御祓地区被災者支援事業

団体名 御祓地域づくり協議会

都道府県 石川県

助成額 2,050,000円

活動開始日 2024/6/1

活動終了日 2024/12/28

助成金で行った活動の概要
 地域全域が甚大な被害を被り、住民は仮設住宅、親戚宅等地域外に居住地を移し、またそうでないものの多くは、自宅半壊などで自宅の取壊しや修繕を待っている状況であります。加えて、従前から高齢化率の高い地域性がありました。生活再建に取り組んでいる地域住民に常に寄り添い、住民同士が支え合うための居場所を提供するため、毎月1回「みそぎDeカフェ」を実施してまいりました。
主な内容は
①健康相談:地域の総合病院の協力で、健康相談、健康レクチャーの実施。受付で体温を計り、看護師が血圧測定を行い記録表を参考に必要によっては健康管理の相談を行ったり、健康のためのミニ講座を毎回開催実施。
②介護相談:地域包括支援センターの協力で、困りごと相談を実施。来場者全体に目を配り声掛けを実施。
③法律相談:金沢弁護士会の協力で、法律相談の実施。毎回2人まで事前受付を行い延べ8名が相談を実施。
④傾聴:地域の民生委員、福祉推進員、ボランティアの協力で積極的に声掛けを実施。
⑤100歳体操:参加者同士がビデオを見ながら実施。
⑥支援物資配布:毎回、自宅で1食分の食事ができるよう来場者と地域住民を対象に配布。
⑦配食サービス:孤立者を防ぎ、大勢で顔を見ながら食事をとることで食事の楽しみを取り戻してお貰いことを目的に、隔月で実施。機会を設けたことでボランティアによる炊き出しの支援を頂けた。
⑧送迎サービス:市内の仮設住宅で生活する高齢者の孤立が心配されるため、毎回案内チラシをポスティングしたり声掛けをしたりして参加を促した。後半2回は2台必要となり効果があった。
⑨演芸:期間中3回実施。7月は落語(慰問)、10月に歌謡ショー、11月に変面ショー、12月に寸劇(慰問)

活動日数 211日

支援対象者実人数 200人

支援対象者延べ人数 1,200人

参加ボランティア実人数 38人

参加ボランティア延べ人数 238人

本助成金による活動の成果
参加者が回を重ねるごとに増え、「前回楽しかったから主人も誘ってきた。」「友達を誘ってきた。」との声が聞こえるようになってきました。主催者が干渉しすぎず、居場所とコーヒーとお菓子の提供を行い見守りを行うことで、参加者同士が被災の状況を話したり、情報交換を行う姿が多く見られました。
受付の健康チェックでは、専門職(看護師)が血圧測定を行うことで、異常が見受けられた方に対して病院への受診を促すことができました。看護師さんは毎回、「脱水って何?」「気をつけよう食中毒」等々被災時に必要と思われる事柄について資料、映像を準備していただき参加者の日々の健康管理に大いに役立ちました。 演芸が行われる回は特に評判が高く、演者も地元の演芸チームでもあったことから会場全体が盛り上がり、心から楽しんでいる様子がみらました。
予定回数は7回で、内1回は台風の影響で中止となりましたが、地域の福祉に従事する団体が一致団結して6回やり遂げることが出来ました。実施主体者も高齢者が多いことから、毎月実施は厳しかったと最後の反省会ではそのような声も聞こえましたが、やり遂げた充実感で満ちていました。私たちの地域では日頃から、見守りネットワークの構築と実践について取り組んでおりましたので、これをきっかけに更にネットワークが強固なものになると確信しました。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
課題としては、社会的に退職年齢が上がったことに伴い、本格的に地域活動に参加する年齢が上がってきております。これによって、高齢者が高齢者のお世話をしている現状があります。次世代に繋ぐための人材育成や、限られた人材が深く、長く関わる現在の状況より、多くの人材が広く浅く関わる仕組みを地域で取り組む必要を感じています。また、若い世代が地域の行事に参加できるような企画や居場所づくりも必要ではないかと思っています。 今後の取り組みとしては、コミュニティーの再建が大きな課題であります。一旦地域を離れて生活すれば、そこが今後の生活拠点になり、地域が空洞化してしまうことが考えられます。地域を活性化させて、「仲間が住む地元に帰ろう。」と思える地域でありたいと考え、今回の成功体験を機会にして、今後も居場所づくりは定期的に開催していくつもりです。



寄付してくれた人へのメッセージ
能登半島地震に際して多くのご支援をいただき心から感謝申し上げます。発災後2日目から支援物資を届けてくださった県外ボランティアの方や、避難所の食事支援のためのボランティア団体等々の支援や励ましによって、震災のダメージから立ち上がらなければいけない!みんな応援してくれるから自分たちの力で前に進まなければいけない!との思いが芽生え始めました。自分たちの地域は自分たちで復旧復興するという気概を持ち「創造的復興」を目指し、地域づくり協議会独自で復興後のまちづくりプラン策定に取組んでおります。一方、生活再建の見通しも立たない高齢者や見守りが必要な方々を地域でサポートして地域全体で立ち上がっていこうと多くの住民が賛同して被災者支援事業の取り組み始めることにしました。ボランティアの方から、中央共同募金会の能登半島地震助成事業のことを聞き、早速応募させていただきました。参加者の多くは、地震で自宅に住めなかったり、修理を待っておりますが、地震で命が救われたことに、全国各地から支援物資が届いたこと、家の片付けを手伝っててくれることに感謝し、また、居場所の提供があり、そこに来ると心を寄せあえる人たちと語り会えること、このよう場を設けるにあたっては多額の経費が必要でありそれは共同募金会からの支援により賄われていること、被災地の復興に心を寄せて募金に協力いていただいた全国の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。