学生ボランティアによる能登半島地震被災者支援活動

団体名 一般社団法人BOSAI Edulab

都道府県 静岡県

助成額 3,000,000円

活動開始日 2024/6/1

活動終了日 2025/3/31

助成金で行った活動の概要
令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた石川県輪島市において、輪島市災害たすけあいセンターと連携し、全国の志ある大学生87名が2024年7月から2025年3月にかけて継続的な支援活動を実施した。主な活動内容は、被災した一般家庭や施設における家財・廃棄物の運び出し、室内清掃や泥出し、解体済み住宅跡地での貴重品の捜索、施設の清掃支援など多岐にわたる。また、令和6年9月20日からの大雨による被害に対しても、引き続き現地にて支援活動を実施し、屋外に流された布団の移動、浸水した倉庫からの物品の分別・洗浄、被災した工場での植木苗の植え替えなど、状況に応じた柔軟な対応を行った。さらに、地域コミュニティの再生を支えるため、現地でのイベント運営補助や児童クラブにおける子どもたちの学習支援にも取り組んだ。

活動日数 39日

支援対象者実人数 200人

支援対象者延べ人数 200人

参加ボランティア実人数 92人

参加ボランティア延べ人数 288人

本助成金による活動の成果
令和6年能登半島地震被災地における学生ボランティアによる支援を実施した。全国44大学から計92名の学生が参加し、2024年7月~8月の夏季に6陣、11月に3陣、2025年3月に4陣、計13陣を派遣。各回5~9名で構成し、主に輪島市災害たすけあいセンターを拠点に活動を行った。
活動前には、防災や災害ボランティアに関する基礎知識、被災者支援の心構え等について、専門家による動画研修と検定を課し、基礎知識を備えた学生を現地に派遣した。現地では、被災家屋からの荷物・家財・廃棄物の運び出しの活動が多く、2024年9月に発生した豪雨の後は、被災家屋からの泥出しを主に行った。また、地域イベントの運営補助や児童クラブでの学習支援など、被災地住民や子どもたちの心のケアにつながる活動も行った。
活動を通じて、学生は被災地の現実に直面し、「倒壊した家屋や崩れた学校の門、ボコボコに割れた道路など、復興が進んでいない状況を目の当たりにした」「大型重機が入れない場所では人の手が不可欠であることを実感した」といった声があがった。輪島市災害ボランティアセンターの方々や被災地住民からは「若い力がとても助かる」「遠くから来てくれてありがとう」といった言葉を多数いただき、学生たちにとっても大きな励みとなった。
また、年齢や出身が異なる学生同士が、共通の目的を持って協力し合い、「またどこかで一緒に活動したい」といった関係が築かれたことも、本活動の重要な成果の一つである。今後も、いつどこで起こるかわからない災害に備え、学生たちのネットワークを持続・拡大させ、災害支援に取り組む体制を整えていきたい。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回の活動を通じて、学生ボランティアの継続的な派遣に向けた課題が明らかとなった。第一に、災害ボランティア未経験者への実践的な備えの重要性である。事前に防災や被災者支援に関する動画研修や検定を実施したものの、現地では道具の使い方や縄の結び方に不安を感じる学生もおり、知識だけでなく現場での対応力を高めるための実践的研修の必要性が示された。今後は、知識と体験を組み合わせた研修を充実させ、即戦力となる人材の育成を加速させたい。第二に、資金面の課題がある。学生の特性上、派遣は短期かつ多回数となり、交通費や宿泊費、貸切バス代などが頻繁に発生する。今回は助成金の支援により活動が実現したが、持続的な派遣のためには安定した資金確保が不可欠である。今後は、寄付や企業協賛などを通じた資金調達手段の確立と、活動の意義や成果の発信を通じた支援の拡大が必要である。第三に、宿泊先の確保も大きな課題であった。地震後、無償のボランティア宿泊施設が減少し、宿泊場所の確保が困難になった。学生が安心して活動に専念するためには、事前の宿泊施設手配や地域との連携による費用軽減の工夫が求められる。今後は宿泊面での準備体制を整えることで、スムーズな活動の実現を目指す。これらの課題を踏まえ、将来の災害に備えるには、学生ボランティアの育成と体制整備が不可欠である。学生同士のネットワーク強化や、必要なスキル習得を支援する体制を整えるとともに、地域との連携を深め、持続可能な支援活動を展開していきたい。災害支援は一過性のものではなく、今後さらに社会から求められる取り組みであり、学生が社会貢献の場を広げ、次世代のリーダーとして成長できるような環境整備が今後の目標である。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://youth-volunteer.org/
https://www.instagram.com/youth_volunteer_fund/



寄付してくれた人へのメッセージ
この度は、私たちの活動にご支援を賜り、誠にありがとうございます。皆さまからの温かい寄付は、災害支援における学生ボランティアの派遣活動を支える大きな力となり、被災地の復興に向けた活動を進めるうえで欠かせない存在でした。
本助成金を受けて、2024年7月から2025年3月にかけて、全国44の大学から集まった学生ボランティアを能登半島の災害現場に派遣し、被災された方々への支援活動を行いました。特に、被災家屋からの荷物や廃棄物の運び出し、泥出し、地域イベントの運営補助など、現地の方々と密に連携し、支援活動を進めることができました。私たちの活動に参加した学生たちは、ボランティアとしての初めての経験が多く、現場での苦労や学びを通して大きく成長しました。そして、現地の方々からは「若い力がとても助かる」といった温かい言葉を多くいただき、私たちの活動が確かな支えになっていることを実感しました。
今回の活動を通じて、学生たちは、災害支援が単なる物理的な援助にとどまらず、心のケアや社会とのつながりにつながっていることを学びました。この経験は、参加した学生たちにとってかけがえのないものとなり、将来にわたって地域社会に貢献する意識を持ち続ける原動力となることは間違いありません。学生たちは今後、災害支援だけでなく、さまざまな社会課題に取り組む姿勢を持ち続け、社会全体に良い影響を与えていくことでしょう。
私たちは、今後も災害支援活動を継続し、学生たちのネットワークを広げ、より多くの人々を支援するための取り組みを強化していきます。そのためには、引き続き皆さまの温かいご支援が必要です。今後も学生ボランティアを支える活動の一環として、資金やリソースの確保を進め、より多くの学生たちが災害支援の現場に立てるよう、努力していきます。
改めまして、私たちの活動を支えてくださったことに心より感謝申し上げます。皆さまのご支援が、今後もより多くの人々を支え、復興の力となることを確信しています。これからも、社会に貢献する活動を続けてまいりますので、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。