令和6年能登半島地震被害からの復旧・復興活動

団体名 伊勢志摩まちづくり団体 楽笑(Raku-Sho)

都道府県 三重県

助成額 2,900,000円

活動開始日 2024/7/1

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
楽笑は、未曾有の災害を受け、能登半島の復興支援に全力を注ぎました。楽笑の活動は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」に支えられ、迅速かつ効果的な支援を実施できました。
1. 物資支援活動
被災地に必要な物資を迅速に届ける活動では、物資を集め、被災地へと運びました。具体的には、非 perishable な食料、飲料水、医薬品、衣類、寝具、毛布、そして寒冷地で必要な防寒具などを集積し、避難所や被災者の自宅に届けました。また、仮設住宅での生活が続く住民への配慮として、衛生用品や防寒具、暖房器具の提供も行いました。
2. ボランティア活動
楽笑は、現地の復旧作業にも積極的に参加しました。特に、倒壊した家屋の片付けや瓦礫の撤去作業、道路の復旧活動などが急務でした。全国から集まったボランティアと、住民と協力して作業を行いました。また、高齢者等へのサポートも行い、買い物代行や生活支援を通じて、日常生活の支援に努めました。ボランティアは、被災者と同じ立場に立ち、心のケアも意識しながら活動しました。
3. コミュニティ支援
楽笑は、物理的な復旧作業だけでなく、コミュニティの再構築をサポートする視点から食事会の開催や、マルシェや交流会イベントも開催し、地域とのつながりを意識した活動を展開しました。 また、放課後の子どもの居場所と学習支援も両輪で行いました。
4. 心理的支援と生活支援
大規模な地震により、住民の中には精神的な不安やストレスを抱える方が多くいました。楽笑は、現地の団体等と連携し、カウンセリングや心のケア等を提供しました。また、生活支援の一環として、必要な物資やサービスを継続的に提供しました。住民の心のケアや生活の安心を支えることが、復興には欠かせないと認識し、積極的に関わりました。
5. 持続的な支援活動
復興活動は一度の支援で終わるものではありません。楽笑は、長期的に支援活動を続けるために、現地のニーズを把握し、継続的なサポートを行いました。
6. 支援活動の評価と今後の展望
楽笑は、支援活動を通じて得た教訓をもとに、今後の災害支援活動をより効率的かつ効果的に進めるための体制強化を図っています。また、地元住民との信頼関係を築き、地域主導の復興に向けたサポートを行うため、持続可能な支援モデルの構築に取り組んでいます。

