足湯等を通した被災者への支援活動(九州学生足湯隊)

団体名 CDSTおれんじぴーす

都道府県 熊本県

助成額 100,000円

活動開始日 2024/6/21

活動終了日 2024/6/24

助成金で行った活動の概要
現場作業、訪問足湯

活動日数 2日

支援対象者実人数 7人

支援対象者延べ人数 7人

参加ボランティア実人数 4人

参加ボランティア延べ人数 8人

本助成金による活動の成果
今回の助成金による成果は以下の2点が挙げられます。
1点目は現場作業の成果です。今回の活動では、家財道具の搬出とブロック塀を解体しました。ブロック塀の解体を通して新しい技術を習得し、今後の活動の幅を広げることができました。私たちにできる作業が増えることで少ない人数でも現場作業を効率的に進められるようになり、より多くの現場に対応することができると考えています。また、被災地には大量のニーズが残されているにも関わらず人手が足りていません。そんな中、今回私たちが活動を行うことで人手が増え、スムーズに作業を行うことができました。さらに、現場作業を行う中で住民の方から「いつ塀が倒れてしまうかとずっと不安だった」という声を聞くことができたり、災害後のエピソードを聞いたりすることができました。現場作業を行うことで直接住民の方の不安を取り除くとともに、私たちも住民の方の思いや経験などを知ることができたことは大きな成果でした。
2点目は訪問足湯による成果です。実際に被災された方のお家を訪問して足湯を実施し、おれんじぴーすで集めた支援物資の受け渡しも行いました。自宅という慣れた場所で足湯を行ったことで、リラックスした状態で足湯を楽しんでいただけたと考えます。実際に家を訪問することで、家の被害の状況を確認することができました。ヒビが入っていることや、地震によって生じた家の隙間から蟻が入ってくるなど、生活の中で困っていることを聴くことができました。また、初めて会う私たちのことを快く迎え入れてくださり、「遠くから来てくれてありがとう」という言葉をいただきました。心の中にある不安や悩み、辛かったことなどを話す事で気持ちの整理を行う時間になったのではないかと感じています。周りの人も被災して辛い思いをしており気持ちを表出しにくいため、遠くから来た私たちには気兼ねなく話せるのだと考えました。地震の話だけでなく、若い頃の話や昔の楽しい思い出を生き生きと話していらっしゃる姿を見ると、訪問足湯の時間が気分転換となり、精神的サポートができたと感じました。これから暑い日が続くため、体調管理に対する心配もあります。安否確認や住民の方の心のケアを行うために訪問足湯を続けることの意義は大きいと考えます。心のケアが必要であると確認できたことと、被災した高齢者の方の暮らしの場を見れたことは大きな成果でした。

事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
活動を通して確認できた課題とそれに対する今後の取り組みについて、以下の3点が挙げられます。
1点目は現場作業についてです。石川県七尾市は、7月末に集積所が閉鎖する予定となっています。これにより、災害ごみを搬出するというニーズを優先的に対応しなければならないという状況下にあります。けれども、活動の成果でも述べたように、依然ボランティアが不足しているため、依頼に対し対応が追いついていないという課題があります。この課題に対して、私たちが継続的に現地へ赴き活動し続けることで解決を試みます。これまでの活動で培った技術を生かしつつ、他団体の方とも協力して作業を行うことでより円滑な作業を行うことが出来ると考えています。また、現場作業を行う中で、住民の方が抱える思いに耳を傾けることで不安な気持ちに寄り添うことを目指します。
2点目は被災者の心のケアについてです。1点目で述べたように現場作業のニーズが高まっていることで、訪問活動を満足に行うことができていないと現地の団体の方からお聞きしました。災害が発生してから半年が経過してもなお、被災者のお家を訪問し心のケアに携わるボランティアが不足しており、被災者一人ひとりに寄り添った心のケアが行われていないという課題があります。この課題に対して、足湯を通した心のケアに特化した私たちが現地で活動することで解決を試みます。外出の機会がなかなかない住民さんの傷ついた心を置き去りにしないように支援を届ける取り組みを継続したいと考えています。
3点目は新たな課題についてです。今回の活動を通して連携団体の方から現在子どものPTSDの問題が明らかになってきている中、子どもたちに対する支援や子育て世帯への支援が薄いという情報を得ることができました。この課題に対して、子どもたちを対象としたイベント等を実施することで解決を試みます。比較的子どもたちと世代が近い私たちだからこそ、引き出すことができる思いもあると考えています。また、今後さらに発災から時間が経過することで災害の風化が進んでいくことが予想されます。私たちがSNSを通して現状の発信を続けることで、風化を防止することにつながると考えています。
以上の3点が今後の課題とその取り組みです。CDSTおれんじぴーすは上記の取り組みを継続し、被災地の状況に応じて柔軟に取り組みたいと考えています。

助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://www.instagram.com/cdst_orange_peace?igsh=MXVnNDd5MjExMDV6eg==



寄付してくれた人へのメッセージ
この度も、皆様に募金していただいた助成金を使用することで現地に赴いて活動することができました。誠にありがとうございました。 今回の活動はCDSTおれんじぴーすとしては6回目になります。6月22日から6月23日にかけて石川県七尾市で連携団体sien sien westとともに活動し、家財搬出を3軒、ブロック塀の解体・搬出を4軒、被災者のお宅を訪問して行う足湯ボランティアを計2軒、2名の方に実施することが出来ました。 CDSTおれんじぴーすは、令和2年7月熊本豪雨災害をきっかけに九州看護福祉大学に通う大学生で設立したボランティア団体です。熊本県人吉市で被災者を対象とする足湯を通した寄り添いボランティアなど、災害発生当初から現在まで様々な復興支援活動を実施してきました。今回の令和6年能登半島地震でも、足湯ボランティアを通して被災された方々の声に耳を傾け、心身のケアに繋ぐ支援をしたいという想いがありましたが、団体の構成員が学生であるために熊本県から石川県までの交通費の確保が難しく、大きな課題となっていました。私たちはこの交通費として助成金をいただけたことで現地に赴くことができ、被災者に寄り添う活動を実施することができました。心より感謝しております。熊本県から来たことを喜んでくださる方が多く、被災者の励みになったと感じています。今後とも、被災された方々が安心して日々を送ることができるよう、足湯を通した寄り添い支援を柱としつつも、新たなニーズに対して私たちができることを考えて参ります。一日も早い被災地の復興を願いながら被災地に寄り添った支援を継続していきたいと考えております。 今後とも応援のほどよろしくお願いします。SNSでも活動の様子を発信しておりますのでご確認いただけると幸いです。 CDSTおれんじぴーす 一同