都道府県 福島県
活動開始日 2021/10/1
活動終了日 2022/9/30
助成金で行った活動の概要
外国の子どもは、コロナ禍により学校生活における環境が、以前にも増して厳しくなっている。このため、安心して教育が受けられる環境を取り戻し、日本の子どもと同様に楽しく学習できるよう市町村教育委員会と連携し、サポート体制の充実を図る。
①外国の子どもの学校生活を支援するサポーターのコーディネート(R3.10~R4.9)
外国の子どもの学校生活への早期適応を図るため、市町村教育委員会等と連携し、外国の子どもへのサポーター(支援者)を紹介・派遣し、コーディネートするとともに、支援全般に関する相談に応じる。
②外国の子どもサポーター研修会
外国の子どもサポーターのスキルアップを図るための研修会を実施する。
③帰国外国籍児童生徒等関係者会議
サポーター、学校、教育委員会等外国の子どもの支援に関わる関係者を対象にオンラインで会議を開催し、関係者間の情報共有と連携強化を図る
④外国の子どもサポーター紹介後のフォローアップ訪問
これまでサポーターを紹介・派遣し支援した学校を再訪問し、児童生徒や担任、日本語指導担当教員?サポーター?との面談を実施し、現状課題や方策を検討する。
児童生徒からは日常生活の出来事を傾聴し、担任等教員には支援のアドバイスを行う。
⑤フォローアップ訪問後の再支援
フォローアップ訪問で就学に引き続き課題が明らかになった児童生徒に対し、個別の課題に適切に対応できるサポーターを再度紹介・派遣する。
活動日数 139日
支援対象者実人数 13人
支援対象者延べ人数 248人
参加ボランティア実人数 10人
参加ボランティア延べ人数 248人
本助成金による活動の成果
①外国人児童生徒等支援サポーター派遣
令和3年10月~令和4年9月 福島県内 10校
②県立高校における外国人生徒等特別枠選抜実施校訪問
令和4年6月
福島県内 2校
③帰国外国籍児童生徒等関係者会議(オンライン)
令和4年8月3日
テーマ 外国にルーツを持つ子どもたちの「学校と学び」を考える
出席者 福島県内の学校関係者、市町村教育委員会、スクールソーシャルワーカー、外国の子どもサポーター 27名
④研修開催
令和4年2月19日
外国の子ども支援者支援者研修会
講師 築樋博子氏(豊橋市教育委員会外国人児童生徒相談員)
テーマ 「外国の子どもへの日本語の教え方のヒント」
⑤研修参加
令和4年7月25日~7月29日 全国市町村国際文化研究所
研修名 多様性を生きる「次世代」の育成~外国につながりのある子どもたちへの学習支援~
⑥外国の子どもの支援に関する相談対応
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
①本助成金事業を活用することにより、これまでの生徒へのフォローアップ訪問を実施することができた。これまでの外国人児童生徒への48時間の日本語初期指導では学校で使うことばやひらがなを習得するだけで終わってしまい、その後に教科で日本語指導を行うのが困難なため数か月たっても全く授業を理解できていないケースもあった。教科学習が理解できるようになるには日本語指導時間数だけでは足りない。今後は、外部のサポーターによる日本語指導の役割と、学校教師が教科の中で日本語指導を実際どれくらいできるのかをよく考え、日本語指導の時間数、回数について検討する必要がある。
②これまで、日本語支援のサポーター経費負担をできない市町村は、外国人児童生徒が転入し、近くに支援できるサポーターがいても、支援を行うことに繋がらなかった。今後は、どの市町村に外国人児童生徒が編入学しても支援を受けられるように、サポーター派遣制度の県内の市町村教育委員会への周知を図る必要がある。
③最近では、県南地域への転入児童生徒が多く、近くでサポーターが手配できなかったため、車で1時間ほどかけて通ったサポーターがいた。どの地域でも近くのサポーターを派遣できるよう、サポーターを要請するための研修が必要である。
④県内7校ある外国人生徒等特別枠選抜を実施している県立高校のうち訪問できたのは2校に留まった。今後は、本助成金での事業実施期間内に訪問できなかった高校へも訪問する機会をつくり、入学後高校での支援内容や卒業後の進路などについて聞き、高校受験に臨む外国人児童生徒への相談対応に活かしていく。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.worldvillage.org/news.html?id=5352
https://www.worldvillage.org/news.html?id=5365
寄付してくれた人へのメッセージ
皆様の寄付で、県内に転入した外国人児童生徒が、日本の学校生活に早期適応できるよう日本語指導サポーターを派遣することができました。福島県は外国人児童生徒が散在しており子どもたちは孤立しやすい状況にありますが、今回初めての取り組みとして、支援終了後のフォローアップ訪問をすることができ、子どもたちに寄り添う支援につながりました。ありがとうございました。