都道府県 東京都
助成額 500,000円
活動開始日 2024/4/28
活動終了日 2024/5/4
助成金で行った活動の概要
「利他共生」を建学の精神とする淑徳大学では、能登半島地震で被災された方々に思いを馳せ、学生の地域貢献活動の一環として災害ボランティア活動を実施した。学生が正課の授業を欠席することなくボランティア活動に従事することができる大型連休期間(4月28日~5月4日)に、現地での支援活動を実施した。今回の活動先である石川県珠洲市は、本学卒業生の協力により選定し、珠洲市災害ボランティアセンターのコーディネートのもと、被災家庭での家財の片付けや災害ゴミの搬出等を行った。3泊4日を2クール実施し、合計17名の学生・教職員が活動した。
・第1クール:4月28日(日)~5月1日(水)…参加7名(学生4名、教職員3名)
・第2クール:5月1日(水)~5月4日(土)…参加10名(学生5名、教職員5名)
各クールとも、「淑徳チーム」として全員が同じ場所で活動し、大学生らしいマンパワーを活かすとともに、被災された住民の方とのコミュニケーションを大切にしながらの活動を展開した。
また、活動に際して、事前に学内でのオリエンテーションを実施し、参加者のチーム構築を図るとともに、現地在住の卒業生もオンラインで参加いただき、災害ボランティアの注意事項や心構え等を学んだ。
さらに、活動後には振り返りと「活動報告会」を実施し、災害ボランティア活動を通して経験したことを言語化し学内に広く発信した。活動報告会には、珠洲市社会福祉協議会の方にもオンラインで参加いただき、コメントをいただいた。
・事前学習:4月23日(火)または24日(水)18:00~19:30
・事後学習:5月20日(月)16:30~18:30
・活動報告会:6月17日(月)16:30~17:30
活動日数 7日
支援対象者実人数 17人
支援対象者延べ人数 17人
参加ボランティア実人数 17人
参加ボランティア延べ人数 68人
本助成金による活動の成果
能登半島の最北端にある珠洲市での支援活動では、近隣エリアでの宿泊先の確保が難しく、移動に時間がかかることが課題となっていた。今回、卒業生が所属する石川県精神保健福祉士会が支援拠点としている穴水町の地域活動支援センターを宿泊先とする便宜を図っていただいたことにより、珠洲市への移動が比較的短時間で可能となり、多くの活動時間を確保することができた。
第1クールでは4軒、第2クールでは6軒の被災者宅にて家財の片付けや災害ゴミの搬出等を行ったが、高齢者世帯も多く、個別では難しい重い家財の搬出などを通して、生活の再建に向けた一歩を踏み出す一助となれたのではないかと思う。
活動の開始時には、被災者の方々のなかには表情が硬く口数が少なかった方が、学生とともに作業をするうちに少しずつ笑顔で話をするようになり、活動終了時には、心を開き、今の思いを学生たちに語ってくださった場面もあった。搬出される物品一つひとつの思い出をお話しくださるなかで、学生たちはそれが「災害ゴミ」ではなく、被災者の方々にとって「大切な思い出の品々」であることを理解した。共同作業により、学生と住民が少しずつ心を通わせ、家財の片付けとともに「心の整理」にもつながったように思う。
また、学生にとっても、
①事前学習での動機や目的の意識化、
②被災地域の現状を肌で感じ、住民の方とともに汗を流した経験、
③事後学習での振り返りを通して活動の効果や意義、今後の展開等を考えたこと、
④活動報告会で他者にも広く関心を喚起したこと、これら一連の取組を通して、災害支援への理解や防災意識を高めることができ、継続的な支援活動を展開していく人材を育成するきっかけとなった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
今回、現地を訪れて現状を肌で感じたことで、被災地の復旧・復興は長期間にわたる支援が必要であると実感した。参加した学生からも大学生ならではの今後できることの提案や、大学内でもできることなどのアイディアが出された。住民の方とお話をさせていただいたことで、今後さらに被災された住民の方との心の交流や気持ちに寄り添う活動ができればという意見も出た。また、今回、卒業生の仲介により、珠洲市社会福祉協議会とつながることができた。このご縁を活かし、継続して珠洲市の復興支援に関わっていきたいと考えていること、次は夏期休暇中の再訪を検討していることを伝えたところ、次は「珠洲ささえ愛センター」との連携によるサロン活動を行うことになった。9月3日(火)~6日(金)の日程で、珠洲市内の仮設住宅の集会所にて、学生企画によるサロン活動を実施した。次回は、2月に実施する予定である。今後も「利他共生」の思いと本学の専門的資源を併せながら、息の長い継続的な支援活動を進めていきたいと考えている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.shukutoku.ac.jp/news/nid00003830.html
https://www.shukutoku.ac.jp/news/nid00004036.html
寄付してくれた人へのメッセージ
このたびは、皆様のご支援により、被災された方への支援活動を行なうことができました。心より感謝申し上げます。
大学には、体力があり、様々な特技や豊かな創造力をもつ若い世代の学生たちが大勢います。また、専門的な知識や技術をもつ教職員がいます。そのような強みがある一方で、大きな組織であるが故に、予定していなかった事業を実施する際に、意思決定や費用面も含めてスピード感をもった対応をすることが難しいという弱みもあります。
今回、皆さまにご支援いただいたことにより、私たちの強みを活かした支援活動をすることができ、学内にもこのような活動の重要性や成果を伝えることができました。今回の活動がきっかけとなり、夏期休暇中の活動にもつながりました。春期休暇中にも予定しています。
バトンをつなぐきっかけをくださった皆さまへの感謝の気持ちを大切に、今後もより強みを活かした支援活動を続けていきたいと思います。ありがとうございました。