都道府県 石川県
助成額 2,980,000円
活動開始日 2024/1/1
活動終了日 2024/12/31
助成金で行った活動の概要
能登の食や伝統を未来につなぐプロジェクト
(輪島塗のレスキュー)先祖代々使われてきた輪島塗をレスキューし、未来の利用者へ繋ぐことにより、能登の伝統文化を繋いでいく活動を行った。また、瓦礫を撤去しながら、輪島塗レスキューで1軒1軒お話しを聞きながら進めるため、住民さんの問題解決の相談に乗ったり、問題解決したりというサポートもすることができた。またその輪島塗を美術館など3ヶ所で展示したり、首都圏でイベントに参加し、能登の震災を風化させない取り組みも行った。
復興マルシェを毎月開催し、多数の来場者があった(被災した事業者にも販売のチャンス、コミュニティの場作り、郷土料理の継承などを目的とした)
その他 瓦マッチングサポート 瓦礫撤去し思い出の品を探すサポートや碁笥(ごけ)のレスキューなども行った。ボランティアツーリズムを開始し、ボランティアに参加してもらい、実情を知ってもらう活動を行った。
活動日数 156日
支援対象者実人数 4,550人
支援対象者延べ人数 4,550人
参加ボランティア実人数 179人
参加ボランティア延べ人数 559人
本助成金による活動の成果
能登の食や伝統を未来につなぐプロジェクト
瓦礫を撤去しながら、輪島塗をレスキューし100軒以上のお家から輪島塗を託された。総数が2000客以上に上り、そのうち200客以上を次の持ち主に繋ぐことができた。能登ではどの家にも輪島塗の御膳があり、それを子孫に守る繋ぐことが能登人のアイデンティティでもあった。この震災で住む場所もものを置く場所もなくなり捨てざるを得なかった輪島塗をレスキューし、繋ぐことが能登の文化を繋ぐ一助になる。この能登サポの活動が「能登の豊かな文化に向き合い、丁寧に継承する活動」と評価いただき第15回地域再生大賞のブロック賞を受賞した。また、金沢の21世紀美術館プロジェクト工房で開催された発酵文化芸術祭金沢でも活動を2か月に渡り展示し、2万人以上の来場者に能登の素晴らしい輪島塗の伝統、文化や、私たちの活動を知っていただくことができた。
復興マルシェ@三波公民館
2024年4月から毎月開催し、地域住民のコミュニティの場として定着しました。毎月3,500人の子供からお年寄り、または外部のボランティアさんなどのたくさんの方が訪れ、楽しいコミュニケーションの場となっている。また、店が被災して売上が落ちてしまった事業者にも販売のチャンスを提供することができ、また、食文化を繋ぐ場としてお講(お寺で作っていた)をランチとして提供し、地元のおばちゃんたちの知恵を繋ぐことを進めている。
瓦は瓦バンクや坂茂事務所などと連携を取りながら、情報共有し、瓦の保全に努め、小さな単位で住民さんに瓦の譲渡などを行っている。残念ながら、屋根から下ろすためにはプロの力が必要なため自分たちで瓦を下すのは難しいと判断した。
その他、碁筒(ごけ)のレスキュー、思い出の品のレスキューなどをサポートした。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
輪島塗レスキューは保管場所が問題となり、今後もレスキューを継続していくには倉庫などを確保する必要がある。地元住民は輪島塗以外も置き場所に困っており、サポートする方法がないか検討している。また、住民は今後の震災にも強い不安を感じており、それを解消するためにもオフグリッドに切り替え可能な家の暮らしを提案できるのではないかと考えている。また、家の建設費が高騰しており、解体後に自費で家を建てるのが難しい人が増えており、建設会社、設計士と相談し、被災地に建てる安心して住める家づくりの検討を始めている。今後も輪島塗の活動を継続し、広報活動も併せて続けて行きたいと考えている。今後は地元の保存食の知恵をまとめた本を出版予定で撮影を始めている。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://notosupport.sakura.ne.jp/
https://www.instagram.com/notosupport/
寄付してくれた人へのメッセージ
発災から1年が経過しました。始めて経験する大地震で、また、甚大な被害の中、自分の無力さを痛感する日々でした。そんな中、何か私たちでできないかと立ち上げたこの社団で、本当にゼロからの出発でした。ボラサポの助成金を認可いただき、この1年間は私たちなりに精一杯の復興支援をさせていただくことができているのも、皆さんのご寄付のおかげです。私たちの活動は、文化的な側面が強く、(もちろん発災からは物資の配布や、炊き出しなどをしていました)輪島塗の活動など、今する必要があるのかと思われがちですが、実は、先祖代々の輪島塗が家にあるから解体の申し込みができなかったという方、土砂の中から自分で輪島塗をレスキューされている方など、能登の方々の輪島塗に対する思いが強いだけに、被災ゴミにはできないという方がたくさんおられたのです。私たちは、インフラがやっと回復した状況で、これからどうやって復興していこうかというところです。私たちには美味しい食文化や素晴らしい伝統工芸があり、それは必ず、能登の復興の大きな力になると信じています。どうかこれからも、能登のことを少しでも思い出してくださるように、また、応援していただけるように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。