都道府県 熊本県
助成額 100,000円
活動開始日 2024/10/24
活動終了日 2024/10/27
助成金で行った活動の概要
訪問足湯
訪問活動
現場作業
活動日数 2日
支援対象者実人数 32人
支援対象者延べ人数 32人
参加ボランティア実人数 3人
参加ボランティア延べ人数 6人
本助成金による活動の成果
本助成金による成果は以下の2点が挙げられます。1点目は現場作業の成果です。今回は、2 軒の家財搬出・家屋整理を行いました。そのうち1軒は 2 階建ての一軒家で、家財等を 2 階から 1 階へ運び出す作業は杖歩行かつひとり暮らしの住民さんにとって困難な作業でした。また、依頼者である住民さんは、亡くなられた息子さんの部屋での作業にこれまで手をつけられずにいました。そのため、家財を整理する際には、住民さんに負担がかからない範疇での丁寧な確認を心がけ、ひとつひとつのものに詰まった想いに時間をかけて寄り添いました。作業中には「思い出がこんなに見つかって嬉しいわ、ありがとう」と整理された家財を手に取り喜ばれ、住民さんに寄り添いながら迅速丁寧に行う家財整理は心の整理にも繋がるのだと実感しました。そして、住民さんと共に整理した家財の中に私たちにお譲りいただいたものもあり、「捨てるより誰かに受け取ってもらえた方が嬉しい」と新たな繋がりが目に見える形として残ることで住民さんの自己有用感が高められた点は大きな成果であったといえます。2 点目は訪問足湯による成果です。今回は 2 軒で足湯を実施しました。これまでの活動で 2 回訪問足湯を実施したお宅に訪問し、今回も夫婦 2 人に足湯を行いました。夫婦揃って以前おれんじぴーすが足湯を行ったことを覚えていてくださり、今回はこれまでご自身のことをあまり話されていなかった奥様から奥様自身のお話を伺うことができました。このことから継続的に自宅に訪問し、リラックスした状態での足湯や談話を行う中で慎重な信頼関係を築くことができたといえます。また、会話中には被災当時の自宅の様子を話される場面も多くあり、話すことで気持ちの整理に繋げられたと考えています。そして、連携団体が運営している民間ボランティアセンターのチラシをお配りし、家財整理のお手伝いについて説明した際には、2階の地震で壊れたタンスを搬出したいという新たなニーズを発見しました。支援が必要であっても頼る場所を見つけられず、困りごとを抱えた状態で生活されている住民さんがいらっしゃることを知り、未だに支援が行き届いていないことを実感しました。そのため、継続的な訪問足湯で得た信頼関係が住民さんのリラックスできる時間を創出し、その中で発見した潜在ニーズを支援団体へつなげることができたのは大きな成果でした。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題と今後の取り組みについて以下の2点が挙げられます。1 点目は訪問活動についてです。10 月から民間ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」が開設されましたが、これをご存知でない住民が多くいらっしゃいます。また仮設住宅は住宅街から離れていることが多く、地域やボランティア活動に関する情報などが届きにくい現状もあります。この現状はニーズを発見できないだけでなく、相談場所が分からないことで苦しい気持ちを吐き出す場がないという住民さんの心のケアに対する課題にもつながります。これに対してsiensienwest の職員は おらっちゃ七尾の職務で多忙であることから、必要であると分かっていても訪問に行く時間を作れずにいます。活動中も「職員は来ないの?」と尋ねられることが多々あり、信頼関係のある人との交流を住民の方々が求めていることが判明しました。そのため、住民の心の支えや情報を手に入れる機会になる訪問活動が人手不足により十分に実施できていない点は今後の課題と考えています。そうしたなかで私達は毎月、活動を継続しているため今後も信頼関係を築きながら寄り添った支援を提供することが出来ます。そのため私達は課題に対して上記の利点を活かし、足湯を通した訪問活動を行うことで改善に努めます。2 点目はボランティア活動についてです。今回現場作業をするなかで「家財を捨てる前に再確認してくれる方は初めてで大切に扱ってくれていることがうれしかった。」という声をいただきました。これは今回の活動が住民の安心できる活動であっただけでなく、ボランティアに関わる人によって作業のムラが大きく、次回利用の意欲に影響することが考えられます。このことから、ボランティア同士が助け合い、高め合う環境が不足していることで住民のレジリエンス向上を妨げているという課題が考えられます。現地では初めてボランティア活動を行う方も多くいらっしゃいます。家財搬出の分別方法だけでなく、住民との関わり方についても手探り状態の方が多いのではないでしょうか。この課題に対して、現場作業等の経験を積んでいる私達が共に活動を行うことで、今までの活動で得た学びを共有し、住民が自身の復興作業を続ける意欲を高められる活動にできるように努めます。以上の2点が今後の課題とその取り組みです。私達は今後も上記の取り組みを被災地の状況に応じて柔軟かつ継続的に実施します。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/cdst_orange_peace?igsh=MXVnNDd5MjExMDV6eg==
寄付してくれた人へのメッセージ
この度は皆様に募金していただいた助成金を使用することで現地に赴いて活動することができました。誠にありがとうございました。今回の活動は CDST おれんじぴーすとして 9 回目になります。10 月 25 日から 10 月 26 日にかけて石川県七尾市での家財搬出を 2 軒、被災者宅へ訪問して行う足湯活動を 2 軒、訪問活動を 27 軒実施しました。今回の活動では、連携団体である siensienwest さんが 10 月に地域の NPO 団体と協力し民
間ボランティアセンターを開設されたことに伴い、依頼件数や複雑なニーズが増加していました。そのため、人手不足などといった現地での課題も継続してあります。私達は今回、皆様からの募金による助成金で活動ができたことにより、その課題改善に努めることができました。また、震災から 10 ヶ月経った今も不安を抱え生活されている被災者の方々が沢山いらっしゃいます。そうした現状の中で行った活動では、「寄り添いながら支援してくれてありがとう」と心温まるお言葉をいただくことが出来ました。今後も被災者に寄り添う活動を通して、心の復興に向けた被災者の前向きな想いに繋げられるように、CDST おれんじぴーすとして活動を継続していきます。CDST おれんじぴーすは、令和 2 年 7 月熊本豪雨災害をきっかけに九州看護福祉大学に通う大学生で設立したボランティア団体です。熊本県人吉市で被災者を対象とする足湯を通した寄り添いボランティアなど、災害発生当初から現在まで様々な復興支援活動を実施してきました。令和 6 年能登半地震でも、足湯ボランティアを通して被災された方々の声に耳を傾け、少しでも現地の方々の御力添えになれるように支援をしたいという想いがありましたが、団体の構成員が学生である為に熊本から石川までの交通費等の確保が難しく、私たちの大きな課題の1つでした。私たちはこの交通費として助成金をいただけたことにより、現地で被災者への寄り添い支援が実施できたこと、心より感謝しております。今後も、現場作業や足湯を通した被災された方への寄り添い支援を継続しつつ、地域住民だからこそ分かることを聞き込みの中で見つけ、私たちに出来ることは何かを考えて参りますので、応援のほどよろしくお願いします。SNS でも活動の様子を発信していますのでご確認していただけると幸いです。