能登半島地震支援

団体名 特定非営利活動法人木の建築フォラム

都道府県 東京都

助成額 2,930,000円

活動開始日 2024/9/1

活動終了日 2024/12/31

助成金で行った活動の概要
NPO木の建築フォラムは木造建築に関わる専門家の集団です。
2024年3月に能登半島地震支援WGを立ち上げ、主に下記の3つの活動を続けています。
1.被災建物の修復相談
 木造建築の専門的知識を持ったメンバーが被災建物を直接確認し、建物の被災状況に応じて、直せるか解体するのか、直す場合はどのように直すかなどのご相談に対応しています。
2. 地域の拠点づくり
 安全で快適なまちの拠点となる場を作り出す準備を進めています。
3. 復興住宅の提案
『NPO木の建築フォラムが提案する能登地域型復興住宅』として5つの復興住宅提案を冊子にまとめました。

活動日数 82日

支援対象者実人数 32人

支援対象者延べ人数 36人

参加ボランティア実人数 27人

参加ボランティア延べ人数 180人

本助成金による活動の成果
 NPO木の建築フォラムは木造建築に関わる専門家の集団です。
2024年3月に能登半島地震支援WGを立ち上げ、主に下記の3つの活動を続けています。
 ひとつは、集落の区長さん、議員さんなどからの要請を受け、能登半島地震によって被災した建物の復興のお手伝いです。具体的には、木造建築の専門的知識を持ったメンバーが被災建物を直接確認し、土地や建物の被災状況に応じて、直せるか解体するのか、直す場合はどのように直すかなどのご相談にのっています。また、公的助成金をどのように利用できるかをともに考えています。木の建築の専門的な知識を持って被災された皆様に寄り添うことで、暮らしの復興の道筋が少しでも見出せるように活動しています。
 二つ目の活動としては、住みなれた場所を離れて避難している方々やボランティアの方々が集落に宿泊できる拠点づくりです。所有者さんの同意を得られた被災建物を修復し、当面の間は集落で運営する、安全で快適なまちの拠点となる場を作り出そうとしています。まだ道半ばですが、住みなれた場所に人々が戻ってくる、あるいは、新たな人々が訪れる一つの理由になってくれることと思います。
 三つ目の活動としては、復興住宅の提案を行なっています。
各地で公費解体が進んでいます。発災当初と比べ、昨年秋頃から被災者のニーズが変わってきたように感じます。住みなれた家を壊さざるを得なかった方々は、現在の仮設住宅後の住まいの話をするようになりました。木の建築フォラムでは、安全で快適な、コンパクトな住宅、家族で暮らせる中規模の住宅、大きな伝統的な住宅を部分的に安全で快適にする修復の提案をしています。これらを『NPO木の建築フォラムが提案する能登地域型復興住宅』として冊子にまとめました。今後、ホームページに掲載するとともに、石川県内各地で配布します。能登の美しい風景に馴染む家を想像し、少しでも明るい未来をイメージしていただければと考えています。
 上記3つの活動における支援の対象人数は多くはないですが一つひとつ丁寧に対応しています。今後も引き続きこれらの活動を続けて行きます。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
NPO木の建築フォラムがこれまで続けてきた3つの活動は今後も続けて行きたいと考えています。
 ひとつ目の被災建物相談では、NPO木の建築フォラムのメンバーの建築士たちが直接被災建物にうかがっています。今後も少しずつメンバーを増やし、一人でも多くの方に専門的見地からのアドバイスをしたいと思います。課題としては、支援助成に人件費を盛り込みにくいことです。専門家が多くの時間を被災者相談につかいます。交通費の他に人件費の助成をいただけますとより多くの方々のご相談に応じられると思います。
 ふたつ目の拠点作りには、大工をはじめ建築専門職人を必要とします。被災地の職人は、自らも被災して遠方に避難していることもあれば、これまで自ら関わった建物の修復などに追われている場合もあります。被災地に残る職人たちが他の地域からの職人と協働出来るような体制づくりも必要です。拠点作りでは若者を中心としたワークショップなども開催したいと考えています。
 三つ目の復興住宅の提案には多くの建築士が関係してきました。今後、被災各地の復興住宅建設に関わる個別のご相談に対応していきたいと考えています。復興に関わる建築士への支援をお願いいたします。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.facebook.com/profile.php?id=100064600213057
https://www.forum.or.jp/



寄付してくれた人へのメッセージ
 私たちの支援活動を寄付により支えてくださっている皆様には大変感謝しています。ありがとうございます。
 NPO木の建築フォラムが能登地震支援活動をはじめた当初は、私たち木の建築に関する専門性を持った建築士が被災地の皆さんのお役に立てることができるかはわかりませんでした。実際に被災者の方々とお話しをすると、どなたも一つの道筋が見えるようになっているのではないかと感じています。
 この度の能登半島地震での被災建物の大多数が古い木造建築でした。NPO木の建築フォラムの支援メンバーは日頃から木造建築に関わっている者です。被災建物をどのように直せるか、耐震性が高く年間を通して快適な室内を持つ建物をどうしたら実現できるかを知っています。
 こうした職能を持って、被災建物の所有者さんに寄り添った助言を行い、修復の道筋をつけ、その後の活用を見出すこと、あるいは新たな復興住宅の設計提案を行うこと。こうしたことが被災地でたくさんの方々に待ち望まれているように思います。今後も多くのメンバーが被災された方々に寄り添えるよう、引き続きの支援をお願いいたします。
 最後になりましたが、ボラサポを運営されている社会福祉法人中央共同募金会の皆様にも感謝いたします。