活動日数 162日

支援対象者実人数 1,000人

支援対象者延べ人数 5,000人

参加ボランティア実人数 450人

参加ボランティア延べ人数 2,230人

本助成金による活動の成果
コミュニティ支援を目的に、あらゆる方と繋がり支援が広がるよう、活動内容は多岐に渡り、草刈り、炊き出し、家財運び出し、子どもの居場所づくり、学習支援、支援物資の配布、心のケアとしてのカウンセリングなど、地域のみなさんの声を聞き取り、活動をさせていただきました。9月の豪雨災害発災後は、水害支援にも入らせていただきました。
・8月能登町小木に拠点を構えさせてもらってから、拠点を子どもの居場所として解放し、8月9月は随時開放で、放課後子どもたちが遊び、宿題をする場所でしたが、10月以降は、ボランティアさんの力により、月―金曜日まで開放できるようになり、地域に塾がないため、夜は学習支援としての塾も行いました。
・毎月開催した交流会は、地域の皆さんのご縁の繋ぎ直し、またはご縁の創出を目的に行いました。当初は、何度も仮設住宅に通い、話を伺うところから繋がりが始まり、毎月の交流会のご飯は、地域のお母さんたちと一緒に作りました。開催ごとに、参加してくださる方が増え、当初、お会いした時に、「私には友達は一人もいない」と言っていた方が、いつも誰かと一緒に食べている姿を見ることができました。
・草刈りは、発災後、地域に人がいなくなり、地域で守ってきた場所が荒れ放題になった、やりたいけど心が動かない、気が向かない、一人で頑張りすぎて体を痛めたなどが理由のご依頼でした。草刈りを一緒にする、草刈りはできなくてもそばにいてくれる、一緒に準備をしてくれる、そういったことが「心が通う」関係性を構築することに繋がりました。
家財運び出しも炊き出しもいつも地域の人と「ともに」行ってきました。どの活動も地域の方と「心が通う」ことを意識し、また、「心が動く」その一歩になることを目指していました。
最後、年末年始に「竹あかり」を灯すにあたり、地域のみなさんと制作を行い、一つのものを仕上げることができました。家族や友達を誘い、ともに笑い合いながら、作業を進め、自然とそれぞれが役割を担い、その場が心地よく動いていました。
お一人おひとりの好きなこと、得意なことで、「もの」、「こと」、「ひと」を繋ぎながら、今現在の地域に合わせて、必要なことを支援するだけでなく、これから先、地域が活性化するよう、お一人おひとりが役割を担い、動くことができるような機会を多く創出することができました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
コミュニティ再構築には、「繋がる」意識が不可欠です。現在、仮設住宅での生活や壊れた家での暮らしが続いており、個々の生活基盤は整いつつあります。そのため、「困る」ことが減り、繋がりの必要性を感じにくくなっています。しかし、地域コミュニティを再生するためには、その土壌づくりが最も重要だと感じています。また、相談を通じて明らかになった課題は「心が動かない」ことです。多くの人が「わからない」と言い、心が閉ざされているように見えますが、実際には心が動かない状態が続いています。人の生きる力を支えるのは「心」であり、これは命に直結する重要な要素です。心が動かないことは、復興に向けた力を生む源が枯渇する状態であり、これに真摯に向き合うことが喫緊の課題です。地域支援活動では、これらの問題は表面化しにくく、「困っている」と声に出すことが少ないため、支援の必要性が見えにくいことがあります。しかし、コミュニティの支援は人々が豊かに生き続けるために非常に重要であり、誰一人として心まで壊れることのないよう、地域全体が支え合う環境作りが必要です。今後の取り組みとして、以下の2点を重点的に進めることが大切です。個々が「繋がる・繋ぐ」意識を持つための細やかな聞き取り安定した生活が進む中で孤立や心の孤独が隠れがちですが、定期的に丁寧に聞き取りを行い、課題を「見える化」することが重要です。これにより、緊急時に頼れる存在を決めることができ、命を守るための環境が整います。集団や組織が「繋がる・繋ぐ」意識を持った場作り地域の活性化には、定期的な「ゆるく集まる場」を作り、地域の人々が自発的に楽しみを見つける機会を提供することが重要です。これにより、自然にコミュニティが形成され、活気が生まれます。この「楽しみ」が地域再生の原動力となります。最後に、コミュニティ支援におけるキーパーソンの存在が不可欠です。地域内でその役割を果たす「誰か」を見つけ、育てることが支援活動を最大化するために重要です。このキーパーソンが地域全体を活性化し、支援活動の本番を迎えることが期待されます。コミュニティ再生には時間と努力が必要ですが、心を動かし繋がりを生み出すことで、地域は力強く復興していけると信じています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/rakushoiseshima/?locale=ja_JP
https://www.instagram.com/mieshien_team_rakusho/



寄付してくれた人へのメッセージ
皆様の温かいご支援により、私たちは能登半島地震の被災地に対し、支援活動を展開することができました。改めて感謝の気持ちをお伝え申し上げます。
能登半島地震は、予想以上の規模で地域社会に大きな影響を及ぼし、住民の皆様は困難な状況に直面しました。家屋の倒壊や交通の遮断、生活の基盤が揺らぐ中で、私たち楽笑は、皆様のご支援を受けて、即座に支援活動を始めることができました。食料や生活必需品を被災地に届けるとともに、ボランティア活動を通じて現地での復旧支援を行い、被災者一人一人に寄り添った支援を展開しました。
その活動の原資となったのが、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」であり、これは寄付してくださった方々のおかげで実現しました。皆様の温かい寄付が、被災地の人々に必要不可欠な支援を届ける力となり、私たちの活動を支えました。この支援によって、現地の住民たちは少しでも早く日常を取り戻すことができ、地域社会の再建に向けた希望の光を見出すことができました。
ご寄付いただいた皆様のご厚意が、どれほど多くの命と心を救ったことか、実感しています。活動を通じて感じたことは、寄付という行為が単なる物質的な支援にとどまらず、被災者にとっては「思いやり」「つながり」を感じる大きな支えとなっているということです。お一人お一人のご寄付が、被災地に温かい力を与えていることを確信しています。
私たち楽笑は、皆様からのご支援を無駄にせず、これからも持続的な支援活動を行っていきます。復興には時間がかかりますが、私たちは引き続き、能登半島の皆様とともに歩んでいきたいと思っています。地域の再生、生活の安定、そして心のケアを含めた支援を行い、より強く、より持続可能な地域作りに貢献していきます。
そして、今後も皆様のご支援を頼りに、より多くの人々に手を差し伸べられるよう、努力を続けてまいります。寄付してくださった皆様のご厚意は、私たちにとってかけがえのない力であり、これからもその期待に応えられるよう、活動をより充実させていきます。
皆様の温かいご支援が、被災地の復興に向けた希望を生み出し、地域社会を再生するための力となりました。この感謝の気持ちを忘れず、今後もより良い支援活動を展開していきますので、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。