都道府県 東京都
助成額 240,000円
活動開始日 2024/1/13
活動終了日 2024/1/29
助成金で行った活動の概要
■1月13~15日
石川県庁、及びいしかわ総合スポーツセンターへ、鍼灸マッサージ支援のアドバイザーとして副代表の前之園を派遣した。石川県庁では地元行政職員の、1.5次避難所となったいしかわ総合スポーツセンターでは避難者の健康管理に寄与すべく、石川県保健医療福祉調整本部より求められた鍼灸マッサージによる支援について、地元の業界団体である石川県鍼灸師会/石川県鍼灸マッサージ師会、および全日本鍼灸マッサージ師会と日本鍼灸師会が合同で立ち上げた「災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会」へ、プライバシーの確保された施術スペースの設置方法やカルテの整理方法に関する工夫等をアドバイスした。
■1月27~29日
能登中部保健医療福祉調整本部より七尾市における鍼灸マッサージ支援の打診を受け、当団体と七尾市との間で文書を交わして支援が開始された。
27日(土)は金沢市在住の現地カウンターパートの協力を得て、金沢にて七尾市までの経路を確認、および交通手段(自動車)を確保した。
28日(日)朝に七尾市に入り、窓口となった七尾市役所保健福祉部健康推進課において、休日出勤されていた職員10名へ施術および血圧測定等の保健活動を行った。職員は発災後一日も休んでいない方や、避難所から職場に通っていた方等、自らも被災者であった。
「仕事で帰りが遅くなることも多くなり、気力がなく家事などがあまり出来ずにいる」「いま目の前にやる事がたくさんありすぎて、先が全く見えずに不安」といった声に、施術者たちは耳を傾けた。
29日(月)朝は今後の支援体制を整えるために会議を行い、支援の継続を決定して帰路についた。
活動日数 6日
支援対象者実人数 10人
支援対象者延べ人数 10人
参加ボランティア実人数 5人
参加ボランティア延べ人数 18人
本助成金による活動の成果
■1月13~15日の成果
石川県鍼灸師会/石川県鍼灸マッサージ師会、および全日本鍼灸マッサージ師会と日本鍼灸師会が合同で立ち上げた「災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会」によりその後も続けられる石川県庁およびいしかわ総合スポーツセンターにおける鍼灸マッサージ支援の土台作りに寄与した。
■1月27~29日の成果
被災した七尾市職員への鍼灸マッサージ施術を通し、身体面の疲労感の軽減、および僅かな時間でも仕事から距離を置いてもらうことによるメンタル面のケアが期待され、結果として被災地の早期復興に寄与したと言える。
またこの初回活動が評価され、その後同年5月まで続くことになる市職員および一般避難者への支援の礎となった。
事業を実施する中で見えてきた課題と今後の取り組み
被災した地元の自治体職員や避難所避難者の心身の疲労や痛みに対する支援に鍼灸マッサージが有効であることがあまり知られていないことから、支援体制は整っていながら現地入りによる支援開始が遅くなった。学術的な裏付けや広報活動を通し、より早期に支援を開始できるよう努めて参りたい。
助成決定した活動を報告したSNSやホームページのURL
https://sinkyu-sos.jimdofree.com/
https://www.facebook.com/shinkyu.sos
寄付してくれた人へのメッセージ
この度はご支援を賜り、誠にありがとうございました。お蔭様で、鍼灸マッサージを通し、被災された方々の心身の苦痛を直接取り除く活動を滞りなく行うことができました。
被災された方々の体調管理に携わるためには、単発ではない継続した活動が必要です。ところが、災害鍼灸マッサージプロジェクトに全国各地から参加した鍼灸マッサージ師たちが繰り返し被災地へ赴くには、自らの資金だけでは難しい状況でした。特に支援開始時は物品の輸送その他によりどうしても費用がかかります。
皆様のご支援のおかげでこうした課題を乗り越えることができ、丁寧で有意義な活動を展開することができました。
また私たちの活動は、避難者の方々ばかりではなく、自らが被災者でありながら睡眠時間も削って復旧活動にあたる自治体職員や医療職といった地元の支援者も施術対象としておりました。
このような支援者を支援することは被災地の環境を整え、速やかな復興につながりますが、これを目的の一つとした活動を行う医療ボランティアはほとんどありません。
避難所避難者支援と並行して行ったこちらの活動についても同じく、皆様からのご支援があったからこそ継続的に実現できました。
心身の苦痛の緩和された受療者の方々の笑顔は素晴らしいものでした。被災された方々になり代わりまして、厚く御礼申し上げます。