車の無償貸出し支援活動

団体名 一般社団法人日本カーシェアリング協会

都道府県 宮城県

助成額 2,790,000円

活動開始日 2025/1/1

活動終了日 2025/3/31

助成金で行った活動の概要
17. 輸送に関する支援(外出支援、カーシェアリングなど)
●支援概要
令和6年1月1日に発生した能登半島地震、および、9月21日に発生した能登半島豪雨において、被災した個人や被災地の復旧支援を行う団体に向けて、寄付で集めた車の無償貸出し支援を実施。被災者へ車両を無償で貸し出すことによる生活復旧支援、そして支援団体への車の無償貸出しによる復旧・復興活動支援の促進を目的とする。能登半島地震では、石川県内にて広範囲で被害があったため、車を必要とされている方に支援が行き届きやすいよう複数拠点を設置し支援を実施。七尾拠点をハブ拠点と位置づけ貸出業務を行うとともに、能登半島支援での活用車両全般の車両管理を担う。貸出内容については、自宅の片付け等でニーズの高い貨物車両は最長3日単位での貸出しとし、支援期間中は何度でも利用可とした。車を失い日常生活に必要な乗用車の貸出しは、支援期間中の長期利用を可能とし、1ヶ月毎にヒアリングを行い必要な方へ延長を行った。長期利用に関しては、七尾拠点でのみ実施した。
●支援対象
 ①能登半島地震、または、能登半島豪雨で被災した個人および団体
 ②被災者支援を行う団体
●具体的な活動内容
被災者と支援団体向けに乗用車・貨物車両の無償貸出を実施
 ①被災地へ車の運搬、車の寄付の募集、被災者へ支援情報の周知
 ②車の貸出し・返却対応
 ③車両準備・点検・メンテナンス等、車両管理全般
●活動エリア・活動場所・車の無償貸出し支援期間
 ・七尾市拠点:和倉温泉お祭り会館 1/15~継続中
●貸出し種類
 ①長期貸出し:生活に必要な乗用車の貸出しを1ヶ月(延長可)でご利用いただく2/28まで
 ②長期貸出し(条件付き):生活困窮者を対象として生活に必要な乗用車の貸出しを1ヶ月(延長可)でご利用いただく
 ③短期貸出し:片付け作業や引越し等に必要な貨物車両を3日単位でご利用いただき、何度でも利用可能

活動日数 90日

支援対象者実人数 79人

支援対象者延べ人数 155人

参加ボランティア実人数 40人

参加ボランティア延べ人数 40人

本助成金による活動の成果
●活動状況 期間:2025/1/1~3/31 (括弧内は支援開始日の2024年1月15日から2025年3月31日までの累計)
・申込総数:延べ 191件 長期: 19件、短期: 172件 (累計3,058件 長期:765件 短期:2,293件)
・貸出件数:延べ 155件 長期:10件、短期:145件 (累計2,316 件 長期:493件 短期:1,823件)
・活用台数:527台(能登半島支援全数)
●事業実施によって得られた成果:
・被災者および支援活動団体に対し、延べ155件の車両貸出を実施。
・学生ボランティアが増えた影響で車両不足が七尾社協より要請を頂き、ボランティア団体へ貨物車両の長期貸出貸出を4台実施。
他まちなじボラセンへ貨物車両2台、輪島ボラセンへボランティア送迎用車両を1台を長期貸出実施。
・3月に入り、天候の安定とともに貸出数が増加傾向となります。
・公費解体が進む中で、公費解体前に荷物の搬出のために借りに来られる方が多い。また、アンケートで車両の利用用途について確認しており、「片付け(廃棄物の運搬、荷物の搬出等)」としての用途が支援開始当初から一貫して多いが、年月の経過とともに「引越し、家財の搬入」の割合が増加傾向。
・車返却時のアンケート調査(支援開始~2025年3月31日)で、利用者全体の98%が支援に対し「とても役に立った」「役に立った」と回答があった。
(アンケート期間2025年1月1日~2025年3月31日 回答数=111件:とても役に立った109件、役に立った1件、普通1件、やや悪かった0件、悪かった0件、無回答0件)
・「車の長期無償貸出を2025年2月28日まで変更」としていたが、利用者へのヒアリングを実施し、生活再建ができていない等の生活困窮者が一定数いる状況を踏まえ、条件付きで車の長期無償貸出期間を2025年8月31日まで延長を決定。貸出条件は次の通り。
  ・児童扶養手当を受給しているひとり親世帯
  ・ご家族に障害をお持ちの方がいる世帯
  ・現在求職中の方
短期利用(貨物車両)の新規申し込みが依然として多く、七尾市の公費解体申請が8月末までとなっており、今後も高い需要が見込まれる為、そちらも8月31日まで延長とし、引き続き支援が必要と判断いたしました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
支援期間を2月28日までと設定していたが、現在も被災家屋の解体作業が続いており、軽トラックの需要も続くであろうと見込んでいる。このため、軽トラックなどの貨物車両を貸し出す短期貸出については支援期間延長し8月31日まで延長を決定。生活再建ができてきたが車を購入に至っていない利用者にはカーリースへの移行を提示、いまだ再建できず、生活困窮の状況の利用者には条件付きで無償貸出を8月31日まで延長する。また、被災者の生活再建が進む中で、支援の内容も生活再建のステージに応じて変化させる必要がある。具体的には、仮設住宅への入居が進むことで発生しやすい交通の問題や孤立といった課題に対応するため、車両を活用した住民主体の助け合いの仕組み「コミュニティ・カーシェアリング」を継続して周知していきたい。輪島市阿岸地区にてテスト運用を実施中。また、地域の復興や活性化に向け、能登を元気にする移住者やNPOを支援する低額のカーリース事業の展開や、生活困窮者を対象とした支援を行っていきたいと考えている。これらを実現するため、また、さらに将来的な災害への「備え」として地域での迅速な対応が可能になるよう、支部の設置に向けて自治体、民間団体と協力して継続支援に向けた取り組みを行ってまいります。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.japan-csa.org/
https://www.facebook.com/japancsa



寄付してくれた人へのメッセージ
ご寄付いただいた皆様、本当にありがとうございました。
当協会では、被災された方々や支援活動を行う団体へ、寄付で集めた車を無償で貸し出す支援を行っています。
2024年1月15日から七尾拠点で貸出しを開始、その後奥能登エリアを中心に拠点を増やし全9拠点を設置し活動を行ってきました(3月末時点では全4拠点)。
発災から1年が経ち、2025年2月28日で長期貸出しを終了し、ご返却にお越しいただく利用者様からの声としては
「多くの方々からご支援を頂いて、大変有り難く思います」「車をお借りできて、本当に助かりました。とてもありがたかったです。感謝いたします」「中古車ですがやっと車が準備できました!本当に助かりました!」等、多数感謝のお言葉を頂戴しております。
今後、生活困窮者を対象として長期貸出延長、片づけ等の短期貸出は8月31日まで継続となりますので自立支援、地域の復興に向けた支援を継続してまいります。