
活動終了日 2022/9/30
助成金で行った活動の概要
"2020年のコロナショック以来、失業または仕事が減っている外国人は多い。彼らは日本語を習得すれば、新しい仕事を得る可能性があると考え、様々な外国人のニーズに応える日本語学習を提供した。特に、今回は義務教育の年限を越えた若者、ブラジル人学校を卒業したが定職が見つからない若者などへの支援が多くなった。学習者のニーズも多様でそれにあわせた指導者も確保にも力を尽くした。
①多様な学習者
日系ブラジル人やペルー人などの派遣労働者、日本人と結婚して、離婚したフィリピン人、高度人材の家族、主にベトナム人、ブラジル人学校を卒業したが定職が見つからない若者、就職できる、進学や仕事に役立つ日本語を身につけたい大人。
②学びたい内容
N5 ~N2の学習、漢字の読み書き力、 高校入学可能な日本語
・日常会話だけでなく、漢字かな交じりの文章を読み、よりよい仕事に就きたい。
・仕事場で必要な、敬語真学びたい、たフォーマルな日本語を使えるようになりたい。
・N3の日本語を学習し、次の在留資格を取得したい。
・高卒認定に挑戦したい人、日本語が不十分だが、高校に入りたい
③学習者が学びたい時間に応えた
夜間のオンライン学習 アルバイトに行く前の昼間、午前中、小中学生と共に学ぶ夕方"
活動日数 240日
支援対象者実人数 23人
支援対象者延べ人数 684人
参加ボランティア実人数 6人
参加ボランティア延べ人数 412人
本助成金による活動の成果
"多様な学習者23人
①日系ブラジル人やペルー人などの派遣労働者4人
日本人と結婚して、離婚したフィリピン人1人
高度人材の家族、主にベトナム人2人
ニーズ1・日常会話だけでなく漢字かな交じりの文章を読み、よりよい仕事に就きたい。
ニーズ2・敬語を使ったフォーマルな日本語を使えるようになりたい。
②実習期間が終わりに近づき、将来に不安を感じているフィリピン人技能実習生8人
ニーズ3・N3の日本語を学習し、次の在留資格を取得したい。
③義務教育の年限を越えた若者
(1)ブラジル人学校を卒業したが定職が見つからない若者3人
・就職できる、進学や仕事に役立つ日本語
(2)高卒認定に挑戦したい人
(3)16才以降に来日し、日本語が不十分だが、高校に入りたい人2人
(4)高校の学習学習についていきたい人2人
ニーズ4 ・高等学校に入学したい。入試突破、入学後に高校の学習について行ける。
ニーズ5 ・アルバイトをしながら、N3,2,1を取って、望む職業につきたい。
実際の活動
①お金はないが日本語を学びたいという人に日本語を教えた。
・学習者が学びたい時間に
・学びたい内容を
N5 助詞に基本的な使い方、活用に気をつけて、動詞を使うことができる。
N4・小学校1,2年レベルの漢字について(N4以降は漢字学習が必須となる)漢字の読み書き力を高めるアプリNiwatori Kanjiをタブレット端末で学習させた。
・思いを伝える助動詞の理解(日本語と母語対応の弊会独自教材)
N3 副詞と動詞の呼応、敬語の理解、余分な情報も入っている文章の中から必要な情報聞き取る力・小学校3から6年レベルの漢字を弊会の音の出る漢字カードで学習させた。
N2 高校卒業程度の日本語
②進学や進学ができる可能性を高めた。
・学習者が学びたい時間に
オンライン学習 夜8:00以降
定時制高校の始まる前の時間 昼から夕方3:00から4:30
アルバイトが始まる前の午前中 10:00から12:00
・学びたい内容を
高校入試で必要となる面接や作文の学習
中学、高校の学習内容を母語の解説付きで
(弊会独自教材、元高校教師のボランティアさんを獲得
生徒の母語話者通訳と共に学習)
成果
①失業状態から脱出 1人
②日本語力アップが認められ、仕事の時間や内容がよくなった10人
③高校に進学できた、次学年に進級できる学力がついた4人
④高校入試で合格の可能性が高まった2人
⑤2022年7月の日本語検定で自分の望む級に合格できた2人
⑥日本語検定に再挑戦する学力がつき2022年12月の試験に挑戦する15人"
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
"今回の活動からみえてきたこと
外国ルーツの人々に寄り添う地域日本語教室や支援団体、高等学校や市役所の多文化共生室や教育委員会、子ども関連の部署の連携を高めることが必要。
① 日系人や国際結婚で来日した人々などは地域固有の情報にアクセスしにくく、トラブルへの対処法も分からないことが多い。今回のコロナショックやインフレで、学費を用意できず、親子の生活を維持するのが精一杯な状況。親の不適切な金銭管理(給料が入ったら、将来のことを考えずに使ってしまう、遊興費、高額商品の購入)で生活が不安定であることが多い。このような家庭は、高校の学費を払い続けることが難しく、子どものアルバイト代を生活費に充てざるを得ない。若者自体、定時制高校に入学したが日本語力や学力の不足により、進級が危ぶまれ、その一部は退学している。
② 親自体が未成熟のままで、非行にはしりがちな我が子(日本語力特に学習言語力の低さで成績がなかなか伸びない、学校に授業について行けない)に不適切な行動を取り、関係がさらに悪化したケースも少なからずある。
③ 小中学高等学校は外国人児童生徒の支援を行っているが、外国人が集住している地域ではその負担が大きくなり、相対的に薄い支援になりがちである。
今後の課題、解決に向けて考えられる取り組み
① 各種の日本語で書かれた文書の内容を気軽に聞き、自分の悩みを話すことのできる場所を地域の中に作る。日本語教室が地域の中でのハブとなる。日本語学習を通して顔見知りになり、不明なこと、トラブルに巻き込まれたらこじれる前に相談できる人間関係を作っていく。
日本語が不自由な外国人保護者や義務教育の年限を越えた若者、地域の日本語教室の応援で定時制高校に入学した子どもなどが、適切な情報を得られない状態を解消すること。その子どもたちが日本語力や学力を高め、進級・卒業・就職ができるように各学校と地域住民が協力する。
② 地域の複合施設の一室に外国人と日本人が気楽に集える場を用意し、日常的に交流する。地域住民だけで対応できない案件はカウンセラーや職業訓練の専門家に結び付ける。地域の防災訓練の情報を伝え、外国人の参加を募る。室内でできる簡単なスポーツやゲームをそこで共に行う。
<期待できる効果>
・不登校防止。
・学校の行事の把握(親子共々)
・日本語力を短時間で高めるため気楽な学習
・共に体を動かし、自然な会話で良好な人間関係。"
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/NiwatoriWay/
https://www.niwatoris.org/
寄付してくれた人へのメッセージ
みなさまの寄付のおかげで失業中の外国人に基礎的な日本語や(N4からN2相当の漢字を含む) 仕事に日本語日本語(介護、運転免許など)を延べ270人の方々に教えることができました。参加者の喜びの声をお届けします。<ベトナム人のKさんから>おかげで、N4日本語能力試験に合格しました。非常に感謝しています。これからも勉強を続け、次の試験に挑戦していきます。<フィリピン人のRさんから>みなさんのおかげで、漢字の勉強や介護の勉強ができました。そして、N2と介護の特定技能試験に合格し、新しい仕事に就くことができました。本当にありがとうございます。